医薬品(OTC)・健康食品・スキンケア・管理医療機器等の販売 天野商事株式会社

TEL:052-951-2340 FAX:052-951-7954メールフォームでのお問い合わせ

menu

今月のトピックス

平成27年の記事一覧

平成27年12月1日付

 こんにちは。季節はずれの暖かさから一気に冷え込み、いよいよ冬本番ですね!冬の健康トラブルとしては、
  • 風邪、インフルエンザ、ノロウイルス、気温差による体調不良、心臓病
  • 乾燥肌、手荒れ・ひび割れ
  • 冷え性・・・最近は女性だけでなく、男性でも足先が冷える・温めてもなかなか改善しない人が増えています。
  • 足のトラブル・・・痛みによる歩行困難や、加齢による水分保持力低下で乾燥して足のカカトのひび割れに悩む方が多い。
"お客さん目線"で発信できること、試していただけること、気づいていただけることは色々ありますね!

 今年も締めの師走。今月も『モノでなく、お客さん目線で考える!』という視点から3つシェアしたいと思います。
 1つめは、『平均寿命より健康寿命!』より。
  • 男性で9年、女性で12年もある平均寿命と健康寿命の差を縮める試みが始まっている。
  • 横浜のある介護施設では、"美容教室"を開催。化粧することで楽しさと共に若返りも期待でき、横浜市では化粧することで介護費用が一人当たり年1万4千円減るとの試算も。
  • 長野県松本市では高齢者向けのウォーキングルート整備や体操教室に加え、若い年代からの取り組みが重要だとして30~40代への認知症予防や生活習慣改善指導に乗り出した。
 健康寿命を延ばすためには、こうした生活習慣の見直し・日々の軽めの運動習慣と共に、「外に出る機会を作る(人と接する、話す、予定を入れる)」ことが大切ですね!そして、そうした場【コミュニティ】を提供したいですね!


 2つめは、先月の日経流通新聞・小阪裕司先生のコラムから、『絆が生む"くつろげるお店"』
  • ある漬物店さんの事例で、まずは店頭での声掛けから始めた。
  • だんだん会話が弾むようになり、次に狭い店内だがくつろげるスペースを作り、お茶を出すようにした。これにより、これまであまり話をしてくれなかったお客さんまでもが、くつろいで、趣味や家族の話をしてくれるようになった。
  • こうした流れを経て、店が老朽化してきたこともあり、店主は全面改装に踏み切られた。
    • そこでは無駄なスペースをあえて作った結果、日替わりでの珍しいお茶のサービスがますます喜ばれるようになり、以前にもまして会話が弾むようになった。
    • 今では、従来からの常連客さんだけでなく、初めての来店客も増え、自ら色々と話してくれる。。。
どの様な業種においても、今後こうした【場作り!】はますます大切になりますし、喜ばれますね!


 3つめは、調剤薬局ジャーナル11月号の社説から『調剤+買い物の楽しさを提供する!』
  • ドラッグストア業界は伸びがなくなってきており、価格競争から質の時代への転換をせざるを得なく、色々な動きが。
    • カフェスペースを作って高齢者や育児中の親に休憩してもらい、健康相談や販売促進につなげる。
    • 調剤併設だけにとどまらず、在宅医療・介護まで手掛ける先も。
  • これに対して調剤薬局は、"生活者が何を望んでいるのか"を全く理解していない経営者・薬剤師が少なくない。
  • 実際の生の声として、門前薬局に行ったら機械的に処方箋を受け取り、笑顔もなく「お薬手帳ありますか?」と。
 せめて「お体はいかがですか?」ぐらい声をかけられないのか・・・と。
その他、かなり手厳しい文面でしたが、今後【健康サポート薬局】の議論がさらに深まり、色々な指針が表に出てくるに従い、生活者も認識を深めていきます。
  ◇待合室には、椅子と簡単な雑貨以外に何もない。  ◇機械的な会話があるだけ。
  ◇処方箋がないと入りづらい。
・・・で今後、選ばれる薬局(かかりつけ薬局)となれるでしょうか?

 最後に、先月発売したビアンセ・ハンドクリームについてです。数年がかりで出会えた"隠れたロングセラー"を弊社仕様に成分をプラス配合しましたが、【べとつかず、肌にしっとり】【刺激が少なくお肌にやさしい】とお試しいただいた女性(奥様・薬剤師・スタッフの皆様)の8~9割から好評いただいています。

代表取締役 天野晃治


※週2回のブログ【天野Cozy】では、ワンポイント事例を配信中!弊社ホームページ、又は読者登録下さい。
※薬局新聞に、月1回"さあ、気軽に薬局へ行こう!"と題したコラムを書いていますので、お読み下さい(12/2号・1/13号)。



平成27年11月2日付

 こんにちは。10月の最終週から一気に気温が下がりましたね。風邪対策、冬に向けて体を温める習慣づけの提案、スキンケア対策に加えて、流行が例年より早いノロウイルスやRSウイルスへの注意喚起が望まれます。
 さて、健康情報拠点【健康サポート薬局】のあるべき姿を巡る議論はさらに紆余曲折がありそうですが、地域住民の健康のインフラとしての"かかりつけ薬局・かかりつけ薬剤師"に求められるものは、ある程度は予測できる形(試行錯誤を含めて)になってきたとも言えますね。

 今年も早や残り2ヶ月。今月も『モノでなく、お客さん目線で考える!』という視点から3つシェアしたいと思います。

 1つめは『流通情報誌「激流」先月号のテーマ"物販業から生活インフラ業への転換"』より。
  • 数年も前に飽和状態になったと言われながら、なお出店が続くコンビニ業界。以前は若者がメイン客でしたが、今や中年から地域に住む高齢者にも支持される生活インフラに変わってきています。
  • 超高齢社会となり、半径500メートル商圏時代となってきた今日、コンビニ業界だけでなく、【インフラ的なポジション】を目指さないと生き残れず、
      ・狭小商圏にあって、いかに顧客との接点を増やすか?
      ・価値体験してもらえる場をいかに提供するか?
  • 物販中心からサービス提供という考え方へのシフト。
    ・・・我々の業界で言えば、「薬を売るだけ・渡すだけでなく、健康を売る・サービスする」へのシフト。

 2つめは、『高齢者の介護が必要となった理由』より。
  • 理由の上位5つは、①脳血管疾患 ②認知症 ③高齢による衰弱 ④⑤関節疾患と並んで、転倒・骨折。
    これを見ても、健康長寿のために、日々の軽めの運動習慣は重要で、足腰や体幹を鍛えることは、転倒・骨折予防だけでなく、認知症予防にもつながります!
  • デイサービスは参入が相次ぎ全国に43,000ヶ所に達しましたが今春の介護報酬減額で淘汰が始まっています。
    そんな中で最大手のツクイが差別化の為に、自転車型のトレーニングマシンを導入するとの記事。
    • そのマシンでは、ペダルをこぎながら前方のタッチパネルで課題に取組む。
    • 簡単な計算問題を解いたり、動物のイラストから名前を選んだり、短い時間で数字を記憶したりする。
  • 「軽い運動しながら頭を使う」「同時に2つ以上のことをする」のは認知症予防に大変効果があると言われており、私が参加しているNPO法人"健康な脳づくり"では【認知症予防実践プログラム】を薦めています。
 実際、【ミラクルグリップ】【JPクッション】を使って店頭で気軽な体験会や予防セミナーをやられたり、施設への提案をなさっているお店様では、色々な成果や可能性が生まれています。


 3つめは、先月の日経流通新聞・小阪裕司先生のコラムから『商品・サービスの価値を使いきっていただく』
  • あるリース会社さんの事例で、スムーズに取引が続いている顧客と、そうでない顧客がある理由を考えたところ、
      ①そもそも自社の商品・サービスに価値がない場合
      ②顧客に、自社の商品・サービスの価値が伝わっていない場合
      ③顧客が、自社の商品・サービスの価値を使いきっていない場合
         ・・・の3つの場合が考えられた。
  • ①は問題外ですが、②と③は我々が日々直面している課題ですね!
 ②の場合ですと、事例・メリットをお伝えしながら、関心を持っていただく・試していただく様にしていきたいですし、③ではせっかく「お客さんのためになる!」と思って提供したものを十分活用して頂く様に、価値を使い切っていただく様に、継続して発信・フォローすることが不可欠ですね。自戒を込めて。。。

 最後に、私自身が家内や娘達に使わせたいハンドクリームのご紹介です。色々試作しましたが、なかなか「ベタベタ感があってもしっとり」「刺激が少なくてお肌に優しい」ハンドクリームがなく、この度ようやく隠れたロングセラーに出会い、弊社仕様に成分をプラス配合しての発売となりました。

代表取締役 天野晃治


※週2回のブログ【天野Cozy】では、ワンポイント事例を配信中!弊社ホームページ、又は読者登録下さい。
※薬局新聞に、月1回"さあ、気軽に薬局へ行こう!"と題したコラムを書いていますので、お読み下さい(10/7号・11/11号)。

平成27年10月1日付

 こんにちは。秋の訪れと共に、気温差が大きくなっています。体調を乱しての"秋バテ対策""カゼ対策"と共に、冬の到来に向けての、"スキンケア対策"や、体を温める習慣づけの必要性を店頭から発信していきましょう。
 先月の敬老の日の発表では80歳以上の高齢者が初めて1000万人を突破し、65歳以上人口は3384万人となり総人口に占める割合は約27%に。【健康長寿】への関心がますます高まっていきますね。

 今年も早や10ヶ月め。今月も『モノでなく、お客さん目線で考える!』という視点から3つシェアしたいと思います。

 1つめは、『お客さんの行動が売上を創る!』
小阪裕司先生は、・・・モノが売れるから売上が上がるのではなく、人(お客さん)が行動してくれることによって売上が上がるのだ」・・・と言われます。
  • お客さんの行動が売上を創るとすると、【お客さんにどんな行動をとっていただきたいのか?】
    • 来店してほしいのか?
    • 決まったものだけでなく、他のものにも関心をもってほしいのか?
    • 試していただきたいのか?
    • 体験会や相談会に来ていただきたいのか?
  • 例えば、弊社の【リンクルクリーム】の場合、デカPOPを見られて入店されたり気になって質問のあったお客さまに、チラシ付きの試供品をお渡しする。しかも、ただお渡しするのではなく、・・・必ず、今夜お風呂に入って寝る前にたっぷり塗ってくださいね。朝のお肌のハリ・しっとり感が全然違うから!」とひと言添える。
  • 【デンタルジェルα】なら、・・・口から病気が始まると言われますので、これ読んでおいて下さいね」とリーフを渡す。
  • 【ミラクルグリップ】なら、店頭で実際に試していただきながら認知症予防や改善事例をお話する。先月うかがった相談薬局さまでは、店頭で楽しく【JPクッション】を試して頂いていて月10枚以上(!)販売されています。

 2つめは、先日NHKで放送された認知症特集『アルツハイマー病進行を食い止める秘密とは』
  • 認知症の進行を遅らせる薬はあっても治療したり予防したりする薬がない中で、いかに認知症にならず、なっても軽度のままでとどめるか。
  • 番組では若年性アルツハイマー病を発症して9年たっても元気に暮らす男性に密着。大事なのは以下の3つ。
    1. 早期発見
    2. 進行を遅らせる生活・・・①くすり ②適度な運動習慣 ③日頃からの生活習慣病対策
    3. 社会参加を続ける・・・社会・世間と関わりを持ち続けること。今日行く場所や、今日やる用事があること。
 先月、私が参加してるNPO法人"健康な脳づくり"による名古屋市天白区平針南での【認知症予防実践プログラム】の第2弾がスタートしました。こうした【場作り】は、地域の健康のインフラである薬局さん・調剤薬局さんでは、是非、おやりになることをおススメします。


 3つめは、理央周(りおうめぐる)先生の新刊『営業の超思考(売ろうとするから売れない)』の第3章の"実例"より。
  • 無料勉強会をひらいて、既存のお客さんや新規のお客さんに来てもらう。
    ・・・これは健康セミナーでも、無料相談会でもイイですね!
  • 交流の場を提供する。
    ・・・直接、商売に関係ないイベント(料理教室、手芸教室など)をやる。【交流の場を提供する】ことによって"自分のことをもっと知ってもらう"、"自店に親しみをもってもらう"。
  • ふだんから有益な情報を提供することにより、"何かあった時""聞きたいと思った時""買おうと思った時"に、自社・自店のことを一番に思い出してもらえるようにする。



 最後にご連絡ですが、老朽化した本社ビルを解体・新築することとなり、今月より下記事務所へ移転致します。
〒453-0048 名古屋市中村区佐古前町9-2(地図はこちら
TEL(052)462-1120  FAX(052)462-1225
尚、従来の電話及びFAX番号もご利用いただけますので、よろしくお願いいたします。

代表取締役 天野晃治


※週2回のブログ【天野Cozy】では、ワンポイント事例を配信中!弊社ホームページ、又は読者登録下さい。
※薬局新聞に、月1回"さあ、気軽に薬局へ行こう!"と題したコラムを書いていますので、お読み下さい(10/7号・11/11号)。

平成27年9月1日付

 こんにちは。ようやく過ごしやすくなってきましたね。特に猛暑日が続いた今年は、厳しい暑さの屋外と冷房の効いた室内を行き来するうちに自律神経が乱れ、疲労蓄積や食欲不振に陥る"夏バテ"の人が多かったですし、ここにきて気温差も激しいので"体調管理""秋バテ対策"も必要ですね。
 弊社製品でも【デスクワンD】【北海道産100%黒豆茶】の低価格品はもちろんのこと、十全大補湯ドリンク剤【補全】や天然アミノ酸ドリンク剤【ミネドリン】は試飲を熱心におやりのお店ではお客さんの反応が上がっています。
 厚生労働省は市販薬を年間1万円以上買う世帯の税負担を軽くする制度を、2016年度の税制改正要望に盛り込むと発表しました。色々な意味で【かかりつけ薬局】への試行錯誤が問われてきますね!

 今年も早や9ヶ月め。今月も『モノでなく、お客さん目線で考える!』という視点から3つシェアしたいと思います。

 1つめは、『キッカケ作りの大切さ。・・・初めて行った酒屋さんに1時間もいました!』
  • 先月8/10のブログ(第361号)に書いたのですが、友人おススメの岐阜県加茂郡の酒屋さんに行きました。
    お店に入りワイン売場に近づくと若主人が試飲を勧めてくれ、今日ここへ来た理由を話すと、ワインセラーに案内され自分のワイン選びの考え方や交流が深い作り手さんの話をしてくれました。
  • 誠実な姿勢に関心しながら話を聞いていくと、結構いい外食店やホテルにも納入されている。極め付きが、そのうちの一軒が名古屋の弊社の目の前だったこと!これで一気に距離感が縮まりました(^ ^)。
  • 日本酒の品揃えも半端でなく、こちらは主人と奥さんが色々と試飲させてくれ、楽しい日本酒談義に。
  • その間、私ども夫婦の様に初めて来たらしいお客さんや近所の方が入れ替わり来店。「秋になると・・・」のお知らせも聞き、次回【お店に行く理由】まで出来ました。
 今回、改めて【キッカケ作り】の大切さを再認識しました。試飲であれ、店頭体験会であれ、何かがキッカケとなり、会話が深まったり、楽しい買物と共にご縁が拡がっていくことは素晴らしいですね!

 2つめは、『軽い運動で認知症予防』。先日の日経新聞からの抜粋で、
  • 認知症の前段階と言われる軽度認知障害の段階で、運動トレーニングなどによって認知症発症を予防しようという機運が高まってきている。
  • 「最近、物忘れが増えたな・・・」と気づいたら、軽度認知障害の可能性もあるので、運動習慣で防ぐ。暗算しながらだと効果がアップする。
  • ただ歩く、ただ足踏みするのではなく、同時に2つ以上のことをするのが認知症予防に良い!・・・と言われます。
 私がお手伝いしているNPO法人"健康な脳づくり"の認知症予防実践プログラムでも、
  • 【ミラクルグリップ】を握りながら、【JPクッション】を上り降りします。その時に同時に引き算の暗算をする。
    • 「100-7は?=93」→「93-7は?=86」→「86-7は?=79」・・・と、大きい声を出して続ける。
 店頭での体験会、調剤待ちの患者さんや施設への紹介などで、実績を出されるお店様も増えてきています。

 3つめは、理央周(りおうめぐる)先生の新刊『営業の超思考(売ろうとするから売れない)』の第1章から抜粋。
  • 人は関心のないものには関心を示さない。
    • 関心のないものを売り込まれれば当然避けるし、ストレスすら感じてしまう。
  • お客さんは、あなたの売上やあなたの店の利益には関心がない。
    • 関心があるのは自分の利益・・・買うことによってのメリット、使うことによって得られる効果、知らなかった価値。
  • 人は自分に関心をもってもらえると、相手に好感をもつ!
    • 優秀な販売スタッフや営業マンは自分が話す代わりに顧客の話をよく聞く。売れない人ほど一方通行でトークする。
  • 「売れた」はあくまでスタート。大切なのは「その後」だ!
    • 顧客の立場からすれば、買ってからがスタート。
【ふれあいの場(コミュニティ)】作りへ色々とやっていきましょう!

代表取締役 天野晃治


※週2回のブログ【天野Cozy】では、ワンポイント事例を配信中!弊社ホームページ、又は読者登録下さい。
※薬局新聞に、月1回"さあ、場作りしましょう!"と題したコラムを書いていますので、お読み下さい(9/9号・10/7号)。

平成27年8月3日付

 こんにちは。先月中旬より一気に猛暑モードになりましたね。熱中症や体調不良の方が多く出ましたし、ノロウイルスによる食中毒ニュースも流れました。関連する夏バテ・夏カゼ・ニオイ・食中毒対策の発信が望まれます。
 一方、薬局を巡る環境や分業バッシング、そして、本来意味するところの【かかりつけ薬局】の定義が年内にもまとめられるとされる中、先月弊社担当者と相談薬局さん・インショップさん・調剤薬局さんに伺った際、
  • この先の自店のあるべき姿、コミュニティ作り
  • 気軽な相談会や健康セミナーの開催
  • 調剤待ちのお客さまへの対応や什器設置
・・・など色々なお話を聞いたり、事例をお伝えしました。

 今年も早や8ヶ月め。今月も『モノでなく、お客さん目線で考える!』という視点から3つシェアしたいと思います。

 1つめは、『70代女子、キラキラ消費!』。先月の日経流通新聞の一面特集より。
  • 70歳以上の女性は人口の1割を占め、1400万人超。なかなか消費活動が伸びない中での"けん引役"。
  • 博報堂の調査によると、70代女性が買い物・外食・交際費で"自由に使えるお金"は1ヶ月平均で5万円超あり、有職世代の小遣い3万円超を大きく上回る。
  • 家で過ごすことが多い同世代の男性に対し、70代女性は積極的に出歩き、自立心も旺盛。
  • 流行にも敏感。体験してイイものは繰り返し購入するし、思い切った高額消費もする。
  • 年金支給日に合わせて、質の高いこだわりのあるものを購入するケースも多い。
 NPO法人"健康な脳づくり"理事長の西野仁雄先生が名古屋市天白区平針南学区と連携しての「認知症予防実践プログラム」を4ヶ月で計8回実施し、私も少しお手伝いをしましたが、皆勤賞はじめほぼ毎回出席されたのは、お元気な70代女性が中心でした。


 2つめは、『成熟時代になり、欲しいものがない!・・・は本当か?』
  • 確かに成熟時代・モノ余りの時代になり、大半の商品は一見普及率が高く、似かよっているものが多くて、「あえて、欲しいものがない」「あえて買わなくても」・・・のニュアンスが実態。
  • 通販で人気のスポーツ器具や掃除機は、以前から似た様なモノはたくさんあるが、「今までよりコンパクト」「DVD付でわかりやすい」「続けやすそう」「そろそろ、うちも」・・・で売れている場合が多い。
  • また、本人が全く必要性を感じていなかったり、その存在を全く知らなかった場合でも、
    • 何かのキッカケでその商品・サービスを知ったり、試したりで購入するケース。
    • 自分の親や家族、困っている知り合いに使わせたいと思っての購入ケースや友人からのアドバイス。
 今年も20%伸びている【リンクルクリーム】や、【爽快α-Ⅱ】は自分で実感され、販売数を伸ばされているお店様も多く、【ハーペント】は目立つ吊り下げ台紙がお勧めです。また高反発【JPクッション】では3ヶ月続けてのビックリ事例(!)が出ています。


 3つめは、日頃からお世話になっている理央周(りおうめぐる)先生の4周年記念セミナーからの抜粋。企業・お店がやることは、お客さんを「一見(いちげん)さん」から「お馴染み(おなじみ)さん」に変えていくこと。
  • その為には、まず自社・自店のことを【知ってもらう】ことから始める。
    • どんなお店か? どんなスタッフがいるか?
    • 何が得意か? どんな考え方でやっているのか?
  • そして、せっかくのお客さんにリピート訪店してもらう為に、
    • お店のことを忘れられない様にする。・・・お店に行く理由を作る、お知らせする。
    • 自社、自店だからこそ、体験できること・提供できること・教えられることは何でしょうか?

 どの業界も規模の大きい量販店があり、なおかつ通販やネット全盛の時代にあっても、【徹底した個客密着店】は強いです。そして、【コミュニティ】があればなお強いですね!

代表取締役 天野晃治


※週2回のブログ【天野Cozy】では、ワンポイント事例を配信中!弊社ホームページ、又は読者登録下さい。
※薬局新聞に、月1回"さあ、場作りしましょう!"と題したコラムを書いていますので、お読み下さい(8/5号・9/9号)。

平成27年7月1日付

 こんにちは。気象庁の3ヶ月予報によりますと、今年の夏は雨の量が多く、気温も湿度も高い"不快な蒸し暑さ"。夏バテ対策、ニオイ対策、夏カゼ対策、食中毒対策などの発信が望まれますね。
 さて、先月の金城学院大学薬学部・協力会総会の会長挨拶で、直近2回の薬剤師国家試験の厳しくなった平均合格率の話、その背景、そして医薬分業が転換期を迎え保健薬局に求められることも変わってくる、・・・とのお話を。
 この数ヶ月は新聞・テレビ番組、そして行政からも"医薬分業の問題"、"現状の門前型分業に対する批判"が増えており、「患者さん・地域住民にとってのメリット」「本来の意味でのかかりつけ薬局」が求められていますね。

 今年も早や折り返し。今月も『モノでなく、お客さん目線で考える!』という視点から3つシェアしたいと思います。
 1つめは、『売り手メッセージ⇔買い手メッセージ』
  • 理央 周(りおう めぐる)先生が、マーケティングの基本として言われる、「①何を?→②誰に?→③どうやって?」。
    これを売り手目線でなく、買い手(お客さま)目線で考える。そしてキャッチPOPや話し言葉に落とし込む。
  • 売り手目線(わたしメッセージ)で書くと、
    「わが社は○○です。私は○○です。」「この商品は○○です。そしてこの商品の特長は○○です。」
    一方、お客さま目線(あなたメッセージ)で書くと、
    「あなたは○○に困っていませんか?」「○○の悩みがありませんか?」「○○が得られます(メリット、解決策)」
  • 売り手目線ですと、どうしても製品説明・機能説明になりがちですし、お客さんがまた興味を持っていないのにそれをすると、聞き流し・スルー・避けられてしまいます。
    「あっ、これは自分のことだ!」「これは気になる!」、「ちょっと聞いてみたい!」、「試してみたいな!」と思ってもらえる文章や問いかけはどんなものがあるでしょうか?

2つめは、先月の日経流通新聞・小阪裕司先生のコラムから、『そんな商品売れないよ・・・と決めつけない!』
  • ある個人スーパーの店主が是非売ってみたいと思える商品を見つけ、仕入を本部のバイヤーに頼んだところ、「そんな高い商品、誰が買うの?絶対売れないからやめておきなさい」との返事。再度頼んだが、「既に同じカテゴリーで2倍入って3分の1以下の低価格品があり、それすらPOSデータ上は月に1個しか売れてない」と。
  • そんなやり取りの後にようやく仕入れてもらい、テスト販売したら2週間で21個も売れ、大好評だった。
  • ここでの学びは、売れないと決めつけてしまわないこと。また、「POS上は売れていない」「高いから売れないだろう」というのは、あくまで売り手目線。お客さま目線に立ってみれば、
    • 売れていないのではなく、価値が分からないから買わない。
    • 素材の違いに敏感な人や健康に関心の高い人は、ちょっとぐらい高くても買う。
 弊社商品の場合でも、20%伸びている【リンクルクリーム】は「2ヶ月分入ってこの価格はお値打ち」と言われますし、【ハーペント】は安い口臭スプレーに満足しない方が買われています。また高反発【JPクッション】は実際に店頭で足踏みして良さに気づかれると購入されます。ひと月に10枚も売られたビックリ(!)事例もありました。


 3つめは、『人と人とのふれあい(コミュニティ)』
  • 先月のNHK「明日へ」の"商店街再生作戦"で、阪神大震災から復興した神戸市新長田の事例と、さびれた商店街から再生中の宮崎県日南市油津の取り組み例が紹介されました。
  • こちらは当然と思っていても、お客さんが知らないこと【=自分の強み!地域の強み!】がいっぱいある!
  • 商店街・お店に来てもらうイベント企画
  • 商店街は"人々が集い、交流する場"。・・・廃業する店が増え、全国で多くの商店街がさびれているが、人が交流できるのが商店・商店街の強み。大型店・巨大モールは決して【コミュニティの場】にはなっていない!

 【ふれあいの場(コミュニティ)】がこれからの時代のキーワードになることは間違いありません。特定のお客さん・患者さんだけでなく、地域に根づいた【コミュニティ薬局】へ。。。

代表取締役 天野晃治


※週2回のブログ【天野Cozy】では、ワンポイント事例を配信中!弊社ホームページ、又は読者登録下さい。
※薬局新聞に、月1回"さあ、場作りしましょう!"と題したコラムを書いていますので、お読み下さい(7/1号・8/5号)。

平成27年6月1日付

 こんにちは。例年より早く真夏日になっていますね。先日、母校の名城大学薬学部創立60周年で同窓会による記念行事がありました。その懇親会で、4人の同級・後輩の教授とは薬剤師国家試験やカリキュラム・実務実習についての話を。
  • 先の薬歴未記載問題に続き、繁忙時間での未資格者による調剤問題が出て、大きな逆風への危惧の声。
  • 厚労省は、薬局が本来の役割を果たせていないとして、処方箋を一括管理する"かかりつけ薬局"へ再編方針を出しましたが、そんな中で、"1店舗ながら在宅を積極的にやり、その地域で注目されている薬局"、"集中率50%未満で地域に根づいた薬局"で頑張っている同窓生もいて頼もしく感じました。
 今年も早や6ヶ月め。今月も『モノでなく、お客さん目線で考える!』という視点から3つシェアしたいと思います。

1つめは、文藝春秋5月特別企画から「2025年、医療は崩壊する(国立長寿医療研究センター・大島名誉総長)」
  • あまりにも速い高齢化による変化に対し、日本の医療界は対応が遅れている。高齢者は老化とともにいくつもの生活習慣病を抱えるなど一人一人違うので、その人に合った治療やケアが重要になる。
  • 今では小さなクリニックでもちょっと風邪を引いただけでCTやMRIを撮られ、疑問や苦情が後を絶たない。こんな医療を続けていたら日本の医療財政は崩壊する。
  • 地域医療を担う在宅医の育成が2025年問題対策として重要。加えて、地域で助け合うコミュニティの復活。
2つめは、「店頭でのキャッチPOP」について。
  • なかなかモノが売れない時代・置いてあるだけでは売れない時代にあって、店頭のキャッチPOPの役割は、これに目を留め、関心を持ってもらう【キッカケ】を作ること。
  • さまざまな店舗やチラシ・広告にキャッチコピーが溢れていますが、目を引くのは"具体的数字"が入っているもの。
    例えば、①当店で1日1,000個売れているシュークリーム!②○○で第1位を獲得!③累計販売○○万本!
  • そして、もう一つ引きが強いのは、"話しかけ調のもの"。例えば、
    • 最近、○○が気になっていませんか(大変じゃないですか)?
    • この季節、○○が気になりませんか(つらくありませんか)?
 こうした"話しかけ調"のキャッチコピーでは、「私のこと言っているの?」「そうそう、前から気になっていたんだ!」と気づかせてあげることがポイントになります。
自分の、家族の、知り合いの"悩み""苦痛""心配""不便""不満"は何でしょうか?お客さんに関心をもっていただいてこそ、会話のキッカケができます。また、売り込まれた感もなく、会話が深まります。

3つめは、「単価の考え方」
消費増税から1年以上たち、居酒屋やファーストフード店が苦戦する一方で、ファミリーレストランが復調している。デニーズ社長談によりますと、
  • 3月は一人当りの客単価が前年より6%も上がった。
    • 最も人気のあるのが野菜を国産に切り替えたサラダで、従来より3割高い399円にしたが注文は数倍に。
    • ハンバーグも定番の合挽き肉(699円)より、牛肉100%でソースにもこだわった1,000円前後メニューの方が好調。
  • これまでの競合ファーストフード店やコンビニを意識した価格設定を、
    • 身近にあるファミリーレストランが高級レストランに近い質のメニューを2~3割手頃価格で提供する。
    • ゆったりできる店内に改装し、丁寧な接客に。・・・で、さらに伸びる。
「何でも揃えるではなく、いかにセレクトしたものを選び、伝えるか?」「いかに、お客さんにその商品・サービスの価値を伝えるか?」。そして中~高価格品の場合、お客さんは買い物に失敗したくないので、①その商品の背景を語る。②信頼できる実績をお示しする。③お試しできる様にする。

【ご覧になられましたか?】5月17日のTBS「駆け込みドクター」2時間特番で、西野仁雄先生の認知症予防の話、ミラクルグリップの改善事例が紹介されました。

代表取締役 天野晃治


※週2回のブログ【天野Cozy】では、ワンポイント事例を配信中!弊社ホームページ、又は読者登録下さい。
※薬局新聞に、月1回"さあ、場作りしましょう!"と題したコラムを書いていますので、お読み下さい(6/10号・7/1号)。

平成27年5月1日付

 こんにちは。爽やかな季節になりましたが、季節変わりの体調不良・肌トラブルや睡眠不足、歯周病・口臭の潜在需要が増えていますね。弊社商品ですと、
  • 夜の入浴時は、薬用入浴剤【オンセンス】で体を芯から温め、イイ睡眠をとりたいですね。
  • 疲れやすい方や貧血気味、大病後に体力が落ちた方、白血球数維持(ガンやリューマチで)には十全大補湯【補全】を。
  • 調剤や運転、パソコン業務による目のショボショボ感でお悩みの方は、私も飲んでいる"目一杯処方"の【爽快α】を。
  • そして、お肌のトラブル・うるおいに好評の【全身うるおい保湿液】は今回新たにカラーチラシを作成しました。
 今年も早や5ヶ月め。今月も『モノでなく、お客さん目線で考える!』という視点から3つシェアしたいと思います。

1つめは、「具体的な数値があると、イメージしやすい!」
  • 「年をとると骨がもろくなる」ことは一般的に知られていますが、骨密度は何もしないと1年で1~2%ずつ減少する。但し少しずつなので本人に自覚がなく、ちょっと転んだ程度で骨が折れてショックを受ける事例が多い。
  • 同様に、筋肉も20~30代をピークに1年あたり0.7%減る(=60代までに20%)。しかも、60代を過ぎると1年に2%と筋肉萎縮スピードが上がるとの事!・・・ということは何もしなければ70代までに40%減る!
  • 「1日1万歩、歩きましょう!」は毎日はなかなか大変なので、それを補うものを店頭から色々と発信したいですね。・・・例えば、動揺性高反発【JPクッション】は5分の足踏みで30分の外歩きと同等の運動量で足腰・体幹を鍛えます。また脳の血流量を高め、前頭葉を活性化させるデータが。

 2つめは、「5年後、10年後の薬局のあるべき姿」。少し前の厚生労働省・薬事企画官の講演からの抜粋で、
  • 社会的インフラとして存在価値が増しているコンビニの5万軒よりも多い5万7000軒も薬局がある。しかもその75%が門前薬局の現状。
  • 保険薬局の収益の95%が調剤によるものであり、調剤薬局は処方箋がある時だけ行く所になっている。
  • 今後、調剤報酬を巡る環境が一段と厳しくなる中で、「薬局のあるべき姿」が問われている。
 まさに調剤だけでなく、在宅支援、問題になっている残薬解消、そして日々の健康・予防に関する商品・サービスの提供・発信や販売を通じて、地域に根づいた健康拠点が求められていると言えますね!

 3つめは、「人が集まる場作り」
  • これからの時代、【コミュニティ】がキーワードだと言われます。その背景にあるのが、
    • 65歳以上が人口の四分の一となり、消費額で言えば60歳以上が4割以上を占めてきた。
    • 半径500メートル商圏時代と言われる様に、高齢者が近くで色々と済ませたいと考えている。
    • 近くに集まれる場、人と交われる場、会話が広がる場、定期的に行ける場が求められている。
  • 例えば、女性だけの健康体操教室「カーブス」では、
    • 「1日たった30分で10歳若くなろう」「88歳までの全ての女性の皆さんへ」のキャッチフレーズ。
    • 気軽に1人で行けるし、スタッフが元気・笑顔で一人一人声掛けしてくれ、ある種の【コミュニティ】が形成されている。
  • 弊社がご提案している、
    • 認知症予防対策のミラクルグリップ、JPクッションでの「店頭見本+書籍」を使った【場作り】
    • 補聴器の専門相談員派遣による無料相談会の【場作り】
    • 調剤薬局の患者さんに関心を持ってもらえるセレクト商品を専用什器に収めた【場作り】
を前向きに取組んでいただいているお店では、思わぬ展開・新たなストーリー・嬉しい気づきが色々と出てきていますので、必ずや【地域に根づいた薬局像】の一助になると思います。
 「母の日」「父の日」に向けての、店頭からの発信(POP、チラシ、DM)やキッカケ作りも肝要ですね。

 最後にご案内ですが、書籍「ミラクルグリップ~握れば脳が若返る~」著者の西野仁雄先生が5月17日(日)にTBS系の人気番組「駆け込みドクター」に出演されます。

代表取締役 天野晃治


※週2回のブログ【天野Cozy】では、ワンポイント事例を配信中!弊社ホームページ、又は読者登録下さい。
※薬局新聞に、月1回"さあ、場作りしましょう!"と題したコラムを書いていますので、お読み下さい(5/13号・6/10号)。

平成27年4月1日付

 こんにちは。まさに三寒四温で気温差の激しかった3月が終わり春到来です。季節変わりの体調・お肌のトラブル、風邪と花粉症の症状が重なった人も多いですね。
 さて、昨年の消費増税から丸一年。反動減、個人消費の低迷が長引き、小売り・外食大手の一部には前年超えに転じた企業もありますが、大半は3~5%の下げ圧力下でした。一方で、そんな厳しい市場環境下でも【価格の2極化】は確実に進んでいますので、中小・個人店ならではの強みを見つめ直し、地域にあって「○○のことなら△△薬局さん」と選ばれるお店・頼りにされるお店を目指したいですね。

 今年も早や4ヶ月め。今月も『モノでなく、お客さん目線で考える!』という視点から3つシェアしたいと思います。

1つめは、「人がモノを買う時は感情が第一にくるか、理屈が第一にくるか?」
  • 例えば、価格第一の日用品や普段の買い物では、理屈(安い方がいい!安いならいい!)が勝ります。
  • 逆に、「これはイイ!」「こういうのを探していた!」という感情が勝ると、価格は二の次になったりします。
  • よって、せっかく良い商品・サービスであっても、情報が少なければ(価値が伝わらなければ)、表面上の価格や理屈・今までの経験値から判断されてしまう。
 「こういうものがあるのを知らなかった!」「自分も使ってみたい!」「友達にも教えたい!」「親に贈りたい!」という、【感情の琴線】にふれるような情報・事例・体験を提供できるかどうか・・・、ですね。

2つめは、「2:6:2」の法則。
  • 「2:6:2」の法則はご存知の通り、どんな組織も「20%の出来る人」「60%の普通の人」「20%の出来ない(物足りない)人」で成り立つというものです。話題本"空気でお客さんを動かす(横山信弘著)"によれば、この法則は消費にも当てはまる。
  • 即ち、
    1. 20%の自燃客・・・色々なことに興味があり敏感な人。自分から率先して燃える人。
    2. 60%の可燃客・・・自分ではすぐにはなかなか決められないが、周りに影響されて決定する人。
    3. 20%の不燃客・・・理屈っぽい。全く反応しない。
  • ①の自燃客になって頂くためには、主人・スタッフ・お店を好きになってもらい、「せっかく薦めてくれたから・・・」とか、「あなたがそこまで言うのなら・・・」の関係になっていく。
 そして②の可燃客をどれだけ引き上げられるか!が大きな差となっていく。可燃客の方は「いいと思うけど・・・」状態が続きなかなか結論に至らない。よって、何度も事例や身近な例を伝えたり、接触機会を増やして【決定できる様に導いていく】。・・・こうしたお客さんが60%もいるわけですから、【お店次第】ですね!

3つめは、お客さんに「気になる」「聞いてみたい」と思って頂ける"場作り"。
  • 安価なものは別として、陳列だけ・POPだけではなかなか売れない環境にあって、お客さん目線に立った工夫や場作りが大きな差を生み出します!
  • 弊社商品の場合でも、オーラルケア【デンタルジェルα】では、
    • 「レジ横に数本とかオーラルコーナーだけに陳列のお店⇔レジ前やサイドネットにしっかり陳列してあるお店」の差は2~3倍どころではありません!
    • 先月36本も(!)ご注文の調剤薬局さんでは、調剤のお客さんに一声添えてリーフレットを手渡しされています。
  • 認知症予防対策の【ミラクルグリップ】【JPクッション】では、
    • すぐに触れるレジ横とか調剤待ちの椅子に店頭見本が置いてあると試して実感され、購入も増えている。
    • 店頭で文藝春秋から発行された書籍「ミラクルグリップ~握れば脳が若返る~」を読んでもらい、店頭見本を使って頂くと関心を持つお客様がかなりいる。先月グリップ9個とかクッション5枚売られた薬局さんも。

 最後にご案内ですが、西野仁雄先生が5月17日(日)にTBS系の人気番組「駆け込みドクター」に出演されることになりました。

代表取締役 天野晃治


※週2回のブログ【天野Cozy】では、ワンポイント事例を配信中!弊社ホームページからご覧下さい。
※薬局新聞に、月1回"さあ、薬局に行こう!"と題したコラムを書いていますので、お読み下さい(4/8号・5/13号)。

平成27年3月2日付

 こんにちは。少しずつ気温が上がり、三寒四温で春に向かっているのを実感しますが、まだまだ気温差がありますので体調管理にご注意下さい。
 さて、第100回薬剤師国家試験が終わりました。前回、一気に合格者数が絞られ、"資格試験"でなく"競争試験"となって、学生さんや大学・業界に衝撃が走りましたが、この傾向が続きそうです。私も長女が通う大学の協力会会長としてこの問題を重く受け止め、先生方とも話し合いをしていますが、この厳しさは単に現役学生さん達だけに向けられたものではなく、薬局・薬剤師の在り様が今一度問われているとの認識が重要だと思います。

 今年も早や3ヶ月め。今月も『モノでなく、お客さん目線で考える!』という視点から3つシェアしたいと思います。

1つめは、先月のビジネス雑誌「プレジデント」に理央周先生が書かれた『ハロー効果』
  • 消費増税後の景気回復の遅れで「なかなかモノが売れない時代」にあっても、値下げ競争に陥らず、高額商品を多くの方にしっかりと売っている会社・店舗も多い。
  • 高額商品には、ハロー効果【値段が高いほど売れる】という心理が働く。特に購入時に一生懸命検討する商品ほど「高いから品質もいいだろう」とのポジティブ効果が働く。
  • ハロー効果が働くためには、
    1. 信じてもらう理由が必要。・・・販売実績。多くの事例。お客さんの声。専門家の証言や学会での発表など。
    2. 理屈でなく感情に訴えることが必要。・・・「これは自分にも必要だ」「親に使わせたい」「子供に必要だ」「友人にも教えたい」という感情。
そして、高価格の商品・サービスは、その場で【試せる】【体験できる】と、なお購入しやすくなります。


2つめは、先週の日経流通新聞の一面『"50代"化粧品』
  • 化粧品市場は50歳以上の消費が半分の1兆6500億円を占める。
  • "50代"は美容に熱心な人が多いうえ、子育てが一段落して自分に使えるお金が増える。
  • 20~30代は自分で化粧を工夫したい願望が強い。しかし、40代、50~60代になると、加齢に伴うお肌の変化で「どのやり方が今の自分にいいのか」分からなくなってくる。
  • 今の20~30代はドラッグストアや通販の化粧品購入に慣れているが、50代以上になると百貨店やスーパーが閉鎖したり化粧品専門店の廃業などで身近に化粧品を相談出来る人がいないケースが増えている。
 先日、私の家内から聞いた話ですが、友人数名に【リンクルクリーム】の試供品をさし上げたところ、「実は今の自分に合うのを探していた」「朝起きた時にしっとりしていて嬉しい」と大変喜ばれたそうです。最近、今まで化粧品の取扱がなかったお店や調剤薬局さんでリンクルクリームが伸びていますが、色々な【キッカケ作り】をしたいですね!


3つめは、『最近関心が高まっている認知症予防に対して、地域に根づいた薬局として何が出来るか?』
  • 日頃から手足を使って脳に適度な刺激を与えることが認知症予防に良いことは一般的に知られています。
  • 認知症の進行を薬で完全に止めることが難しい中、生活習慣を見直したり、予防習慣をつける事が肝要。
  • 弊社がNPO法人"健康な脳づくり"会員として普及活動をしている【ミラクルグリップ】では、脳梗塞の後遺症などで手指の拘縮や言語障害のある片や認知症の方に顕著な改善が見られ、西野仁雄先生が2013年の日本神経科学学会で発表されています。
"説明つき店頭見本"が近くに置いてあると、お客さんや調剤待ちの患者さんが大きな関心を示されますし、【JPクッション】を含め定期的なDMや相談会をやっているお店さんでは、お客さんに価値が伝わっています。


 最後にご案内ですが、文藝春秋より「ミラクルグリップ~握れば脳が若返る~」が発行され書店で平積み陳列中です。
◎西野仁雄先生による認知症についての話、医療・介護施設での101人のモニターでの改善症例。
◎ミラクルグリップ(手頃サイズのフィットネスが片手分)付きの書籍です。
普及活動・販促活動にご利用下さい。

代表取締役 天野晃治


※週2回のブログ【天野Cozy】では、ワンポイント事例を配信中!弊社ホームページからご覧下さい。
※薬局新聞に、月1回"さあ、薬局に行こう!"と題したコラムを書いていますので、お読み下さい(3/4号・4/8号)。

平成27年2月2日付

 こんにちは。新年1月は、ピリッと厳しい寒さが続きましたね。冷え対策品やスキンケアなどが動き、各地でノロウイルス集団感染や例年より早いインフルエンザの流行が広がりました。先月ご案内した速乾性手指消毒剤【ウィル・ステラ】は医療機関でもある薬局・調剤薬局や介護施設での設置をお勧めします。
 さて、「今月はコミュニティ薬局として何をするのか?」。昨年4月の消費増税以降の▼3%下げ圧力や、消費の2極化、調剤報酬改定などの事業環境変化に対し、柔軟かつ積極的に考え行動していく年にしたいですね!
 新年2ヶ月めの今月も、『モノでなく、お客さん目線で考える!』という視点から3つシェアしたいと思います。

1つめは、『店頭でのキッカケ作り』
  • モノがなかなか売れない時代にあって、「使ってもらえば、良さが分かるのに~」という売り手の言葉が至る所で聞かれます。【購買決定の8割は店頭でなされる!】に対し、いかに店頭でのキッカケ作り・仕組み作りが大切か。
  • 先日も繁盛店セミナー講師の方の文章を読んで唸りましたが、餃子の店頭POP事例で、
    1. 店主が全国300店以上の人気餃子店を食べ歩いて作った自慢の餃子!
    2. 肉汁と甘いキャベツの甘みが口の中に溢れ出します!
    ・・・いかがでしょうか?お客さん目線に立って考え、「何だろう」「気になる」「試してみたい」「聞いてみたい」と思われる様な言葉やキャッチコピーを色々試したいですね!DMでもちょっとした工夫があると、反応率が2~3倍に跳ね上がったりします。
  • 弊社の20%伸びている【リンクルクリーム】は、1年前にテレビ番組"金スマ"のロケ中に女優の大竹しのぶさんがデカPOPを見て「これ、気になる~!」と反応された事がきっかけの一つになりました。昨秋にはこれに加えて【女性目線】で理央周(りおうめぐる)先生監修のカラーチラシ作成により、キッカケ作りが拡がっています。

2つめは、『地域における自店の役割』
  • 当たり前のことですが、価格を軸にした競争では中小・個人店はやっていけません。では何を"軸"にすればいいのか?
  • 小阪裕司先生の実践会で有名な個人スーパーさんは、【自店の役割】を"利便性よりもハッピーを提供できる店に!"と決めて品揃えや発信をしており、こうした市場環境にあっても堅調との事。
  • 弊社のお取引店さんの例では、
    • 入口のボードなどに、イベント情報や季節のお知らせを載せたり、定期的にDM・ニュースレターを送っているお店。
    • バスの待ち時間をつぶしたり、弁当をもって気楽に寄ったり、趣味で集まれる地域サロン的な薬局さん。
    • 定期的に5~10名で相談会をやったり、健康セミナーを開催している薬局さん。
    • セレクト商品を什器陳列し、【ミラクルグリップ】などを体験しやすくしている調剤薬局さん。
こうした【超】地域密着型のお店さんの話をお聞きすると、元気づけられますし、こちらも楽しくなりますね!

3つめは、『場作りとしての認知症予防対策・ロコモ対策』
  • 「手・口・足から老化は始まる!」と言われ、認知症予防・ロコモ対策・オーラル対策の重要性がテレビ番組や媒体で盛んに言われる中で、地域に根づいた薬局の役割が増しています。
  • 認知症では薬物療法と非薬物療法がありますが、どちらにせよ、いったん認知症になると、現在の治療法では根本的には治せない。
  • 65歳を超えると認知症のリスクがどんどん高くなるが、原因と見られるアミロイドβ蛋白やタウ蛋白が脳内に沈殿し始めるのは20~30年も前。よって40~50代のうちから生活習慣を見直していくのが予防に効果的。
  • 先月末の日経新聞でも、「高齢者も手軽に認知症予防」と題して【毎日の指先体操】が紹介されていました。
 最後にご案内ですが、文藝春秋より2月25日に「ミラクルグリップ~握れば脳が若返る~」が発行されます。
◎西野仁雄先生による認知症についての話、医療・介護施設での101人のモニターでの改善症例。
◎ミラクルグリップ(手頃サイズのフィットネスが片手分)付きの書籍です。
普及活動・販促活動にご利用下さい。

代表取締役 天野晃治


※週2回のブログ【天野Cozy】では、ワンポイント事例を配信中!弊社ホームページからご覧下さい。
※薬局新聞に、月1回"さあ、薬局に行こう!"と題したコラムを書いていますので、お読み下さい(2/4号・3/4号)。

平成27年1月5日付

 こんにちは。新年を迎えました。本年も何卒よろしくお願い致します。
 年末からインフルエンザ・ノロウイルス流行により、【ノロキラー】【ナノクロ】の発注が増えています。ノロウイルス対策については、一般の方は言葉はご存知ですが普通の消毒用エタノールで殺菌できると勘違いされている場合が圧倒的に多いので、店頭からのアナウンスも大切ですね。
 さて、「今年はどういう年になるのか?するのか?」。昨年4月の消費増税以降の景気回復の遅れや消費の2極化、調剤報酬改定などの事業環境変化に対し、柔軟かつ積極的に適応し行動していく1年にしたいですね!

 新年スタートの今月も、『モノでなく、お客さん目線で考える!』という視点から3つシェアしたいと思います。

1つめは、年末の日経流通新聞の小阪裕司先生のコラム「招客招福の法則」より
  • 消費増税後に"財布のひもが一段と固くなって買わなくなった"のではなく、"選ぶ消費"が加速している。
  • どの業界・業種においても、「選ばれる存在」になっている会社や店舗は消費増税後も業績は堅調。
  • そうした会社・お店は、【お客さんを喜ばせようとする思い】、【主力商品やサービスへの深い造詣】【お客さんとの接点・絆作りに対する姿勢】が共通している。
 消費者の利用店の8割はその消費者の日常の行動半径の中にあると言われており、加齢と共にその行動半径は小さくなってきます。自分のお店から【10分商圏内(車で・自転車で・徒歩で)のお客さんにいかに①お店の存在を認知していただき②来店してもらい③気に入っていただくか】。

2つめは、『伝えなければ、伝わらない』
  • 「商品・サービスの価値が伝わっていないから売れない!」という指摘がありますが、実際に店頭POPなどのメッセージで、
    1. お薦め! 薬用入浴剤。オンセンス 1150g 1800円(+税)
    2. 寒い冬に体の芯からポカポカ温まり、湯冷めがしない薬用入浴剤【オンセンス】 約40回分も入って、1800円(+税)のどちらのPOPが気を引くでしょうか? どちらが【お客さん目線】に立っているでしょうか?
  • 歯周病・口臭対策の【デンタルジェルα】でも、陳列箱に5~6本並べて置いてある程度のお店と、コーナーが作ってあったり買い物客にレジで一言添えてリーフを手渡しておられるお店さんとでは、"5倍以上の差!"がついています。
  • ここのところ、生協さんで口臭対策スプレー【ハーペント】が毎月数千本出ていますが、ブレスケアの様な低単価な物では満足しない方(潜在需要客)が多い!・・・という事だと思います。
  • 認知症予防・運動に効果のある【ミラクルグリップ】、【JPクッション】では、店頭で使ったり定期的にDMを入れられたり、お客さんを5~10名集めて健康セミナーをやっているお店さんは、お客さんに価値が伝わっています。

3つめは、『お客さんに行動してもらう』
  • 「購買決定の8割は店頭でなされる!」と言われています。即ち、店頭でのキッカケ作りやお客さんに行動してもらう仕組み作りがいかに大切か。。。
  • 先月うかがったT薬品さんでは、冷え性対策コーナーがしっかり作ってあって、十全大補湯ドリンク剤【補全】の試飲を出来、話しやすい雰囲気でした。
  • 何も関心がないのに一方通行で商品を勧められたら引いてしまいますが、ちょっと悩んでいるお客さんに気づいてもらい、話を切り出してもらえれば、お互いストレスなく話が進められます。
  • また、処方箋枚数が多くて忙しい中【リンクルクリーム】をよく売っている調剤薬局さんでは、「こちらから勧める余裕はないけれど、デカPOPやサンプル付きカラーチラシを見て問い合わせてこられる方が多いので、話しやすいし、売れています」
と笑顔でお話いただきました。


お客さんは目の前にいます。潜在的な見込み客は目の前におられます!
  • 人は買い物を楽しみたいし、会話できるお店が欲しい!知らないことを教えてくれる【マスター】が欲しい。
  • 人はお店に行く理由が欲しい。・・・色々な【お知らせ】【発信】をしましょう!

代表取締役 天野晃治


※週2回のブログ【天野Cozy】では、ワンポイント事例を配信中!弊社ホームページからご覧下さい。
※薬局新聞に、月1回"さあ、薬局に行こう!"と題したコラムを書いていますので、お読み下さい(1/1号・2/4号)