今月のトピックス
平成26年の記事一覧
平成26年12月1日付
さて、消費増税後の景気回復の遅れと消費の2極化、そして今後を予感させる辛めの調剤報酬改定から8ヶ月。今年も残すところ1ヶ月となりました。取組むべき課題に対して、どうしても日々の忙しさやルーチンワーク、緊急なことに振りまわされがちですが、こういう時こそ優先課題に焦点を合わせて、何か1つ2つは手掛けていきたいですね!
師走の今月も、『モノでなく、お客さん目線で考える!』という視点から3つシェアしたいと思います。
1つめは、『POPやチラシが読まれない理由』
- 皆さんは日頃から店頭で色々な情報発信やPOP展開をされていると思いますが、POPが読まれていない 一番の理由は、「目には留まるけれど、心に留まらない(響かない)からだ。」という厳しい指摘があり ます。よく見る「店長のオススメ!」とか「お買い得!」とかのPOPに心が奪われるかどうか?
- 手書きPOPのセミナー講師の指摘は、「商品の売り・特長ばかりアピールするのではなく、お客さんの気持ちになって、同じ目線に立って書くこと」。
2つめは、「ついで買いや、気づきを促す」
- コンビニ最大手のセブンイレブンが、好調な入れたて珈琲"セブンカフェ"の隣に専用ケースを設置してドーナツ販売を始めるとの事で、「ついで買い」を促したい考え。
- こうしたレジ横での「ついで買い」は至る所で行われていますが、POP文言・陳列・ひと言を添える意識などによって大きな差が生まれています。
- 例えば、風邪をひいてOTC薬を求めてこられたり処方箋を持ち込むお客さんの場合、補助ドリンク剤や、しっかり体を温める薬用入浴剤などを一緒に「ついで買い」頂くと結果的に喜んで頂けます。
- そうした際のPOP文言やひと声は、"自分が困った時"とか、"お客さん目線"で考えるといいですね。
- こうした「ついで買い」は、調剤待ちのお客さん・患者さんにも有効ですし、喜んで頂けます。
- 例えば、受付横にPOPなどを添えて什器に設置しておくと、調剤待ちのお客さんが手に取ったり、試したりされます。
- 調剤待ちのイライラ感が解消されたり、ただの服薬指導にとどまらない会話につながったりして「雰囲気が良くなった」との言葉をお聞きする例も増えています。
- 思わぬ中~高価格品が売れて驚かれた話もよくお聞きします。・・・【リンクルクリーム】や【ミラクルグリップ】など
3つめは、『自社・自店の三大●●』
- よく差別化という言葉が使われますが、では自社・自店の強みを書き出してみるとどうでしょうか?分かりやすい言葉で伝えられるでしょうか?
- ある繁盛店セミナー講師の方が薦めるのが、『自店の三大●●』を書き出す作業。それを通じて自店の強みをハッキリと再認識する作業(三大名物、三大サービス、・・・など)。
- よくメニューが壁にずらーっと貼ってある飲食店がありますが、「あれもあります、これもあります」では何の特長もありませんし、お客さんが常連客(リピーター)としてついてくれません。
- "何でも屋"では大型店・チェーン店に負けてしまいます。それよりも「お薦めはこれです!」と言って欲しいし、書いてあれば気になります。頼んでみたくもなりますし、試してみたくもなりますよね!
ずーっとやってきているので、「お客さんはわかっているハズだ」と思いがちですが、弊社でも「そうなんだ」「初めて知った」「前からあったの?」「忘れていた」と言われる場合が本当に多いです。・・・ちなみに、弊社のトップ3は別紙に。
"お客さんに気づいてもらう""忘れられない様にする"発信をしていきましょう!
代表取締役 天野晃治
※週2回のブログ【天野Cozy】では、ワンポイント事例を配信中!弊社ホームページからご覧下さい。
※薬局新聞に、月1回"さあ、薬局に行こう!"と題したコラムを書いていますので、お読み下さい(12/3号・1/1号)
平成26年11月4日付
先月は年1回の名城大学薬学部同窓交流会がありました。また、金城学院大学薬学部では6年生と4年生の父兄懇談会があり、協力会会長としてご挨拶しました。ここにきて、"薬剤師"に対しての
- 薬剤師国家試験の傾向がより厳しくなり、出口(=合格者数)の縛られ感が強まっていること。
- 4月の調剤報酬改定など制度変更が始まったこと。今までの領域の中だけでは評価されなくなっていくこと。
今月も、『モノでなく、お客さん目線で考える!』という視点から3つシェアしたいと思います。
1つめは、"女性の視点、男性の視点"。
弊社のリンクルクリームカラーチラシ作成を依頼した女性グループ(80名参加の)代表の方の言葉で、
- 男性は、チラシに「機能」「スペック」「数字」を入れたがるが、女性が知りたいのはそんなことではない!
・・・女性が知りたいのは、「これを使ったら、どうなるのか?」、「自分にとっていいのか?」、「家族にとっていいのか?」 - 彼女達が今回のチラシの一番上にもってきた言葉は、
「若い頃から肌には自信がある!」「今までちゃんとケアしていない!」「自分の肌はまだまだ大丈夫!」・・・こんな方、要注意です!
・・・男性脳と女性脳、優先ポイントの視点が違うんですね!改めて感じました。
2つめは、"近所・地域住民の方との距離"
- さる地元商店コンサルタントが言っておられましたが、「地域住民と商売するコツの一番最初にあげたいのは、"住民と一緒に年をとること"」。色々な場面でその覚悟が伝わると、応援してもらえる様になる。
- 会話の中に"自分のプライベートな話、子供の話、親の話"が入っていると心理的な距離感が縮まる。
- 提供する商品やサービスについても、背景や自分が使った感想、家族や知り合いの事例、エピソードがあると、興味をもっていただける。
- 定期的に、店頭から情報発信したり、ちょっとした健康フェアや相談会をやっていると、色々と相談できるお店・立ち寄りやすいお店として認知されていく。
3つめは、"ちゃんと伝わっているか?気づいていただいているか?"
- 消費増税後の消費回復の遅れの声の一方で、「せっかく何か買おう!」と思っても、売り場には"何割引き""特売""今2つ買ったら・・・"という普通のプライスカードやPOPしかなくて買う気が失せてしまう!・・・との声もあります。
→お客さんの興味を引くということを抜きにして売り込みばかりしていては、お客さんがひいてしまう。 - 普段から当たり前にやっていることがお客さんにちゃんと伝わっていなかったり、忘れられている事が意外に多い。
→「えっ、前からやっていたの?」「知らなかった~」といわれることが結構ありますよね!? - 月刊マーチャンダイジング11月号の特集"オーラルケア"でも指摘されていましたが、「オーラルケア売場は、アイテム数が多過ぎて探しにくく、選びにくい。1~2フェース陳列ではお客さんに気づいてもらえず、情報発信にもならない。」
"名古屋のカリスマ・マーケッター"とも言われる理央周(りおうめぐる)先生は、「マーケティングとはお客さんが自然と"欲しい!"と思う様な仕組みを作ることだ」とおっしゃっていますが、今月は先生の新刊『なぜか売れるの公式(日本経済新聞出版社)』を抽選で30件様にプレゼンいたします。
最後にご報告ですが、NPO法人"健康な脳づくり"主催の市民講座が先月26日に名古屋市立大学病院にて開催され、
- 西野理事長より、「認知症予防習慣として日頃から手・口・足をよく使う事。コミュニティと関わりをもっていく事」
- 名市大教授より、「ただ歩くのではなく階段の上り下りや、早足を取り入れる事。歩きながら頭を使う事」
- 90代で元気一杯の"ぎんさん娘3姉妹"が参加されての【グリップ】を使っての軽い体操。
代表取締役 天野晃治
※週2回のブログ【天野Cozy】では、、ワンポイント事例を配信中!弊社ホームページからご覧下さい。
※薬局新聞に、月1回"さあ、薬局に行こう!"と題したコラムを書いていますので、お読み下さい(11/5号・12/3号)。
平成26年10月1日付
今年も早や10月となり、残すところ3ヶ月のみ。「今年は何をしたのか?」「何に手を打ったと言えるか?」。時間だけは刻々と流れていきますので、【目線とマインド】をしっかりと引き上げいきましょう!
さて、消費増税、今後の流れを予感させる辛めの調剤報酬改定から既に半年。景気回復の足取りの重さが言われている中、【お店の格差】【調剤の収益悪化】がハッキリ表れてきており、"今のうちに"やっておかないといけませんね。
今月も、『モノでなく、お客さん目線で考える!』という視点から3つシェアしたいと思います。
1つめは、 「不特定多数を狙ってはいけない!」。
- 大衆薬のネット販売自由化議論を先導したケンコーコム創業者・後藤社長辞任のニュースが先月流れました。その後藤氏が、「大衆薬・日用品のネット販売市場は、楽天・アマゾン・ヤフーなど巨大資本を背景にしたパワーゲームに入り、採算度外視の価格でシェアを取りにいかないといけない局面に入った」とコメント。
- 同じ様に、健康食品やスキンケア通販市場で、"初回無料!""初回1,000円!"広告が溢れています。 不特定多数を狙う、他社からシェア・客を奪い合う・・・という体力勝負。中小企業・個人店がやれることではありませんし、やってはいけません!
先々週の日経流通新聞一面はテレビ通販について。抜粋しますと、
- テレビ通販の利用者の大半は40~60代。
- テレビ通販の売上の9割(!)がリピーター。
- 視聴者と友達の様な親しみのある関係を作っていく。
- 製品作りのこだわりをたっぷり時間をかけて伝えていく。・・・ネットが普及して、モノや情報があふれ、「百貨店などに行っても、迷って結局何も買わずに帰ることが多い」という声も聞きますが、テレビ通販は納得できる!
3つめは、「地域の方とのキッカケ作り」。
先月、小阪裕司先生のコラムで紹介されていた呉服店さんの話。
- 呉服業界が長らく不況の中、このお店では【店に行きたくなる理由】を作ることをいつも心掛けている。
⇒人は理由がなければ行動しない!呉服には今はほとんど需要がないからこそ、行きたくなる理由作りが大切。 - 例えば、当店の"授乳場所サービス"には多くの若いママさんが利用し、口コミで立ち寄るママさんが増加中。
⇒ママさんたちが授乳しに来るのは、「ここに来ると癒やされるから」「元気になるから」。 - こうして店員さんとふれあったり、世間話をしているうちに、呉服談義にもなり、呉服にも親しんでいく。
⇒そのうち様々なキッカケで買いたいものが見つかり、結果的に売上につながる。実際、このお店は今も伸びている。
10分商圏(徒歩10分・自転車10分・車10分)の時代になっており、店頭から色々な【キッカケ作り】をしていきましょう!中~高価格帯のイイものを購入する際の消費者マインドから見ての、【3つのキーポイント】の再確認ですが、
- 信頼できる会社・専門店・主人・スタッフから買いたい。
- エピソード・事例・体験談が色々とあると買いやすい。
- お試し、体験が出来ると、なお買いやすい。
- ◎【デンタルジェルα】での事例(レジ横、サイドネット、調剤店頭)
- ◎ショボショボ感・飛蚊症には私も実感の【爽快α-Ⅱ】
- ◎毎日新聞記事掲載の【ミラクルグリップとJPクッション】
- ◎20%伸びている【リンクルクリーム】
- ◎累計1,096台のオーダー補聴器
代表取締役 天野晃治
※4年目に入った週2回のブログ【天野Cozy】では、気づき・事例を配信中!弊社ホームページからご覧下さい。
※薬局新聞に、月1回"さあ、薬局に行こう!"と題したコラムを書いていますので、お読み下さい(10/8号)。
平成26年9月1日付
さて先月、名城大学薬学部の同級生教授と食事をして、国試対策はじめ色々な話の中で気になった指摘は、
- 「20年後の薬剤師はどうなっているのか?」
- 「今のうちに、"ザ・薬局!"と言えるものを作ってほしい。そういう場所で若い薬剤師を鍛える様にしないといけない」
今月も、『モノでなく、お客さん目線で考える!』という視点から3つシェアしたいと思います。
1つめは、以前ブログで紹介し、最近ベストセラーになっている"物を売るバカ(川上徹也著)"より。
- 業界・業種の垣根がなくなり、大手チェーンでも既存店売上の前年割れが当たり前の時代にあっても、伸びている小さいお店や会社には「物語」「ストーリー」がある。
- 商品やサービスのこだわりや、開発の背景、苦労。
- 商品以外でも、主人・店長・社長の思いやビジョン、地域や顧客におけるポジションも物語となります。
- 人は、そうした「思い」「ストーリー」があると、興味をもったり、共感したりする。
- それには、その場で味わえる"体験""雰囲気""人と人とのつながり"も含まれる。
- イイ感じの居酒屋さんは、注文をとりながら「今日はどなたが当店を選んでくれましたか?」「今日は何の集まりですか?」
- 感じのいいタクシー運転手さんは、「車内の温度はいかがですか?」という話し方。
- 調剤待ちのお客さんに、「これ北海道産の黒豆茶ですけど、どうぞ~」と紙コップで差し上げて会話のキッカケに。
- 買物や処方箋のお客さんに、「口から病は始まるっていうので、これ読んでおいて下さいね」とデンタルαのリーフを一緒に袋にお入れすると、「これはどういう歯磨き?」とか、後日「あれってどれのこと?」につながっています。
我々の日常業務・仕事につきものの"NO"という言葉。商品やサービスをお勧めした時に、「要りません」「沢山です」「必要ない」・・・という多くの【ノー!】を突きつけられます。
その都度、落ち込んだり、諦めたり、決めつけたりしがちですが、そうした"NO"に対して参考になるのが・・・、
- 前置きの「NO」という言葉は、一応どの顧客からも聞かされるものだと覚悟しておかねばならない。
→これは"もっと説明してもらいたい!""色々と事例を示してほしい!"という要求でもある。 - 【価値】や【必要性】が伝わっていないから、今のところは"NO"。
- 消費者・顧客は、商品よりも"言葉"を買う。即ち、信頼性や専門性のある人・親しみのある人の言葉や体験談。
日経流通新聞の2014年下期ヒット商品予測のキーワードは、"こだわり・高機能"、"遊び心"。そして、"価格が高めでも使えるもの・イイもの!"でした。
弊社でも、
- バージョンアップしたマスティック6%【デンタルジェルα】での取組み例(レジ横、サイドネット、調剤薬局店頭)。
- 7月24日の毎日新聞に記事掲載された【高反発クッショングリップ】、【JPクッション】での多くの事例。
- 20%伸びている【リンクルクリーム】や、目のショボショボ感・飛蚊症解消には【爽快α】。累計1,068台のオーダー補聴器。
【お客さんは目の前にいます!】・・・「こういうのがあるんだ!」「こういうのを探していたのよ!」「初めて知ったわ!」「友達にも教えたい!」などの会話が生まれます様に!広がります様に!
代表取締役 天野晃治
※4年目に入った週2回のブログ【天野Cozy】では、気づき・事例を配信中!弊社ホームページからご覧下さい。
※薬局新聞に、月1回"さあ、薬局に行こう!"と題したコラムを書いていますので、お読み下さい(9/3号、10/8号)。
平成26年8月1日付
先月~今月まで【"夏バテ対策"試飲付き企画】やっております。
さて、消費増税・辛めの調剤報酬改定から4ヶ月。まだまだ市場全体としては戻り切っていないとは言え、反動もそれなりに収まってきました。一方で、【お店の格差】【価格の2極化】がより一層広がっています。
今月も、『モノでなく、お客さん目線で考える!』という視点から3つシェアしたいと思います。1つめは、"売上が伸び悩む理由"について。【売上=①客数×②お買い上げ額×③リピート】という原則にあって、
- なかなかお客さんが来てくれない、来店客数が減っている。
- 新しいお客さんが来てくれない、お店に入ってくれない。
- なかなか買ってくれない、決まったものしか買ってくれない。
- お店の存在が知られていない。
- お店に入るキッカケがない。お店に行くキッカケ・理由がない。
- 勧めたい商品やサービスの価値が伝わっていない。
先月、弊社では累計販売60万本のマスティック6%配合歯磨き【デンタルジェルα】をバージョンアップ発売。実際には
- 「これはいい!」「今まで以上に頑張って売るから!」 とか、
- 「高額品歯磨きの推売品と言えるものがなかったのでやりたい」
- 「前からやっていたが最近忘れていた」「最近、意識していなかった」 とか、
- 「以前からあったの?」「こういう商品をやっているのを知らなかった」
やはり常に意識していただく様な取組みや、1~2度アナウンスして終わりにしない継続的な発信が"売上"にも"リピート購入"にもつながることを痛切に感じました。
3つめは、「近くのお客さんを開拓する!」
一般的な店舗の場合、来店客の8割は"徒歩10分以内・自転車10分以内・車10分以内"と言われています。
- 近隣にお住みなのに、今まであまり接点がなかったお客さんに「いかに来てもらうか」「気に入っていただくか」。そして「通っていただくか」。
- 少し離れたスーパーに行くのが面倒で手前のコンビニ・小型店で日常の買物を済ませる高齢者が増えています。
- 遠くの市民病院に車で通院していた老夫婦が車の運転をしなくなり、近くのクリニックや調剤薬局に変更される例が今後増えてきます。
最後にお知らせですが、先月24日の毎日新聞朝刊に、弊社がこの春よりNPO法人「健康な脳づくり」に参加して普及・販売協力をしている、【高反発クッショングリップ】、【JPクッション】と、名古屋市立大学前学長の西野仁雄先生の記事が掲載されました(同封コピーをご覧下さい)。
- 拘縮(こうしゅく)状態の方の症状改善事例。「反発力」で脳の前頭葉の血流が上昇。
- 認知症になってからではなく、40~50代、60代から生活習慣を見直し予防を。
バランスのよい食事と軽い運動習慣。 - グリップを握りながら、クッションの上で足踏み運動をする。
- 人との交流の場を作る。
代表取締役 天野晃治
※4年目に入った週2回のブログ【天野Cozy】では、気づき・事例を配信中!弊社ホームページからご覧下さい。
※薬局新聞に、月1回"さあ、薬局に行こう!"と題したコラムを書いていますので、お読み下さい(8/6号、9/3号)。
平成26年7月1日付
さて、消費増税から既に3ヶ月。反動もそれなりに収まり、市場では【価格の2極化】が広がっています。また、「品質にこだわった、ちょっと高めでイイもの」が伸びています。
今月も、『モノでなく、お客さん目線で考える!』という視点から3つシェアしたいと思います。
1つめは、今後の流れを予感させる辛めの調剤報酬改定について、業界紙の厚労省保険局・薬剤管理官インタビューから。
- 医薬分業の趣旨からすると、「薬価差益を求める」「算定されるにはどうしたらいいか」という視点はもってのほか。
- 中医協の委員の皆さんは、本音では薬局のフィーは高いと思っている。
- かかりつけ薬局という限りは、処方箋がないと入れない薬局はダメ。
- 24時間対応(処方箋によらず、患者さんの相談にいつでも応じられる体制)が重要。
2つめは、お店の認知度について。近所や通勤路、いつも通る道にあるお店なのに、「入ったことがない」「入りずらい」「知らなかった」ということが本当に多いです。・・・お互いにとっての【機会損失】とも言えますね。
そこで最近、色々な業種店で見直されているのが"店頭ボード""手書きPOP""手書きメッセージ"の効果。
- 洒落た外観や、店内が見えず入りずらいお店でも、入口に店頭ボードが置いてあって、"今月のおすすめ""今月のイベント""主人のイチ押し・思い"などが書いてあると入りやすい。
- いつも何かを発信したり、配布したり、定期的にイベントをやっているお店は、認知度や共感度が上がり、「今度・・・」「何かの時には・・・」という意識を持ってもらいやすい。
- クリニックや薬局などで、入り口にスタッフの顔写真とともにプロフィールが貼ってあると、親しみがわく。
3つめは、【対話のきっかけを作る】
先月、商業界2月号(小阪裕司の世界)希望を多数頂き、有難うございました。当選された25件様には担当者がお持ちします(当選されなかったお店様には抜粋コピーを)。その小阪裕司先生の日経流通新聞コラムに登場した有名なクリーニング店さんの話より。
- そこでは主人がマスター的な存在で、お客さんにクリーニング関連の色々なことを教えている。
- 家庭用の洗剤では落ちにくい汚れを落とす洗剤を売り始めたところ、「高校に行っている娘がブラウスの袖を黒くしてきて、なかなか落ちないのよ」「ジムでインストラクターをやっている息子のシャツを何回洗っても臭いがとれない」などの会話が増えた。
- 表面上の会話だけだったのが洗剤がキッカケで家庭の洗濯の話になり、対話や関係が深まった。
名古屋市立大学前学長で、NPO法人「健康な脳づくり」理事長でもある西野仁雄先生とのご縁で販売・普及協力を始めて3ヶ月の"ミラクルグリップ"、先月からの"JPクッション"でも色々なキッカケが生まれています。
- 「自分も予防・運動で使う」「すぐ欲しい」「親・知り合いに使わせたい」「店頭用・調剤待ちのお客さん用に」
- グリップでは、チラシ・DMでの発信や、店頭見本利用して既に20個、30個販売なさっているお店様の例。
- 「今後、こうした商品を扱っていくべきだ」「使いながら話が弾む」「介護施設に紹介したい」・・・などの声。
代表取締役 天野晃治
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※薬局新聞に、月1回"さあ、薬局に行こう!"と題したコラムを書いていますので、お読み下さい(7/9号、8/6号)。
平成26年6月2日付
先月の名古屋・電気文化会館での名古屋室内合唱団の旗揚げ公演「メサイア演奏会♪」は無事に成功裡に終わりました。滝沢先生こだわりの小編成19名による長時間演奏で大変でしたが、すばらしい体験をさせていただきました。
さて、消費増税から2ヶ月、そして今後の流れを予感させる辛めの調剤報酬改定から2ヶ月。増税の影響は業界によってさまざまですが、「人間は良くも悪くも慣れる!」。価格にはいづれ慣れるし、どこかへ行けば必ずそれなりにお金を使います。・・・ならば、われわれも体験会や健康イベントなど集客や、お店の認知度アップにつながることを色々と考え、やっていきましょう!
今月も、『モノでなく、お客さん目線で考える!』という視点から3つシェアしたいと思います。
1つめは先月、セブン&アイ・鈴木敏文会長があるテレビ番組で「ライバル店は一度も見に行ったことはない。同業他社がどうではなく、要は、自分が常に進化していけるかどうか!」と語っていました。鈴木会長は著書の中で、
- お腹いっぱいの消費者に何を買ってもらうか?・・・を常に考える。
- 「上質さ」と「手軽さ」の両面を追求してこそ!
- お客さんが二つの財布を使い分けるメリハリ消費にあっての最後の一押しが大切。
2つめは、店頭ボード、手書きPOP、DMで何を伝えるのか?
一つは、商品・サービスに気づいてもらうキャッチコピー(シェフのおすすめ限定ランチ20食!今日~明日限りの配布!雑誌○○で紹介!お待たせしました!・・・など)。もう一つはメッセージ。
手書きPOPにお客さんが期待しているのは、「このお酒はオススメ!」「アミノ酸は体にイイ!」でしょうか?
そうではなく、「岐阜県恵那市の昔ながらの棚田でとれた山田錦と、新鮮な水で、5代目の当主兼杜氏が少量ずつ仕込んでいるお酒です!」、「お湯割で飲むと、2~3分で体がポカポカしてきます!」というメッセージ。
- どんな人がどういう思いで作っているか?どういう背景で開発されたのか?
- これによって何が体感できるのか?何が解消できるのか?
- 何に共感して、その商品を扱っているのか?
最後に、オラクルひと・しくみ研究所・小阪裕司先生が特集された月刊「商業界」2月号より。
- モノではなく、人にフォーカスして、どうしたらお客さんに喜んでもらえるか・・・と考える。
- 「売る」から、「教える」「伝える」というスタンスに変えていく。
- アナログなコミュニティの中に、お店や主人と価値観を共有する場が出来上がっていく。
- 今や、商品は必需品が3分の2、心の豊かさ商品が3分の1。
弊社でも、20%伸びている【リンクルクリーム】や【全身うるおい保湿液】の場合、金スマで取り上げられた話題だけでなく、売れているお店さんはデカPOPや試供品を積極的に利用されたり、お店独自の発信を続けておられるのでスキンケア商品が一番動く冬場を過ぎても、しっかり新規やリピートのお客さんが増えています。
また、NPO法人「健康な脳づくり」の賛助会員となって普及・販売協力を始めて2ヶ月の"手や脳に刺激を与え、認知症予防効果が高い(98症例あり)"高反発クッショングリップでは、
- 「ちょっと高い」と、価格面で抵抗があったお店さんがある一方で、
- 「すぐ欲しい」「親や知り合いに使わせたい」「自分も予防で使う」
- 「今後、こうした商品を扱っていくべきだ」との反応を3割近くのお得意様よりいただきました。
代表取締役 天野晃治
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※薬局新聞に、月1回"さあ、薬局に行こう!"と題したコラムを書いていますので、お読み下さい(6/4号、7/9号)。
平成26年5月1日付
さて、17年ぶりの消費増税から1ヶ月。駆け込み商戦の反動減は高額品を除くと比較的小幅との事で、日経流通新聞の消費者1,000人調査によると、4月からの消費活動で65%が「節約している」と回答。但し、そのうち「全て節約」はたったの9%で、節約しつつも的を絞って消費を楽しむ「メリハリ消費」が56%。「節約してない」が35%。
【価格の2極化】が広がっていく中で、『今より高く売る!小さな会社のブランド作り』の著者・村尾隆介氏が指摘する
- 中小企業、小さい会社は、【ちょっと高めでイイもの】を販売・提供していくことが生き残りのキーワード。
- 値段がちょっと高くても買ってもらえる・利用してもらえる会社やお店になっていく。
- お客さんとの【接触回数】を増やし、「この分野では負けない!」というぐらいの情報発信や小さなイベントを通じ、お客さんにとって親しみのある・頼りになる存在になる。ファンになってもらえる様にしていく。
「良い商品・サービスなのに、売れない・買ってもらえない」という悩みがいたる処にあります。売れないとどうしても「高いから売れないんだ」とか、「こういうものを欲しい人はいないんだ」と考えがちですが、【お客さん目線】からすると、
- 人は自分に関心のない話は聞かない。関心がないのに商品説明・売り込みされても聞き流すか、無視。
- せっかく関心が少しあっても、そこから先への誘導がストレスなくされないと、前へ進まない。
- その商品・サービスの価値や、自分・家族・親にとっての必要性に気づくと、とたんに興味が湧いてくる。
先月、弊社が販売・普及協力を始めた名古屋市立大学前学長で、NPO法人「健康な脳づくり」理事長の西野仁雄先生が開発・普及に努められている"手や脳に刺激を与え、認知症予防効果が高い(96症例あり!)"高反発クッショングリップでも、「自分が使いたい」「親に使わせてあげたい」「使ってもらいたいお客さんがいる」などお話を数百件いただきました。店頭見本もご用意していますのでコミュニティ薬局としての取り組みを是非。
2つめは、『お客さん目線で販促物を工夫する!』
- お店を認知してもらうには・入ってもらいやすくするには、どんなチラシや店頭ボードがあるといいでしょうか?
- 商品に興味をもっていただく・手にとってもらうには、どんな陳列・手書きPOPがいいでしょうか?
- どんな事例やエピソードをお伝えするといいでしょうか?
- ステンレス製水筒 4,000円
- 朝入れた黒豆茶が夕方でもバッチリ温かい保温性抜群の水筒! 5,000円
例えば、
- 脳を刺激する高反発クッショングリップ 4,600円
- あの"ぎんさん"の娘さん三姉妹が90歳過ぎてもお元気で、認知症とはまったく無縁な秘密!高反発クッショングリップ 2個4,600円
【お客さん目線】に立って工夫をできることはたくさんありますね!
最後に、先月東京・幕張メッセでの世界No.1カリスマコーチ"アンソニー・ロビンズ"の初来日セミナーでの話から。
- 何度も話していたのが、【自分の基準・アイデンティティ】をもっと引き上げることの大切さ。
- 色々と挑戦して経験を積み、自分の人格に選択肢を増やすことが大切。
- 思い込み(無意識のうちに積み上がってきた自分なりの常識)が自分の成長の壁になっている。
- 常に小さな決断を繰り返して、"自分の勇気"を鍛えることが大切。
代表取締役 天野晃治
※週2回のブログ【天野Cozy】では"3分間で読める"気づき・事例を配信中!弊社ホームページからご覧下さい。
※薬局新聞に、月1回"さあ、薬局に行こう!"と題したコラムを書いていますので、お読み頂ければ(5/14号、6/4号)
平成26年4月1日付
さて、いよいよ消費増税、調剤報酬・薬価改定の4月となりました。市場環境や制度の激変期にあって、しっかり【足元】を見て、今後のコミュニティに根づいた【薬局像】を追求していく姿勢が求められます。
まず大事なポイントとして、4月以降はさらに【価格の2極化】が広がる中にあって、
- 中小企業、小さい会社、お店は、【ちょっと高めのもの】【ちょっとイイもの】を販売・提供していくこと。
- 値段がちょっと高くても買ってもらえる、利用してもらえる会社・お店になっていく。
- お客さんとの【接触回数】を増やし、「この分野では負けない!」というぐらいの【情報発信】やお客さんの為になるものを提供し、頼りになる・親しみのある存在、ファンになってもらえる様にしていく。
1つめは、『売り込まずに売る』
「差別化を図る」「ちょっと高めでイイもの」を販売していくことの必要性は理解しつつも、「出来れば、お客さんに売り込みたくない」「余分な事を話して嫌われたくない」という心理がどうしても働きますよね。 ・・・そこで、
- 「あなたは直接売り込まない(いきなりセールスしない)」・・・最初の売り込む部分は販促物にしてもらう。
すなわち、手書きボード、手書きPOP、チラシにその商品・サービスの良さ・エピソード・自分の体験談などを語ってもらい、お客さんに"気づいてもらう"、"関心をもってもらう"、"話題をふりやすくする"。 - あなたの役目は、その商品・サービスに意識が向いたお客さんの気持ちを盛り上げること、ひと言を添えること、試してもらうこと【試飲・試着・お試し】。
- こうした流れだと、お客さんも一方的に売り込まれた感がなく、お互いそうしたストレスを感じずに済みます。会話もスムーズになりますし、たとえその時は買っていただけなくても、次につながります。
2つめは、『実演販売で売上10%アップ』
先日のTV番組「がっちりマンデー」でホームセンターチェーンの多くが低コスト・セルフ化の中で、真逆の方針で伸びてる話。
- 声かけ・話し方も、「元気な声」「笑顔」「親しみやすさ」で。
- お客さんに試してもらって投げかける言葉も、「いかがですか?」ではなく、「ねっ、違うでしょ!」
ご承知の様に、2014年の調剤報酬・薬価改定では、「基本料」「後発品体制加算」の見直し、「24時間調剤体制」など厚労省は調剤室を出て、もっと患者さん・お客さんに、地域にかかわっていく様、求め始めています。
【超高齢社会】【半径500m商圏時代】にあって、コミュニティに根づいた"かかりつけ薬局"、"かかりつけ薬剤師"に求められることは何でしょうか?
最後に、先日のNHKテレビ「あなたも認知症予備軍?」から。認知症800万人時代(予備軍400万人含め)にあって、
- 早期発見することの大事さ・・・早く兆候に気がつく。
- 薬物治療以外の大切さ・・・外に出る、運動する、人と会う、話す。
- 地域住民の交流の場・居場所作りの必要性。・・・認知症になっても安心して住める神戸市長田区の取り組み例。
皆さまにも、是非その主旨をご理解いただき、コミュニティ薬局として取り組みをお願い致します。
代表取締役 天野晃治
※週2回のブログ【天野Cozy】では"3分間で読める"気づき・事例を配信中!弊社ホームページからご覧下さい。
※薬局新聞に、月1回"さあ、薬局に行こう!"と題したコラムを書いていますので、お読み頂ければ(4/9号、5/14号)
平成26年3月3日付
弊社の【ノロキラー】【空間除菌ブロッカー】も品薄状態が続いていますが、逐次製造・納入されますので、医療機関でもある薬局・調剤薬局店頭からの情報発信をお願いします。
さて、足元の2~3月、4月からの消費税増税と調剤報酬・薬価改定、その先を見据え、【コミュニティに根づいた薬局像】を目指していく上で、「お客さんに選んでもらう・来てもらう」という視点から今月2つシェアします。
1つめは、「ちゃんと伝え切れているか?」
日経流通新聞のジャパネットたかた・高田社長特別セミナーからの話ですが、
- 稼いでいたテレビが売れなくなり、売上が2/3に大幅ダウンした。「原点に戻り、テレビ以外の家電(調理、健康、環境)への商品替えを進め、ピーク売上の8割に戻った」。
- 市場を創るのは、商品の良いところを発掘して提案する視点。一番大事なのは、「誰に売りたいか!」
- 年配の方は、どなたも健康で生きがいを持って年を重ねたいと思っている。70歳でタブレット端末をお使いの方の映像を流したり、お孫さんとのテレビ電話での交流を伝えると、そこに消費が起こる!
- どんな商品でも、良さを分かってもらうにはプロ意識を持って、徹底的に伝える事!
2つめは、「売上アップは掛け算」
今やチラシの効果は0.3%出れば(1万枚まいて30名の来店)、上出来と言われています。そんな中にあって、個人店でチラシ回収率が何と、その10倍(!)の2~3%という繁盛店の話も聞きます。また、DM回収率が何と、10~20%以上(!)という、???・・・の驚異的な個人店さんの話も。
どんなに強烈なお店なのか?どんなに強烈なキャラクターの主人なのか?・・・と思いますが(失礼!)、実はとても基本的なことを忠実にやっていらっしゃる。
お客さん(消費者)視点で考え、認知→来店→販売→再来店の4段階にあって、
- 数多くのお店がある中で、自店の存在に気づいてもらう。 ↓
- お店に入ってもらう。 ↓
- 商品・サービスを試したり、購入してもらう。
お店の雰囲気、スタッフの対応・会話に満足してもらう。
↓ - 再来店(リピート)してもらう。ファンになってもらう。
- チラシ、店前看板(メニューや情報)、手書きボード、POP
- 忘れられない様、何かを渡す・・・試供品、サービス券、次回の特典、主人の思いのつまった挨拶文、冊子。
- 思い出してもらう為に、ハガキ(お礼・お知らせ)、DM(情報・イベントなどのお知らせ)を出す。
お客さん(消費者)は、普段から馴染んでいるお店、使っている商品・サービス以外については、どのお店を・何を選んだらいいのか分からない場合が大半です。特に、"初めて""急いでいる""分からない""知らない""困っている"という時はなおさらです。
上記の【伝える】、【情報発信】を含めての、お客さん・患者さんとの関係性を築き、"日々の健康と予防"のアドバイザー、マスター、頼れる存在を目指していきましょう!
代表取締役 天野晃治
※週2回のブログ【天野Cozy】では"3分間で読める"気づき・事例を配信中!弊社ホームページからご覧下さい。
※薬局新聞に、月1回"さあ、薬局に行こう!"と題したコラムを書いていますので、お読み頂ければ(2/5号、3/5号)。
平成26年2月3日付
まずは目の前に迫ってきた4月の消費増税前に、中~高価格帯の商品・サービスをしっかり売る、リピート購入していただいているお客さんに事前のアナウンスをするなど【駆け込み需要対策】をしましょう!
その上で、4月以降はどうなるのか?
景気回復の減速が懸念される中で、さらに【価格の2極化】が広がると言われています。今月ご紹介する「脱・安売り」の第一人者で『今より高く売る!小さな会社のブランド作り』の著書・村尾隆介氏は生き残りへ大切になる要素として、
- 中小企業、小さい会社は、【ちょっと高め】のものを販売すること。
- 特定の分野に【絞り込んで】強みにすること。 ・・・を強く指摘しています。
- 値段がちょっと高くても買ってもらえる・利用してもらえる会社・お店になっていく。
- お客さんとの【接触回数】を増やし、「この分野では負けない!」というぐらいの情報発信やお客さんの為にもなるものの提供、頼りになる・親しみのある存在、ファンになってもらえるようにしていく。
◇最近の弊社の例では、【リンクルクリーム】で、
- TBSの「金スマ」での話題、デカPOP,ダーマキシル2%配合、説明リーフ、試供品をお客さんに使っていただく、効果から見たお値打ち感などで、12月以降は10%伸びています(調剤薬局さんでも月12個以上のお店も)。
- ビルベリー・ルテイン配合の低価格通販品もある中で"目一杯の配合量"、先生自身が飲まれて"目のショボショボ感"が解消したり、眼科で測定したら視力が劇的に変化して推売に力が入った店員さん、私自身の"飛蚊症解消"の話など。
★情報過多の時代にあって、大半の情報が顧客(お客さん)に届いていないという現実!
こちら(お店)としては、何度も(!)話している、アピールしているつもりでも、何回も(!)チラシやお知らせで伝えているつもりでも、ずっと前から(!)陳列してあるのに、
- 「知らなかった(初めて知った)」
- 「聞いていない(初めて聞いた)」
- 「気づかなかった(初めて見た)」
ここがまさに"売り手目線"と"買い手(顧客)目線"の差!
★人は自分に興味のあるモノ、意識しているモノしか見ない・聞かない・気づかない!
・・・という現実。
だからこそ、
- 気づいて(思い出して)もらう為に、目立つPOP、手書きボード、手渡しリーフ、試供品、そして接客など"複合的な販促"。
- 一方通行の売り込みにならない様、実績や共感を呼ぶストーリー、お客さんの声を伝える。試してもらう。
- せっかく気になってもらっても、その後の取るべき行動のハードルが高いとお客さんは二の足を踏むので、工夫を。
- 単発・数回程度でなく、何度も発信を続け、「いつも何かをやっている(学べる)お店」と認識してもらう。
「明日からやる」は、バカ野郎!・・・せっかくいい話を聞いたら、すぐやりましょう。
代表取締役 天野晃治
※週2回のブログ【天野Cozy】では"3分間で読める"気づき・事例を配信中!弊社ホームページからご覧下さい。
※薬局新聞に、月1回"さあ、薬局に行こう!"と題したコラムを書いていますので、お読み下さい(3/5号、4/9号)。
平成26年1月6日付
さて、「今年はどういう一年になるか?どういう1年にするのか?」足元の1~3月、4月からの消費税増税と調剤報酬・薬価改定、その先を見据え、【コミュニティに根づいた薬局像】を目指しましょう!
先月の日経新聞・日経ビジネスで「ネット販売、店舗を侵食」「過度なネット価格対抗で量販店収益悪化」の記事。
- 電子書籍や本のネット経由の販売額シェアが1割に。家電製品もネット経由が1割に。
- 旅行販売はネット比率が既に2割に。
- それに対し、量販店は価格下げて対抗したり、ネット大手は色々なサービス補填・送料無料などの体力消耗戦に。
そこで年頭にあたってご紹介する本は「選ばれる理由(武井則夫著)」。武井氏が述べる本書の肝は、
- 人は理由があれば行動する。
- そして、理由が伝われば選ばれる。
- だから、「選ばれる理由」をこちらが用意する。 ・・・の基本かつ重要な3点。
- ふじリンゴ(青森産) 1個 ¥98
- 〃 1個 ¥120
- 〃 1個 ¥300
- ふじりんご(青森産)1個 ¥98
- "今が旬!糖度12度"蜜がたっぷりのふじリンゴ(青森産)1個 ¥120
- "無農薬!化学肥料不使用!"木村さんのリンゴ入荷 1個 ¥300
(生産数が極めて少ないリンゴなので、お1人3個まで)
人は、「類似商品の値段」や「過去の自分の経験」と比較して購入品目を決めるので、何かと比較される様にお客さんを導いたり、お客さんが知らない価値を教えたりして、選ばれるようにしていくことが肝要です!上記の様に価格以外の価値があれば、一見高そうに見える商品でも売れていく!
先月、弊社のお取引店さんでも・・・
- 女性薬剤師さんが、マスチック6%配合【デンタルリンスジェル】を使用していて、歯茎の状態がとても良くなり、歯医者さんに褒められ、その体験を自信にドンドンお客さんに勧めている例。
- 20日分・6,000円の十全大補湯ドリンク剤【補全】を「これはいい!」「売れる!」と試飲付きで6本発注の調剤薬局さん。
- 先月お取引が始まったばかりでほとんど物販経験のない調剤薬局さんで【リンクルクリーム】がいきなり12個売れた。
- リンクルクリームの"エピソード"ですが、12/6放送のテレビ番組「金スマ」で、安住アナと大竹しのぶさんが、おせち料理の食材選びで築地市場を散策。そこにある弊社の取引薬局さんで、デカPOPと主人の説明に、「とても気になる~っ!」と反応されました。
潜在客は目の前(!)にいますし、
- 人は買い物を楽しみたいし、行きつけのお店が欲しい!知らないことを教えてくれる【マスター】が欲しい。
- 人はお店に行く理由が欲しい。 ・・・色々な【お知らせ】を発信していきましょう!
代表取締役 天野晃治
※週2回のブログ【天野Cozy】では"3分間で読める"気づき・事例を配信中!弊社ホームページからご覧下さい。
※薬局新聞に、月1回"さあ、薬局に行こう!"と題したコラムを書いていますので、お読み頂ければ(1/22号)。