医薬品(OTC)・健康食品・スキンケア・管理医療機器等の販売 天野商事株式会社

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今月のトピックス

平成23年の記事一覧

平成23年12月1日付

 こんにちは。いつもお世話になっております。平成23年もあと1ヶ月になりました。「今年もあと1ヶ月しかない。結局、自分は何もやっていないな~。変わっていないな~。」でしょうか?それとも、「まだ1ヶ月あるから、何か始めるぞ!チャレンジするぞ!」でしょうか?
 11/23(勤労感謝の日)は次女が通う金城学院のメサイア第60回記念公演でした。私も校長先生に誘われて参加して以来3回目。今年も女子生徒の皆さんの熱心な管弦楽団とグリークラブと一緒に、満席の芸文コンサートホールの素晴らしい雰囲気の中で、『ハレルヤコーラス』を歌いました。
 さて、先日の日本シリーズは、私どもの地元の中日ドラゴンズはあと一歩及ばずでしたが、久しぶりにプロ野球が盛り上がりましたね。私もプロ野球離れしていましたが、久しぶりにテレビ観戦しました。
 『○○離れ』という言葉がよく使われますが【人は自分に興味のあるものだけを見る・聞く】と言われています。実際、買物に行った店頭でも、TVでも、雑誌でも、自分が気になるモノ・興味のあるモノは視界に飛び込んできますし、ほんのちょっとした言葉や映像にすら気がつきます。一方、全く興味がないものに対しては、どんなに大量に陳列してあっても、大量広告していても、たとえ激安でも無視(いわゆるスルー)します。たとえ5割引きでも、関係ない。
 先日、弊社の社員がオラクル・ひと・しくみ研究所の小阪裕司先生の講演で聞いた話ですが、いわゆる『若者の日本酒離れ』の話です。昔に比べ日本酒が飲まれなくなり、中小の酒造メーカーの廃業も多い現実。そんな中、小阪先生が客員教授をしている大学の学生に「なぜ今の若い人は日本酒を飲まないの?」と聞いたところ、彼らの答は世間で言われている理由(日本酒はオヤジ臭いから・飲みにくいから)ではなく、「日本酒を飲む機会がない」「居酒屋でも、まずビールか焼酎の注文となり、おかわりでも日本酒まで行かずに終わってしまう」だったそうです。だからこそ、伝える力!
  • お客さんが、そうとは気づいていない価値を教えてあげる。
  • お客さんが購買への行動がしやすいように、行動する理由を与えてあげる。・・・例えば、案内のDMを送る。試飲をしてもらう。会を案内する。体験談を話す。試供品をただ渡すのではなく、効果の出る使い方を目の前で教えてあげる。
  • お客さんとの絆が構築されていれば、いったん欲しいと思ったら【"買いたい!"のスイッチが入ったら】、必ず買ってくれる。また友達にも紹介してくれる。
  • そして、一度購入されたら、フォローし、使い切る頃を見計らって、次の購買(リピート)につなげる手当てを。
 「難しそう」「面倒臭そう」「うちでは無理だ」という理由づけを乗り越えて、【やってみる!】【真似してみる!】【ワンランク上の目標を設定してみる!】がスタートラインです。商売として成り立ち、お客さん・地域にとって『欠くべからざる・なくては困る存在』へ、『実践(試行錯誤)とその継続』をお互いやっていきましょう。
 虚弱な方に飲みやすく効果の高い十全大補湯ドリンク剤「補全」はそういうお店の差別化・柱になる希少な商品で、弊社もようやく導入出来ました。スキンケア企画、オーラル関連の陳列箱、こだわり製法のしょうが湯、什器もご利用下さい。
 ご提案を始めて19ヶ月の補聴器はオーダーメイドのお客様が424台になりました。お客さんが良く見知っているお店で内容も予算も納得してお買い上げいただき、喜んでいただくには、地域の健康相談店が一番だと思います。専門の相談員と連携をとり、相談会の実施・又はスポットを一緒に取り組みましょう。


代表取締役 天野晃治


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平成23年11月1日付

 こんにちは。いつもお世話になっております。秋から冬への気配を感じる朝の空気になってきました。
 さて、週1回のブログで『商売、そして社会的インフラとしての「くすり屋」とは?』『薬剤師の将来は?』をテーマに感じていることを書いています。
◆10/5付:姜尚中(カン・サンジュン)氏の講演会の話。
◆10/12付:弊社スキンケアセミナーでの話。
◆10/18付:男声合唱団仲間の薬学部教授と弁護士との会話~"薬剤師に求められる社会的ニーズ"の話。
◆10/25付:名古屋大学大学院総合診療医学の伴教授の講演会での話~"地域に求められる「くすり屋」さんは?"の話。

 ベストセラーの『デフレの正体』の中での2つのポイントである、「生産年齢人口の減少と高齢者の激増」と「コミュニティの必要性」にあって、われわれ【くすり屋】はどうあっていくべきか?厳しい市場環境が続き、国内マーケットが縮小しているわけですが、われわれは健康産業にあって【決して衰退産業にいるわけではない!】。しかし、『一つのビジネスモデルは20~25年しかもたない!』という観点から、地域・顧客にとってどういう「くすり屋」を志向していったらよいのでしょうか?
 その過程で重要になってくるのは、10/12のブログでもご紹介した【3つ数字の話】です。
  1. 「エビングハウスの法則」・・・せっかくいい話を聞いても、人はたった1日で話の内容の2/3を忘れ、1週間で80%忘れてしまう。

  2. 「44%→22%→14%→12%」・・・1回やっただけでダメだと諦める人が44%もいて、2回で諦める人が22%、3回で14%、4回の12%の人が諦める。結局、諦めずに5回チャレンジする人は、たった8%しかいないという真実!だからこそ、根気の差がとても大きな差を生ずるという事。
     そして、この話にはオチがあるのですが、【同じ事を5~6回繰り返して根気よく話して、初めてこちらの思いの60%が通じる】。確かに、「人は自分に興味のある事しか見ない!聞かない!」という真実がありますから、これぐらいのつもりでやればいい・・・と言えますね。これぐらいやって初めて、「自分なりに、まずはやってみた!」と言えるのではないでしょうか?

  3. 最後は、「人は自分でやったことは90%覚えている。見た事は60%覚えている。読んだことは30%、そして聞いた事はたったの10%しか覚えていない!」という数字です。
 「難しそう」「面倒臭そう」「うちでは無理だ」という理由づけを乗り越えて、【やってみる!】【真似してみる!】【ワンランク上の目標を設定してみる!】がスタートラインです。商売として成り立ち、お客さん・地域にとって『欠くべからざる・なくては困る存在』へ、『実践(試行錯誤)とその継続』をお互いやっていきましょう。
 先月の弊社スキンケアセミナーでの美容部長(石崎さん)の話をまとめ、同封しましたので、是非ご参考にしていただき、実践してみて下さい。【自分でやったことは90%覚えている】

 今月は、こだわり製法のしょうが湯を新発売。甘くて飲みやすく効果の高い十全大補湯ドリンク剤「補全」、一番動くシーズンになったスキンケアのサンプル2倍企画、オーラル関連の陳列箱、什器もご利用下さい。ご提案を始めて1年半の補聴器はオーダーメイドのお客様が397台になりました。お客さんが良く見知っているお店で内容も予算も納得してお買い上げいただき、喜んでいただくには、地域の健康相談店が一番だと思います。専門の相談員と連携をとり、相談会の実施・又はスポットを一緒に取り組みましょう。


代表取締役 天野晃治


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平成23年10月1日付

 こんにちは。いつもお世話になっております。一気に秋本番、体調管理にお気をつけ下さい。
 先月、ブログにも書きましたが、小田和正のコンサート(ナゴヤドーム)に行ってきました。オフコース時代~往年のヒット曲、そして最近の人生観のこもった曲まで盛りだくさんのロングコンサートでした。その間、一周500mの特設通路を走り回り、往年の綺麗な声のままで聴衆に歌いかけ、手を大きく振る小田和正はとても64歳(!?)とは思えぬパフォーマンスでした。本当に20歳若いぐらいパワーと元気を見て、まさに【生涯、青年たれ!】でした。
 さて、先月の日経流通新聞の「原田泳幸・日本マクドナルド社長と、柳井正ファーストリテイリング(ユニクロ)社長」の紙面対談の中で、厳しくも的確な2つのコメントがありました。
  1. 少子高齢化など社会構造が変わり、長期的に市場が衰退していく中で生きていこうと思えば、ナンバーワンになるしかない。
  2. アパレルは『もう終わった産業』ですから、全部作り変えるぐらいのことを考えないとダメ。
 その流れで、『われわれは衰退産業にいるのだろうか?』と考えてみると、小売薬業界は20~30年前の個人薬局・薬店の時代→業態店であるドラッグストアの急成長の時代→ドラッグストアも16,250店を超え、デフレ経済にあって価格競争・異業態との体力消耗戦の時代に。そして医薬分業の追い風に乗ってこの10年急成長した調剤市場も、いよいよ分業率のピークが近づき、ビジネスモデルの転換期に。
 私も新人セールス時代からを振り返ると、この25年の市場環境の大きな変化に考えさせられますが、『一つのビジネスモデルは20~25年しかもたない!』ということを考えると、われわれ(弊社)は『環境変化に適応してきたと言えるだろうか?』と反省しつつ、『5年後、10年後のあるべき姿に向けて足は遅くとも、しっかり歩を進められているだろうか?』と自問自答を繰り返しています。
 オラクルひと・しくみ研究所の小阪裕司先生の一年前の著書"「ありがとう」を言われる商い"を読み返しますと、
  1. 売れない理由は2つだけ。...<1>「お客さんの数が減っている」<2>「お客さんに"買いたい"という気持ちにさせられていない」
  2. 世の中には「売れる商品」はわずかしかない。...お客さんは「売れる商品」だから買うのではなく「自分が買いたくなった商品」だから買う。「売れない商品」は、まだお客さんへの動機づけが足りなくて売れていないだけ...とも言える。
  3. お客さんにあなたのお店を"忘れさせないこと"が大切。だから、まめに「接触」して人間関係を育む事。但し、お客さんといくら親しくなったとしても、お客さんに買う動機が生まれるのをただ待ってるだけでは、お客さんは期待通りには買ってくれない。
  4. お客さんが欲しいのは商品自体でなく、「不快なことを解消してくれる手段」「心豊かな一時を得る為の手段」
  5. いくら良い話・成功例を聞いても、素直に学び実践しなければ意味がない!成果は生まれない!
これらの試行錯誤の繰り返しを通じて【お客さんにとって、なくては困る存在(オンリーワン)】へ。。。
 今月は、甘くて飲みやすく効果の高い十全大補湯ドリンク剤「補全-S」を発売致します。シーズンが始まるスキンケアのサンプル2倍企画、オーラル関連や調剤店などの陳列箱・什器もご利用下さい。ご提案を始めて1年5ヶ月の補聴器はオーダーメイドのお客様が365台になりました。お客さんが良く見知っているお店で内容も予算も納得してお買い上げいただき、喜んでいただくには、地域の健康相談店が一番だと思います。専門の相談員と連携をとり、相談会の実施・又はスポットを一緒に取り組みましょう。


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平成23年9月1日付

 こんにちは。いつもお世話になっております。秋の気配を感じ始めましたが、今年の残暑も厳しそうです。
 先月末に、名古屋ブラームスリングシンフォニカ第2回演奏会で、「アルト・ラプソディ」の合唱に参加しました。今回、結成されて5年で平均年齢68歳の春日井男声合唱団とご一緒しましたが、皆さんお元気で合唱好きな老いを全く感じさせない(失礼!)方々でした。いくつになっても「仲間を持つ」「続けられる趣味を持つ」「自分も楽しみ、周りの方にも喜んでもらう」って素晴らしいことですね。
 さて、1ヶ月前に始めたブログで、「商売、そして社会的インフラとしての"くすり屋"とは?」をテーマに感じていることを書いています。人口減少・少子高齢化・デフレで国内マーケットが縮小しているのに、食品スーパー・ドラッグストアなど大手チェーンはまだ積極的な出店を続け、それが体力消耗戦を常態化させ、業界の垣根をなくしています。何もしなければ顧客が減り、リピーター客が減る時代。さまざまな業界でこの10年縮小が続いています。
  1. ガソリンスタンドはピークから36%も減って、38,777ヶ所に・・・残念ながら、差別化が難しい業態。
  2. 書店数は3割減少・・・市場の縮小やデジタル化・ネット(アマゾンなど)との競合。読書好きな私としては"書店頑張れ!"
  3. 酒屋さんは4割減少・・・それでも、"強いおすすめ品・専門土俵"を持っている酒屋さんはいいお客さんがついています。
  4. 家電屋さんは1/3減少・・・但し、小商圏で高齢者宅をきめ細かくフォローしているお店は存在感強いし、頼りになります。

 厳しい市場環境ですが、一方で近くのお店や相談できるお店がなくなっている現実。加齢で日常の買い物にも困る買い物弱者が全国で600万人を超えており、地方・田舎だけでなく都会でも顕著になっている現実。
 先日、弊社担当者と訪問したお店さんからは、「OTCが売れない」「お客が来ない」「処方箋枚数が調剤チェーンに取られて減っている」などのお悩みを聞きました。一方で、「DMは1000枚やってるよ」「さっきポスティングやりに歩いてまわってきた」「天野さんでこれくらいの額はやらないとね」「相談会やってみます」など、前向きに先を見て、色々と取り組んでおられるお店も。
 一つのビジネスモデルは20~25年しかもたないと言われています。小売業の売上の8割は固定客による中で、【お客さんは何を求めているか?】【従来からの範囲内だけでいいのか?】【どの分野が拡大しているか?】をふまえ、
  1. 時代を先読みし、何を新しく取り組むか?優先順位を決め、何に集中し、何をやめるか?
  2. お客さんに「売り込む」のではなく、そうとは気付いていない価値を「教える」「導く」「動機付けをする」
  3. お客さんが悦び、そこからクチコミが生まれ、新規客を連れてきてくれる様な、全体としての流れを作っていく。
  4. 地域・お客さんにとって"欠くべからざる存在""なくては困る存在"になっていく。

 今月は、風邪薬の特売月です。またオーラル関連や調剤店などの陳列箱・什器もご利用下さい。ご提案を始めて1年4ヶ月の補聴器はオーダーメイドのお客様が331台になりました。ここ数ヶ月では熱心に相談会を実施されているお得意先と、調剤店でのスポットの形が半々ぐらいです。良く見知っているお店で内容も予算も納得してお買い上げいただき、喜んでいただくには、地域の健康相談店が一番だと思います。専門の相談員と連携をとり、一緒に取り組みましょう。


代表取締役 天野晃治


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10月開催のスキンケアセミナーでは前半を私が、後半を美容部長の石崎氏が講師を務めます。

平成23年8月1日付

 「エネルギー不安の中での節電の夏」「脱原発論争などの政治停滞」「放射線風評報道」「消費マインドの冷え込み」にあって、先月は何と言っても、"なでしこジャパン"が久々の明るいニュースでした。
 あの驚愕の(!)粘り、最後まで諦めない姿勢、折れない心、決勝のPK戦前の佐々木監督の笑顔、そして大震災復興支援への謝意の横断幕などがとても印象的でした。その中で、「前回はベスト8」が目標だったが「今回は優勝」が目標だったとのコメントがありました。【メンバー全員が目標を決定する】ことによって、目標を上げ、従来のワク(限界)を蹴破り、現実化していった事に敬服します。
 さて、さまざまな業界で「大震災を境に消費行動が変わった」といわれています。そんな中で少子高齢化を背景に労働力人口が5年前より4.6%減ったとの報道も。
 日経ビジネス7/4号に「大手流通業を脅かす小商圏化の波」と題して、営業エリアを限定し、狭小商圏ながら近隣住民が求めるサービスをとことん提供し、圧倒的シェアを確保する中小企業の特集がありました。
★ダイシン百貨店(東京・JR大森駅周辺)・・・1948年に創業し地域の繁盛店だったが、2000年代から競合店増加で業績悪化をきっかけに「半径500mシェア100%主義」を掲げ、"地元のおじいちゃん、おばあちゃん"の利便性を最優先。18万点もの品揃えをし、懇切丁寧な「孫のような接客」「70歳以上の顧客には無料で商品を配達」などなど。
★ミヤシタ電気(群馬県前橋市)・・・1990年代の上州家電戦争の舞台となり、地域の中小家電店が壊滅的打撃を受けた群馬県にあって、販売エリア内の1万2000世帯のうち、45%が顧客!従業員29人の小さい会社だが、1日150世帯ずつ顧客を訪問し、買った家電に関する手厚いアフターケアを実施。量販店より1割程高い店頭価格だが機械が苦手なお年寄りは気にしないとのこと。
 加齢で日常の買い物にも困る「買物弱者」が全国で600万人を超え、ますます「デフレの正体(藻谷浩介著)」で指摘されている"生産年齢人口の減少と高齢者の激増"や"コミュニティの必要性"が待ったなしの変化を迫っている中で、
①時代を先読みし、何を新しく取り組むか?優先順位を決め、何に集中し、何をやめるか?
②お客さんに「売り込む」のではなく、そうとは気付いていない価値を「教える」「導く」「動機付けする」
③お客さんが悦び、そこからクチコミが生まれ、新規客を連れてきてくれる様な、全体としての流れを作っていく。
④地域・お客さんにとって"欠くべからざる存在" "なくては困る存在"になっていく。
 今月は、ハーペント(口臭対策スプレー・医薬部外品)のリニューアルに続き、「飲むエチケット」の手軽なフック包装品を発売。夏バテ対策として、にんにく卵黄が50%・デスクワンDが10%伸びています。ご提案を始めて1年ちょっとの補聴器は、オーダーメイドのお客様が306台になりました。ここ数ヶ月では熱心に相談会を実施されているお得意先と、調剤店でのスポットの形が半々ぐらいです。良く見知っているお店で内容も予算も納得してお買い上げいただき、喜んでいただくには、地域の健康相談店が一番だと思います。流れ作りを一緒に取り組み、根気よく続けましょう。
 今回ホームーページのリニューアルに合わせ、ブログを始めましたので宜しければご覧下さい。



代表取締役 天野晃治


【業界ニュースなど】
  1. 平成22年12月の全国分業率は平均65.4%に。上限目安の70%に近づいており、分業は"量から質の時代"に。
  2. 大病院門前では処方箋日数がどんどん長期間へ。調剤大手は患者宅や介護施設へ処方箋を届けるサービス実施店を増加中。
  3. コンビニは46000店、郵便局は24191局、ガソリンスタンドはピークより36%減り38777ヶ所。55000店の調剤薬局の役割は?
  4. 歯磨市場の出荷額は102.5%の成長が続く。ドリンク剤は100mlは2%増。美容ドリンク剤はここ数年急成長中。
  5. 1400万人の難聴者(軽度~重度)のうち、まだ2割の方しか補聴器をしていない。

平成23年7月1日付

 暑い日が続く中、節電の夏を迎えました。東日本大震災の復旧・復興策や、震災遺児への長期支援策を早く目に見えるものにして欲しいものです。
 さて、さまざまな業界で「大震災を境に消費行動が変わった」との声が聞かれます。「環境を意識した買物」「必要な物しか買わない」「短期的な快楽よりも持続的な幸せを望む」など。大型店やショッピングモールは相変わらずの集客力を誇っていますが、「こんな広い店は疲れる」「こんなにたくさんの量はいらない」「種類は多いが欲しいものがない」と足が遠のく人も。
 "失われた20年"とも言われるバブル崩壊後からリーマンショック後への行き過ぎたデフレ経済。そこに人口減少が重なってのパイの大きな縮小。これから「デフレの正体」で指摘されている"生産年齢人口の減少と高齢者の激増"や"コミュニティの必要性"の時代に入っていく中で、重要なのは「たくさんある」「何でもある」「とにかく安い」一辺倒でなく、「自分が買いたいものがある」「自分にとっての"解決"が得られる」「安心して自分のペースで買物できる」の比重も目に見えて高まってくるのではないでしょうか?
 実際、「自分のことを知ってくれ、最適な提案をしてくれる人には、少しぐらい高くても是非お願いしたい」とか、「大切な話はメールや電話で終わりにせず、会って話をしたい」と思いますし、皆様もそうだと思います。"地域で評判の皮膚科""子供に人気の歯医者""文化センターでも教えている和菓子屋"はじめ、塾・習い事・整体・美容室、そして薬屋も。
 先月、私の所属している合唱団の人が、耳管開放症で1ヶ月以上も調子が悪かった為、信頼する後輩の漢方薬局さんへ連れていきました。分かりやすい説明・今の状態・治るまでの日数を聞き、すっかり安心した様子でした。同様に、お客さんとの関係を構築し、効きめを実感してもらいリピート客につなげているお店や、物販にも取り組み処方箋がなくても来店できる調剤薬局さんなど。確かに厳しい市場環境ではありますが、ネット通販との差、セルフ販売との差、同質化競争との差を発揮し、地域や顧客にとっての"欠くべからざる存在"に向け、共に努力いたしましょう。【決めたことを続ける】
 オラクルひと・しくみ研究所・小阪裕司先生は、直近の情報誌の中で、「ビジネスとは血の通ったシステムである」とし、
  ★企業も商店も、お客さんが悦び、そこからクチコミが生まれ、新規客を連れて来てくれる様な全体としての流れを作っていく。
  ★その上で、"良好な絆作り""売り込むのではなく、動機づける力"の重要性。
を語っておられます。
 今月は、ハーペント(口臭対策スプレー・医薬部外品)を見やすく陳列しやすいブリスター型にしてリニューアル。また、夏バテ対策として、ミネドリンは店頭見本付き月間です。ご提案を始めて1年ちょっとの補聴器は、オーダーメイドのお客様が260台になりました。ここ数ヶ月では熱心に相談会を実施されているお得意先と、調剤店でのスポットの形が半々ぐらいです。良く見知っているお店で内容も予算も納得してお買い上げいただき、喜んでいただくには、地域の健康相談店が一番だと思います。流れ作りを一緒に取り組み、根気よく続けましょう。



代表取締役 天野晃治


【業界ニュースなど】
  1. 平成22年12月の全国分業率は平均65.4%に。上限目安の70%に近づいており、今後の調剤のビジネスモデルが変わる。
  2. 大病院門前では処方箋日数がどんどん長期間へ。調剤大手は患者宅や介護施設へ処方箋を届けるサービス実施店を増加中。
  3. 歯磨市場の出荷額は102.5%の成長が続く。ドリンク剤は100mlは2%増。美容ドリンク剤はここ数年急成長中。
  4. 1400万人の難聴者(軽度~重度)のうち、まだ2割の方しか補聴器をしていない。
  5. 月刊【サーカス】7月号の"眼精疲労"に、弊社目薬「ミホエーゴールドDX」を掲載いただきました。有難うございます。

平成23年6月1日付

 いよいよ夏を迎えます。経済産業省は、東京電力と東北電力管内で7月より大手企業や家庭に対して、昨夏ピークに比べ15%の節電を求める節電策を発表しました。中部電力管内でも浜岡原発停止に伴い、需要のひっ迫の話も出ています。先月、地元愛知県選出の衆議院議員お二人と話す機会がありましたが、エネルギー政策や経済を考えると、単純に「原発推進」とか「脱原発」の議論だけでは...。
 さて、昨年のピーター・ドラッカーブームの火付け役となった「もし高校野球のマネージャーがドラッカーの"マネジメント"を読んだら」は260万部を突破、今月には映画も公開されます。著者である岩崎夏海氏は、著名な秋元康氏に師事し、放送作家として長年下積み生活した才能が開花した点にも共感を覚えます。
 ドラッカー博士が著書で指摘している、
①自分の強みは何なのか?顧客・地域にとっての自社・自店の価値は何か?
②優先順位を決め、何に集中し、何をやらないか?
③成果とは、長期的な打率。多くの失敗・チャレンジをする人ほど、優れた人である。行動力こそ!
④成果こそ、全ての活動の目的。それに向け自分自身をマネジメントする。...目標管理、時間管理、選択と集中。
東日本大震災を経て、ますます「デフレの正体(藻谷浩介著)」で指摘されている"生産年齢人口の減少と高齢者の激増"や"コミュニティの必要性"などが待ったなしで変化を迫っている中で、先月ご紹介した小阪裕司先生の講演会でのポイント。
★単なる「モノ」は売れない。「解決策」を売る。
★価格訴求はさらに効果が出なくなる。「お客さんにとっての価値」を提供する。
★お客さんがそうとは気付いていない価値を「教える」「導く」立場になっていく。その為に、絶えず自己研鑽する。
★お客さんに、どういう行動をして欲しいのか?...DM、チラシなど個々の要素だけでなく、全体の流れの中でのステップ。
★お客さんの充実した毎日の為に、「欠くべからざる存在」「なくては困る存在」になっていく。
 量としての市場規模の縮小期にあっては、「一つ一つの分野で先行者しか満足な収益は得られない」と言われています。時代を先読みし、何を新しく取り組むか?何をさらに深堀りするか?ある行動が習慣化されるまでの節目は「まず3週間!」「次に3ヶ月!」「そしてもう3ヶ月!」。やったりやめたりでなく、「やる理由」を絶えず自問し、意識して行動を変える!そして続ける!最初は苦痛は伴いますが、続けるうちに徐々に楽になり、無意識に出来る様になる。お互い「習慣化!」への努力をしましょう。
 今月はサポート類の拡売月です。「ひざ・腰」「目」「おしっこ」「口臭」などの顕在客・潜在客は増える一方です。月末に品切れしたコラーゲンドリンクも入荷。ご提案を始めて1年の補聴器は、高齢社会での地域の健康相談店として「PW-1の設置(又はのぼりの設置)⇒専門商社による説明(勉強会)⇒相談会の実施(又はスポット)」の流れ作りを一緒に取り組み、根気よく続けましょう。オーダーメイドのお客様は230台になっております。



代表取締役 天野晃治


【業界ニュースなど】
  1. 平成22年12月の全国分業率は平均65.4%に。上限予想の目安とされている70%に近づく。
  2. 先月出版の【強毒型インフルエンザ(PHP新書。岡田晴恵著)】で強毒型鳥インフルエンザに警鐘を鳴らしている。
  3. 歯磨市場の出荷額は102.5%の成長が続く。ドラッグトピックス5/23号にデンタルリンスと、マスティカ洗口液が紹介。
  4. 第一生命実施の全国児童アンケートで、女の子が将来なりたい職業トップ10に、「薬剤師」がはじめてランクイン。
  5. 1400万人の難聴者(軽度~重度)のうち、まだ2割の方しか補聴器をしていない。

平成23年5月6日付

 衝撃的な東日本大震災から2ヶ月。原発事故は依然予断を許さず、日本経済への影響もマスコミ各紙で報じられています。これに対し、過剰な自粛ムードや悲観論はマイナスとの声も多くあがっています。東北の酒造メーカーさんが消費自粛ムードについて"2次被害"という言葉で受注減少を嘆いてみえましたのをご記憶の方も多いのでは...。
  先日被災地から無事出荷された日本酒を友人と空け、今月は私どもの地元名古屋で栄ミナミ音楽祭(チャリティを兼ね180組集合)に参加します。こういう時だからこそ、元気で商売が出来る環境にいる人は、目の前の仕事・商売を普段通りに明るく続ける。そして気持ちも含め出来る範囲での支援をする。
  さて大震災を経て、ますます「デフレの正体(藻谷浩介著)」で指摘されている"生産年齢人口の減少と高齢者の激増"や"コミュニティーの必要性"などが待ったなしで変化を迫っています。
  それに関連しますが、オラクル・ひとしくみ研究所・小阪裕司先生の東日本大震災支援チャリティ講演会での話を一部紹介します。
①今後の消費の中長期的な流れ(トレンド)は決まっている。加速度がついていく。
  ★単なる「モノ」は売れない。...商品だけでなく、それによって得られる経験・フォロー・アフターサービスを含めたトータルで売る。
  ★価格訴求はさらに効果が出なくなる。...日用品・便利なモノ以外は、価格ではなく、「自分にとっての価値」次第。
  ★業種・地域・規模を問わず、2極化する。...毎日の充実感を楽しむ為に、「欠くべからざる存在」⇔「なくてもいい存在」
②解決しなければならない重大な問題。
  ★人にフォーカスしていない問題...商売はお客さんの行動が生み出す(商品ではない!)
  ★価値創造を実現できていない問題...価値は商品にではなく、個々の顧客の頭の中にしかない!それを生成するアプローチ!
  ★消費(=「売れる」ということ)を"システム"としてとらえていない問題...「お客さんに、どういう行動をして欲しいのか?」
...DM、チラシなど個々の要素だけでなく、全体として。
③自社・自店のビジネスを成立させている要素は何なのか?
  ★顧客にとっての価値。今後、「単なる業種店」「○○屋」という"くくり"は意味がなくなる。
④お客さんの要望を聞く段階⇒コンサルタント的な段階⇒マスター(導く)的な段階へ。
  ★お客さんに価値・世界観を「教える存在」。その為に、絶えず自己研鑽し「知」を深める。
⑤地域密着のコミュニティー作り・絆作り
  ★お客さんにとって「欠くべからざる存在」「なくては困る存在」になっていく。
今月は、コラーゲンドリンクがフィッシュコラーゲン5000㎎+美肌成分でリニューアル。サポートイズム現役は潜在客が多いです。ご提案を始めて1年の補聴器は、高齢社会での地域の健康相談店として「PW-1の設置(又はのぼりの設置)⇒専門商社による説明(勉強会)⇒相談会の実施(又はスポット)」の流れ作りを一緒に取り組み、根気よく続けましょう。オーダーメイドのお客様は211台になっております。



代表取締役 天野晃治


【業界ニュースなど】
  1. 資生堂は、来年4月よりインターネットで消費者に直接販売を始める(約3000品目)。
  2. 健康食品受託製造メーカーの年間人気受注素材の1位はコラーゲン、2位はグルコサミン。
  3. 調剤薬局55,000店のうち、前向きに物販に取り組んでいる薬局はまだ1割。在宅医療に参加している薬局もまだ1割。
  4. オーラル関連(歯周病・口臭)は伸びが続く。但し、価格は二極分化。
  5. 1400万人の難聴者(軽度~重度)のうち、まだ2割の方しか補聴器をしていない。

平成23年4月1日付

 3月11日に発生した未曾有の東日本大震災で被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。皆様の安全と、一日も早い復旧・復興をお祈り致します。

 それぞれの立場でこの大震災・長期化が予想される復興に、「自分には何ができるか?」。会社として、また個人としてできる範囲の支援活動・チャリティー合唱祭への参加。そんな中で、過度の自粛ムード・消費自粛・元気のなさが全国に広がる様では、内需低迷に苦しむ日本経済へ追い討ちをかけてしまう...との声も出ています。こういう時だからこそ、元気で商売ができる環境にいる人は、目の前の仕事・商売をふだん通りに明るく続けることが肝要だと思います。それがまわりまわって被災地への支援にも。。。

 今回の震災でも「人と人のつながりの大切さ」「コミュニティーの重要性」がいたる所で言われていますが、2回にわたりご紹介した「デフレの正体(藻谷浩介著)」で指摘している「生産年齢人口(15~64歳)の減少と、高齢者の激増」。そして小商圏時代の到来、加齢で日常の買い物にも困る買物弱者が600万人もいる中で、健康全般の専門店たる薬局薬店には、何が求められているのでしょうか?

 ピーター・ドラッカー博士の著書でよく語られる【自分の強みは何なのか?】【顧客・地域にとっての自社・自店の価値は何か?】【それらの強みをいかにしてさらに強化するか?】【優先順位を決め、何に集中し、何をやらないか?】

そして、「自分を売る(自分という商品を確立する!)」ために必要なのが...
①客観的な自分の魅力 ②得意分野を持つ ③引き出しを多く持つ(知識・知恵・経験) ④パートナーを持つ(専門分野を役割分担する) ⑤自分自身を成長させる

今月は、これに関連した「心構えが奇跡を生む(ナポレオン・ヒル著)」より...
★あらゆる成功の出発点・敗北感の打破は、「PMA(積極的・肯定的心構え)」+「明確な目標」による!

...「自分が本当に望んでいるものは何か?」目標がハッキリすれば、潜在意識が活性化し、生活・仕事そのものも楽しくなる。
★あなたという人間は、あなたが考えているような人間である。

...多くの人は、不運に遭遇するとNMA(消極的・否定的心構え)に支配されてしまう。これをいかにPMAに変えるか!
★プラスα(何かもう少し)の習慣をつける!

...エジソンは白熱電球の発明成功までに1万回も実験した。ライト兄弟以前にも、もう少しで飛行機発明成功の人は大勢いた。
★問題で悩むことは素晴らしいことだ!

...誰もが問題を抱えている。問題に直面した時、PMA(積極的・肯定的心構え)でそれを克服するたびに、より良く成長できる。
★「いますぐやれ!」というセルフ・スターター(自己動機づけ)を身につける。

...「今あなたがやっていることを続けていたら、5年後のあなたはどうなるだろうか?」目標を書き出す。期限を設定する。基準を高く。

 今月は、主成分を22%増強し、有名通販品を凌ぐ内容にしたサポートイズム現役(先月末に入荷)はお手頃価格の推売品として。
 補聴器のご提案を始めて12ヶ月。高齢社会にあって「PW-1の設置(又はのぼりの設置)⇒専門商社による説明(勉強会)⇒相談会の実施(又はスポット)」の流れ作りを一緒に取り組みましょう。オーダーメイドのお客様は190台を超えました。

代表取締役 天野晃治


【業界ニュースなど】
  1. 政府は行政刷新会議による規制仕分けで、大衆薬の郵送等販売で漢方薬の品目拡大を求めた。経過措置期限延長も。
  2. 消費者庁は昨年9~11月、ネットでの健康食品の虚偽・誇大表示を監視。85事業者に改善を要求した。
  3. 解熱鎮痛薬市場は、トップ5ブランドで8割シェアの成熟市場で縮小傾向だったが、1月に上市の「ロキソニン」もあり全体的に拡大基調。
  4. 分業率が60%台で鈍化し、未分業の総合病院の門前物件もほぼ押さえられ、出店余地が減り、調剤市場は転換期に入った。
  5. 来年の3月には6年制薬剤師が輩出されてくる。処方箋調剤だけにしがみついている薬剤師では今後の薬剤師過剰時代での展望描けず?

平成23年3月1日付

 今冬は寒い毎日が続きましたが、三寒四温で少しずつ春の到来を感じます。今年も既に3ヶ月目。時間は無限でなく有限ですので「どういう一年になるのだろうか?」ではなく「どういう一年にしたいか?」の発想・行動をしないと!...と気を引き締めております。
 さて、先月ご紹介した「デフレの正体(藻谷浩介著)」は、大反響で50万部突破です。
★日本の輸出は外国の景気に左右されるが、肝心の内需は輸出による景気には連動しなくなってしまった。内需の縮小こそが問題。
★100年に1度の不況という景気の話ではなく、地方も大都市も「生産年齢人口(15~64歳)の減少」と「高齢者の激増」
★就業者総数の減少は景気に関係なく必然になってしまった。2010~15年には最大勢力の団塊世代が65歳を超える。
★大量消費→成熟時代に入っており、「規模追求」「値下げ競争」「縮小均衡」でなく、人手をかけ付加価値向上への努力をすべき。
★高齢者市場が拡大しうる分野はまだ無数にある!
 出版業界も不況ですが、名著の復刻本、時代に合った本、自己啓発本、悩みに応える本、共感を呼ぶ本は良く売れています。
 「デフレの正体」に関連しますが、加齢で日常の買い物にも困る「買物弱者」が全国で600万人を超え、大手スーパーなどの「郊外店(大型店)から都心回帰(小型店)へ」の動きや、"めんどうみ活動"を充実させている地域密着の酒屋や家電販売店、牛乳配達が見直されている話や記事を最近よく目にします(結果として、商売にもつながっている)。小商圏時代が到来する中で、健康専門店たる薬局薬店には何が求められているのでしょうか?
 中小企業の為の法則と言うべきランチェスターの法則"弱者の戦略"を読み返してみますと、
①目標を絞る【絶対に強い商品・サービスを作る。上位20~30%の商品に力を集中する。】
②小規模1位主義【骨太な商品で。ニッチ分野でトップに。地域で。客層を重視する。】
③強い敵とは戦わない【差別化。同じものを目標にしない。】
④成果=(量)2×質【まず、量が大切。凡人は1年に3200~3700時間は仕事に注力を。その上で質の向上。】
⑤接近戦【お客さんとの人間関係を重視。囲い込み。紹介をもらう】
 昨年「2番ではダメなんでしょうか?」という某大臣の発言がありましたが、「人口減少・高齢化が確実に進み、量としての市場規模の縮小期にあっては、一つ一つの分野で先行者しか満足な収益は得られない」と言われています。時代を先読みし、何を新しく取り組むか?何をさらに深堀りするか?先月、「習慣化!」のお話をしましたが、ある行動が習慣化されるまで、やったりやめたりでなく、やり続けることが大切です。
 オラクルひと・しくみ研究所・小阪裕司先生は「お客さんが気づいていない価値を伝え、教える事」「お客さんの五感に訴え、動機づけしていく事」「普段からの人間関係作り」の大切さを繰り返し語っておられます。
 今月は現役サポートの主成分を22%増強し、有名通販品を凌ぐ内容にしました。アドバイスをいただいた先生に感謝です。ご提案を始めて11ヶ月の補聴器は、「PW-1の設置(又はのぼりの設置)⇒専門商社による説明(勉強会)⇒相談会の実施(又はスポット)」の流れ作りを一緒に取り組みましょう。オーダーメイドのお客様は180台になりました。高齢社会にあって健康全般の相談店が取り組む意味をお考えいただき、第一歩を。

代表取締役 天野晃治


【業界ニュースなど】
  1. 遅れていたスギ花粉飛散が始まった。
  2. 2人以上世帯における健康食品の年間支出額は、70歳以上世帯が2万円を超え平均値の2倍、もっとも少ない30歳未満世帯の6倍。
  3. 世界で一番多い病気「歯周病」。オーラル市場は消費不況下にあっても横這いで、単価は2極分化。
  4. ドラッグストアは16000店に増加。競争激化で価格差がなくなり、お客が遠くまで行かず、商圏が縮まっている。
  5. 来年の3月には6年制薬剤師が輩出されてくる。処方箋調剤だけにしがみついている薬剤師では今後の薬剤師過剰時代での展望描けず?

平成23年2月1日付

 局地的な大雪など寒い冬が続いています。インフルエンザが流行し始めており、皆様もご自愛下さい。
 さて、中国・韓国や新興国ではインフレの高まりに対し利上げが相次いでいますが、日本では引き続きデフレの克服が大きな課題となっています。
 「いつ景気が良くなるのか?」「いつデフレは克服できるのか?」という切実な問いに対し、25万部突破の「デフレの正体(藻谷浩介著)」は、重要かつ分かりやすい指摘をしています。
★日本の輸出は外国の景気に左右されるが、肝心の内需は輸出による景気には連動しなくなってしまった事実。「内需の縮小」こそが問題。
★売上ピークの1996年に比べ、国内新車販売台数は3割以上も減少。小売販売額全体でも14年連続減少(スーパーは3割減)。
★このピークはバブルのピーク(1990年)ではなく、「新規学卒者数>定年退職者数」状況が逆転し始めた年。
★100年に1度の不況という景気の話ではなく、地方も大都市も「生産年齢人口(15~64歳)の減少」と「高齢者の激増」
★2010~15年には最大勢力の団塊世代が65歳を超える。
★就業者総数の減少は景気に関係なく必然になってしまった。結果として、個人所得総額は下がりモノ消費量も落ち込む。
★大量消費→成熟時代に入っており、「規模追求」「値下げ」「縮小均衡」でなく、人手をかけ付加価値向上への努力をすべき。
★高齢者市場が拡大しうる分野はまだ無数にある!
 藻谷氏は、年頭のNHK討論番組でも上記に加え、青森県の「1個1000円するブランドりんご作り農家」の話を紹介していました。
 高齢化率が高まると、「量の消費」は減りますが「ヘルスケア・医療」「趣味」「旅行」等への質の欲求が高まったり、購買行動は「近くで広すぎないお店で」「ただ安いでなく、価値のある者やお値打ちな物を」「話し相手や色々と親切に考えてくれる人がいるお店」が必要とされます。"めんどうみ活動"を充実させている地域密着の家電販売店は好例です。
 但し、そうなっていく過程で【自分の強みは何なのか?】【顧客にとって自分(自社・自店)の価値は何か?】を考え、行動に移し、継続していくことが重要になります。私自身の反省を含みますが、ある行動が習慣化されるまでの節目は「21日!」だそうです。やったりやめたりでなく、「やる理由」を絶えず自問し、意識して行動を変える!そして続ける!最初は苦痛が伴いますが、続けるうちに徐々に楽になり、無意識に出来る様になる。これが「習慣化!」だそうです。
 「今のままの繰り返しで数年後はどうなるのだろうか?」とマイナス思考で立ち止まったまま時間を空費するより、前向きに「数年後どうなっていたいか?どういうキャリア・幅を身に付けておくべきか?」考え、行動していきましょう。
 オラクルひと・しくみ研究所・小阪裕司先生は「お客さんが気づいていない価値を伝え、教える事」「お客さんの五感に訴え、動機づけしていく事」「普段からの人間関係作り」の大切さを繰り返し語っておられます。
 今月はこの冬最後のスキンケアサンプル2倍。店頭でのハンドタッチ(試供品をつけてさしあげながらの会話)を是非。ご提案を初めて10ヶ月の補聴器は、「PW-1の設置(又はのぼりの設置)⇒専門商社による説明(勉強会)⇒相談会の実施(又はスポット)」の流れ作りを一緒に取り組みましょう。オーダーメイドのお客様は150台になりました。高齢社会にあって健康全般の相談店が取り組む意味をお考えいただき、第一歩を。

代表取締役 天野晃治


【業界ニュースなど】
  1. 今春のスギ・ヒノキ花粉の飛散量予想は少なかった昨春に比べ2~10倍に。1ヶ月以上、飛散量の多い日が続く可能性も。
  2. 政府の行政刷新会議は見直しを検討すべき250項目の提案をまとめた。医薬品ネット販売の緩和(対象の拡大)も。
  3. ノロウイルスの流行が続いている。治療薬はなく数日で治るが感染力が強く、ウイルスを含む嘔吐物は半径2メートルを塩素系で消毒必要。
  4. 厚労省は、調剤事業でドラッグチェーン中心にポイントサービスが広がっている問題について、「ポイント付与は違法ではないが望ましくない」。
  5. 来年の3月には6年制薬剤師が輩出されてくる。処方箋調剤だけにしがみついている薬剤師では今後の薬剤師過剰時代での展望描けず。

平成23年1月6日付

 2011年を迎えました。どんな一年になるのでしょうか?もっと主体的に、「どういう一年にしたいか?」の質問の方がいいですね。年末恒例の「2010年ヒット商品番付」を見ていましたら、"スマートフォン""薄型テレビ(エコポイントで)""3D"や、デフレ社会を反映した"200円台牛丼""低価格均一居酒屋"が目についた一方で、"ピーター・ドラッカー(「もしドラ」効果でドラッカー氏著書全体も)""池上彰(「伝える力」など)""女子モノ(山ガール、ホテルなどによる女子会プラン)"も上位にランクしていました。消費者は欲しいモノには思い切った買い物をするが、ランチ・日常品などには10円刻みで切り詰めるという支出のメリハリが極端になっています。
 先日、知り合いの弁護士から、"司法制度改革で弁護士数が以前の2倍の3万人になり、色々と過当競争になってきた。"との話を聞きました。年収300万の歯医者さんもいるそうですが、歯科医師数は以前の1.5倍の10万人に。薬剤師も28万人で以前の2倍になりました(そして来年の月には6年制薬剤師が誕生してきます)。まさに、「資格さえあれば生きていける時代」ではなくなってきており、人口右肩上がりの時代が終わり少子高齢社会(成熟社会)に入った今、当たり前の現実が目の前に。
 ピーター・ドラッカー博士の著書でよく語られる【自分の強みは何なのか?】【顧客にとっての自分(自社・自店)の価値は何か?】【それらの強みをいかにしてさらなに強化するか?】【優先順位を決め、何に集中し、何をやらないか(やめるか)?】

 そして、「自分を売る(自分という商品を確立する)」ために必要なのが...

①客観的な自分の魅力②得意分野を持つ③引き出しを多く持つ(知識・知恵・経験)④パートナーを持つ(専門分野を役割分担する)⑤自分自身を成長させる

 少子高齢社会だからこそ、不景気だからこそ、規模でなく「本物」「強み作り」「頼れる親近感」が大切です。3年後5年後のあるべき姿を目指し、「お客さんが求めているものは何か?」「我々は何が提供できるか?」を常に考えていきましょう。本年も何卒宜しくお願い申し上げます。

 今月はこの冬3ヶ月目のスキンケアサンプル2倍。店頭でのハンドタッチ(試供品をつけてさしあげながらの会話)を是非。ご提案を初めて9ヶ月の補聴器は、「PW-1の設置(又はのぼりの設置)⇒専門商社による説明(勉強会)⇒相談会の実施(又はスポット)」の流れ作りを一緒に取り組みましょう。オーダーメイドのお客様は130台を越えました。

 最後に、"小売り再建のプロ(ユニクロ、無印良品、成城石井)"大久保恒夫氏の「実行力100%の会社をつくる!」より...

★人口減少・高齢化が進むのにディスカウント合戦では共倒れ。低価格以外のニーズはたくさんある。

★お客様のニーズはどんどん変わるし、時代変化に応じて売れる商品は変わっていく。適応力を。

★もうタンスもお腹もいっぱいであり、売る為には買う気にさせる知恵が今まで以上に必要。

★小売業はお客さんに一番近く接しているのだから、売れるかどうかは、売ってみれば分かる。行動を。

★一番大切なのはお店のファンを増やすこと。お客様は触れ合いを求めている。

★気持ちのいい挨拶・接客は基本中の基本。気持ちが変われば、行動が変わる。

★人が成長しないと、会社は伸びない。失敗が多い人の方が優秀。多くの失敗から成果が出てくる。

代表取締役 天野晃治


【業界ニュースなど】
  1. ノロウイルスが流行している。12/16放送「おはよう朝日です」でノロキラーが紹介されました。
  2. "ひざ・腰"グルコサミン市場の伸長が続き原料のグルコサミン流通量は前年比10%増。N-アセチルグルコサミンも2ケタ増。
  3. 来春のスギ・ヒノキ花粉飛散量は全国的に多くなる。過去6~10年平均と比べても多い予測
  4. 消費者庁は、特にネットなどで「ガンが消えた」「飲むだけで○○キロ減」など健食の誇大広告で苦情が絶えない悪質業者名を公表していく方針。
  5. 来年の3月には6年制薬剤師が輩出されてくる。処方箋調剤だけにしがみついている薬剤師では今後の薬剤師過剰時代での展望描けず。