こんにちは。令和7年1月は年末に続き、インフルエンザ・風邪に加え、ノロウイルス感染症胃腸炎の患者さんが急増し、店頭の皆様もご対応に大変だったと存じます。2月は「カゼ対策」「冷え症・温め対策」「お肌の乾燥対策」に加え、上旬~中旬には花粉飛散が始まりますので、早めの対策を店頭からも促したいですね。 さて、1月末の東京都薬剤師会・セルフメディケーション研修会では、「OTC薬を置いた上で、薬剤師がどういうアクションを起こすか(陳列の仕方、患者や地域住民とのコミュニケーション)が重要」との指摘が。登壇した厚労省医薬品審査管理・中井清人課長、日本OTC医薬品協会・磯部総一郎会長からも「10年後も今のままの薬局でいいのか?」との言葉が聞かれたとのこと。 愛知県薬剤師会におきましても、2月と3月にOTC研修会(頼られる薬剤師になろうシリーズ)を開催しますが、「OTC薬・物販に取り組むことで、患者さん・地域住民の方とのコミュニケーションツールになります!」。そして、「OTC薬・物販に取り組むことで、自店へのリピート来局率が向上します!」。
令和7年の2ヶ月め。今月も『モノでなく、お客さん目線で考える!』という視点から3つシェアしたいと思います。 1つめは、自社・自店の現状を把握するための「SWOT(スウォット)分析」について★SWOT分析では、自社・自店の「①強み(Strength)」「②弱み(Weakness)」「③機会(Opportunity」「④脅威(Threat)」の4つの要素を分析。 ★自社・自店の内部環境において、プラス要因の「①強み」と、マイナス要因である「②弱み」は何でしょうか? 競合が色々ある中で、突出した強みを作るのは、なかなか難しいですが、小さな強み(差別化)が2~3つありますと、自社・自店が思っている以上の強みになったりします。 ★外部環境(事業環境の変化)に影響される自社・自店の「③機会」と「④脅威」にはどういったものがあるでしょうか? 自社・自店が取り組んでいることが市場での機会を得られるかどうか? 逆に、こういったことが起こると自社・自店にとっての脅威(障害)になることは何なのか? ★外部環境は自社・自店ではコントロール出来ないので、3~5年後を予測しつつ、早めに変化に適応していくことが大切。 2つめは、「身近に多い聞こえの悩み」◆フジテレビの一連の対応・問題に対して70社超がCM差し止めやACジャパンの公共広告へ差し替えになっています。 その一つが「マッチ60歳、聴力検査デビューします!」での【補聴器・聴力検査】の耳鼻咽喉科学会の広告。 ◆日本は先進国で一番の超高齢社会であるにもかかわらず、補聴器の普及率が欧米諸国の普及率(30~40%)の半分の水準。...理由としては、補聴器に対するイメージ、身近な相談施設の少なさ、補聴器技能者の少なさ等が。 ◆また、補聴器を使う際には、微調整や感じる音を脳でも調整する(慣れる)こと、そうしたアフターフォローが大切です。 お元気でも、聞こえの悩みを抱えている中高年のお客様・患者様はとても多いです。...行き慣れた薬局・近くの調剤薬局での「POP・店頭ポスター」「チラシの手渡し」「店舗前の手書きボード(補聴器相談会始めました)」に反応される方が多いです。 3つめは、先月末のTV番組「健康カプセル!ゲンキの時間」の『冬の肌トラブルの原因と対策』★番組の聞き込み調査では、冬のお肌の悩みは、1位:乾燥肌、2位:あかぎれ・ひび割れ、3位:しもやけ。 ★乾燥肌の人は、入浴の際は、熱いお湯は脂分が奪われ、かゆみが起こりやすくなるので、38~40℃のぬるま湯で(長湯を避ける)。 ★お風呂上がりには、すぐにたっぷり保湿することが大切(皮膚から水分や脂分が抜け出て乾燥が進むので)。 ★ハンドクリームは、こまめに(手洗い・洗い物の後など)、指先・手全体・手首までしっかり塗り込み、保湿を。 ★店頭に来られる患者さん・お客さんの多くが【冬の肌トラブル】に悩んでみえたり、関心がとても高いです。 処方箋対応で多忙の中でも、スパチュラを使って使用感の良さを丁寧に伝えてみえる薬局様では、10~20個単位の追加ベースになっています(ご家族や友人の方の分をまとめ買いされる患者さんも!)。 代表取締役 天 野 晃 治 |
令和7年2月3日付
- 投稿日:2025年2月 3日