こんにちは。今年も早や残すところ2ヶ月となりました。いつまでも暖かい日が続きましたが気象庁の予報では、11月前半の気温は平年より高めですが、後半~12月に一気に冬型が強まり真冬らしい寒さになるとのこと。かなりの気温差になりますので、「体調管理」「体の温め対策」「かぜ対策」「冬のスキンケア対策」など発信していきましょう! さて先月、愛知県薬剤師会開局部会では「第1回OTC研修会~頼られる薬剤師になろう(かぜ編)~」を開催しました。調剤報酬改定で地域支援体制加算に健サポ要件のOTC48薬効群が追加され、OTC医薬品の相談・販売が薬局の機能強化につながるとの思いから3回シリーズで(講師は「薬局OTC販売マニュアル」の著者・鈴木伸悟先生と、店頭での豊富な相談販売歴を持つ愛知県薬・大島秀康常務理事)。閉会挨拶で私が申し上げましたのは、 ① 物販・OTC医薬品は患者さんとのコミュニケーションツールになること。 ② せっかく月に1回来局される患者さんと処方箋以外の会話で患者さんの満足度とリピート訪店率を上げて欲しいこと。 ③ 季節変わりは「気温差での体調管理」「冷え症」「スキンケア対策」「カゼ対策」など話す話題が多いこと。 令和6年11ヶ月め。今月も『モノでなく、お客さん目線で考える!』という視点から3つシェアしたいと思います。 1つめは、「調剤薬局はマンスリーストア!」★ドラッグストアやコンビニがデイリーストア(ウィークリーストア)であるのに対して、調剤薬局は、マンスリーストア(月に1回の利用)。 ★月に1回の利用だからこそ、「満足できる会話」「初めて気づいたこと」「ためになること」「新たな発見」「ちょっと嬉しいこと」があると満足度と共に【ストアロイヤリティ】が上がり、リピート訪店につながります。 ★一般店な小売店にとっては、【集客】と【再来店対策】は最も重要。...調剤薬局においては集客はクリニック任せの部分が大きいですが、調剤や物販を通じての再来店対策については、今後の人口減少社会を見据えて、しっかり取り組んでいく必要性が強まっています。 この【集客】の話については、上記研修会で鈴木伸悟先生も言及されていました。 2つめは、「夏のダメージが秋の肌に現れる!」◆大手化粧品会社の肌年齢調査によりますと、9月の肌年齢は夏のダメージにより夏に比べ3歳ほど上がってしまう。 ◆秋になり空気が乾燥してくると肌の水分が奪われ(枯れ肌)、また皮膚温度が下がってくることで化粧水や美容液の浸透も悪くなります。 ◆お風呂上りに、つっぱり感を感じる前に【ローション】を数滴ハンドプレスでしっかり入れる(目元にもしっかり入れる)。その際にお肌を下に下げず、引き上げる。その後【美容液】を数滴とってハンドプレスでしっかり入れ(目元にも)、最後に【リンクルクリーム】を真珠粒くらい全体に十分使って、もう一度目の回りに(翌朝にベタ付きが残るぐらいたっぷりと)。 弊社のHP上の美容インストラクターによる説明動画をご覧下さい。 3つめは、「√3倍法則で物販を伸ばす!」★季節変わりは「物販を伸ばすチャンス!」「お客さんと+αの会話ができるチャンス!」です。 ★久しぶりに来店されたお客さん・1ヶ月に一度来局される患者さんが気づくレベルの季節商品の【山積み】がおススメ。...では、どの程度の量がいいのか?⇒ここで出てくるのが√3の法則! ★√3(ルート3=1.732)倍の陳列量になると、人は心理的に数倍に感じる(!)、というもの。 ★弱者の戦略とも言われるランチェスター法則においても、2位に√3(1.73)倍以上の差をつけることが導き出されています。 ★弊社のロングセラー人気入浴剤【オンセンス】を定番として3~4缶並んでいるものを6~7缶、10缶に積み増す。冬の売れ筋【しょうが湯】も同様に目立つ様に展開。 あと、有効に使いたいのは投薬カウンターでの展開。ハンドクリームや、風邪用の栄養ドリンク剤(風邪の時は早く治したいので)、目薬を5~6個並べておきますと、手に取っていただきやすいです。 代表取締役 天 野 晃 治 |
令和6年11月1日付
- 投稿日:2024年11月 1日