こんにちは。今年も早や10月を迎えました。昨年を上回る異常な残暑を経て、朝晩の気温差も大きくなりましたので、店頭から「秋バテ対策」「体の温め対策」「かぜ予防」「冬に向けてのスキンケア対策」を発信していきましょう! 原材料等の高騰の影響で10月も食品では約3000品目が値上げの見込み。我々の業界もそうした影響は避けられませんし、物流費の値上げや、10月からの郵便料金の値上げも悩ましいですね。
さて、先月開催された第57回日本薬剤師会学術大会(埼玉)では、弊社ブースに大変多くの先生方にお立ち寄りいただき、談笑し、熱心に耳を傾けていただきまして誠に有難うございました。ブースでの話を少し紹介しますと、 ・コロナ前に勉強会をさせていただいた先の責任者の先生と今後の展開についてのお話が出来たこと。 ・7年前の日薬大会(東京)での弊社ブース写真を撮られていた先生が、お任せ什器が充実してきたと仰られたこと。 ・補聴器のご成約が3件も出た薬局様の経緯を楽しそうにシンコムの担当者の方と話されていたこと。 ・10/27の愛知県薬剤師会開局部会のOTC研修会で講師をお願いした鈴木伸悟先生と色々お話ししたこと。
令和6年10ヶ月め。今月も『モノでなく、お客さん目線で考える!』という視点から3つシェアしたいと思います。 1つめは、日薬学術大会での岩月進日本薬剤師会会長講演より★国が進めてきた地域包括ケアの「自助、互助、共助、公助」の要素が薬局・薬剤師業界にも言える。...市場がシュリンクしていく厳しい環境にあっての、自助(自薬局として頑張る)、互助(近隣薬局と連携する)、共助(地域薬剤師会、都道府県薬剤師会)、公助(日本薬剤師会)。 ★令和6年度改定での地域支援体制加算は、地域での医薬品供給拠点・かかりつけ機能を発揮する体制への評価。 ★薬局機能の地域への明示化。...OTC薬の販売・在庫の見える化をして、地域住民へ薬局・薬剤師の持つ機能をプレゼンテーションすること(備蓄という考え方では理解不足)。 ★小売業の原則は、「①マーケティング(地域の実情を理解すること)」と、「②顧客管理」。 小売業としての視点は、「売上=患者数×処方箋単価」が厳しくなる調剤薬局経営においても必要になりますね!
2つめは、9/5放送のNHK「あしたが変わるトリセツショー」は「お酢」について◆ビネガーマジック...料理にお酢を少量(数滴)加えることで(隠し酢)、味覚が敏感になる(酸味が舌を刺激し、味覚を敏感にすることで、食欲を増進させたり、料理全体の風味を引き立てたりする)。 ◆酢の健康効果...血糖値の上昇抑制、高血圧予防、疲労回復、便秘改善、体重・中性脂肪・コレステロールの管理。 ◆酢は代謝を促進し、内臓脂肪や中性脂肪の減少を助け、太りにくい体づくりをサポートすると言われています。 ◆適した量...1日15~30ml(大さじ1~2)。食事と一緒に摂取するのが効果的。 7月に新発売しましたフルーツビネガー「黒酢とざくろの酢」は、先生・事務スタッフの皆様にも非常に好評で、12本・18本追加の薬局様が多いです(一番売られた調剤薬局様では、66本!)。
3つめは、「満足度と、不満足度」について★一般的に、店舗や商品・サービスに満足した人はその経験を3人に話し、不満に感じた場合は平均9~10人(3倍も!)にその話を広めてしまうと言われています。...「悪い噂の方が広まりやすい」 ★米国にある苦情実態調査では、店や従業員に不満を持つお客様のうち、苦情を直接言うのはわずか4%に過ぎず、あとの96%が不満を心にしまうか、二度とそのお店を利用しないとのこと。...心したいですね。 ★日頃の自薬局のお客さんとの会話はいかがでしょうか?...ある顧客アンケートによれば、「お店の人からの気持ちの良い挨拶、声かけ、丁寧なサポート」は重要で、「自分を覚えてくれているのが分かる接客」は好印象を与えます。 ★これからの事業環境においては、顧客満足度を上げての【①リピート化(繰り返しご利用いただく)】と【②生涯顧客価値(お一人の顧客が生涯を通じて自店で商品やサービスを購入いただく金額の合計)】が重要になります。 調剤薬局における物販・OTC薬は、【コミュニケーションツール(お薬を渡して終わりにならない為の会話ツール)】であり、【患者さんのリピート化につながるツール】です! 代表取締役 天 野 晃 治 |