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今月のトピックス

令和6年4月1日付

  • 投稿日:2024年4月 1日

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こんにちは。今年は気温のアップダウンが激しい三寒四温になりましたね(桜の開花も、昨年より10日以上遅い)。                                                                                                      

さて、日本薬剤師会の次期会長候補者に、ここ愛知県薬剤師会の岩月会長が当選されました。私も愛知県薬剤師会の理事の一人として喜ばしい限りですが、薬局薬剤師・調剤薬局経営を巡る環境は明らかに変わってきています。                                   

 令和6年度調剤報酬改定の地域支援体制加算に、健サポ届け出要件である【OTC48薬効の取扱い】が追加され、弊社へのお問い合わせ・相談が非常に増えていますが、、、

◆注意したいのは、単にOTC医薬品を並べる・備蓄するということではありません。それだけでは売れませんし、患者さん・地域住民のセルフメディケーション促進を図ることにもならず、患者さんとの関係性も変わりません。

◆処方箋総枚数が来年にピークを迎える中で、今後患者さんのリピートを上げるためにも、【物販】【OTC医薬品】は必要ですし、それによって地域住民の方にも利用(入店)してもらいやすくなります。

令和6年4ヶ月め。今月も『モノでなく、お客さん目線で考える!』という視点から3つシェアしたいと思います。

1つめは、米大手調査会社ギャラップの調査より。

★業界が違っても、扱う商品・サービスが違っても、顧客(お客さん)が店舗や企業に求めることは驚くほど共通している。

★そこには共通する「レベル4段階」があり、

 ・レベル1:ミス・間違いがなく正確であること(当たり前のことですが)。

 ・レベル2:利用しやすいこと(例えば、レストラン・スーパーなら駐車スペース。店舗なら商品の選びやすさ・買いやすさ)

 ・レベル3:パートナーシップ(店頭での一人一人のお客に対する「ちょっとした気配りや心遣い」)

 ・レベル4:アドバイス(ためになる情報や適切なアドバイスを提供してくれるお店を、お客さんは求めている)

★レベル1~2は、これぐらいのことはやって欲しいこと(=出来ていないと不満!)。そして、レベル3~4を満たすことは、他社・他店との差別化になり、選ばれる理由になる!

 2つめは、先月の中部経済新聞に載っていた名古屋市昭和区にある老舗の「ステーキのあさくま桜山店」の記事。

◆いつも混んでいる同店には、現在70歳以上のシニアパートナーが9名もおり、調理・洗い場・接客などに従事。

◆75歳の女性店長は「仕事は生きがい」「お客さまに喜んで帰っていただくのがモットー」で、シニアスタッフに会うのを楽しみに店にやってくる常連客も多いとのこと。

◆人口減少、原材料費アップによる値上げ・同業種の競争過多などの影響で飲食店経営者は厳しいですが、この様な「選ばれるお店」「行く楽しみがあるお店」は強い!

物販を購入する際においても、楽しく買いたいのが消費者心理の基本(特に女性、シニア)であることをふまえて、「そこへ行くのが楽しい様にする(会話・ふれあい)」「消費を刺激する様な売場作り」が求められますね。

 3つめは、『近くの、見知った薬局で補聴器の相談をする理由』

★弊社が取り組んで13年めになる補聴器事業(お取引薬局・調剤薬局さまへ専門相談員を派遣しての聞こえの相談会、オーダーメイド補聴器のご購入)はコロナ5類移行後に相談者が増えています(広告・チラシも増えている)。

★補聴器を扱うお店は、補聴器センター、家電屋、最近ではメガネ屋、そして薬局ですが、【お客さんが求めているもの】は何でしょうか?

 ・補聴器センターでは、平均で月5~10件程度のご購入があるそうですが、そのほとんどが買い替え需要とのこと。

 ・メガネ店では、メガネの売上減をカバーする為に補聴器に力を入れており、低価格帯で集客を図っている。

 ・通販で売られている集音器は全ての音を大きくしますが、補聴器は聴力に応じて音を補って聞こえやすくします。

★消費者の行動範囲が【10分商圏(車で、自転車で、歩きで)】に狭まっています。そんな中で普段から行き慣れた薬局や調剤薬局で、専門の聞こえの相談員さんによる丁寧な相談を受けられ、検査や試した上での購入が出来るならどうでしょうか?...また購入後も「その後の調子はいかがですか?」と定期的なフォロー訪問もしてくれるならどうでしょうか?

保険薬局・調剤薬局の主要顧客は、お元気でも聞こえの悩みをお持ちの年代が多く、「店頭ポスター」「チラシの手渡し」「店頭ボード(補聴器相談を始めました)」に反応される方が多いです。

                               代表取締役 天 野 晃 治

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