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今月のトピックス

令和6年2月1日付

  • 投稿日:2024年2月 1日

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こんにちは。2月は平年より気温は高め予報(スギ花粉の飛散も早め)ですが、寒暖差が大きく体に堪えそうです。                                                                                                      

さて、先月21日(日)にお隣の三重県薬剤師会のセルフメディケーション研修会で1時間半の講演をさせていただきました(ハイブリッドで150名程の先生方が参加)。講演タイトルは「調剤薬局・薬剤師を巡る環境変化と、3年後5年後を見据えた自店の在り方 ~調剤薬局で物販・OTC薬に取り組む意味と目的~」。...24年度調剤報酬改定に向けた短冊が公開されましたが、地域支援体制加算に健康サポート薬局の届出要件「48薬効群の取扱い」が追加されました。【企業は時代適応業だ!】と言われますが、昨今の薬局・調剤薬局を巡る事業環境の大きな変化にも、それを感じます。

先日、知人の会社が創業100周年を迎えられました。挨拶文には「戦争、戦後の混乱、高度成長、オイルショック、金融危機など様々な時代の荒波・困難を乗り越えてきました。商売の原理原則(守るべきものを頑なに守り、変えるべきものは断固として変えていく)はいつの世も変わらない。この1世紀は、その繰り返しであった様な気がいたします」とありました。

令和6年2ヶ月め。今月も『モノでなく、お客さん目線で考える!』という視点から3つシェアしたいと思います。

1つめは、仕事の優先順位付けや仕事量の管理、タイムマネジメントで定番的に活用される「アイゼンハワーマトリクス」

★仕事を「重要性」「緊急性」の軸で整理し、重要かつ緊急なものを第1領域、重要だが緊急ではないものを第2領域、緊急だが重要ではないものを第3領域、重要でも緊急でもないものを第4領域とする。

 ①第1領域はすぐ始めるべきこと・期限内にメドを立てるべきこと ②第2領域は「いつやるか」を決めること。

 ③第3領域は「後でやる」か「誰かに頼む・助けてもらう」    ④第4領域は時間の浪費なので「やらない」「やめる」

★働き方改革が声高に言われ、休みが増えて仕事総時間が減っている中にあっても、生産性を上げ、売上・利益を上げないといけない。利益が出ていないのに給料を上げていては、会社は人を減らすしかなくなってしまう。

同じ仕事のやり方を繰り返していては駄目になるので、仕事の優先順位を見直し、整理して行動に移したいですね。

 2つめは、「消費者の行動特性について」を再度

◆一般的に、若年層ほど色々なお店に行きたい傾向が強く、検索やSNS、クチコミ(ママ友など)の影響が強い。

◆ミドル層(特に女性)は友人繋がりでお店情報を交換し、人気商品や気に入った商品をプレゼントし合ったりするため、【まとめ買い】も多い(男性にはない消費行動パターン!)。

◆年齢を重ねるごとに同じ店に行く傾向が強まる。また、高齢者は来店間隔が空いたり、購入するものが固定しがちなので、「そこへ行くのが楽しい様にする(会話・ふれあい)」「消費を刺激する様な売場作り」が求められる。

◆新しい商品・サービスの普及率を表すイノベーター理論によると、

①新商品に関心が高く真っ先に購入する人(15%)、②他の人(知人)が買っていて良さそうなら購入する人(30%)、

③世の中に普及したら購入する人(30%)、④新しいものは買わない・関心を示さない人(25%)のグループに分かれる。

 3つめは、自社・自店の「強みの発見」&「強みの強化」

★先月の三重県薬剤師会研修会において、自店の強み(他店との違い)を書き出すワークをしていただきましたが、「では自社・自店の強みは何なのか?」と聞かれると、なかなか答えが難しかったりします。

★自社・自店の【強み】を発見する糸口としては、

 ・周囲から「大変だね」「よくそんな大変なことをやっているね」と言われることは何でしょうか?

 ・自店・自分では必要だし大切なことだと思って継続的かつ自然にやっているので、今では以前ほどは大変ではなくなってきたことは何でしょうか?

★自店は、【医療機関(調剤薬局)である!】と同時に、【街の薬屋さんでもある!】と考えたらどうでしょうか?

やれること(=他店、チェーンがやっていないこと)が色々と出てくるのではないでしょうか?

・物販があることで処方箋以外の会話が生まれ、自店の敷居が低くなります。

 ・OTC薬があることで、急なニーズにも対応でき「ここで購入できる」ことが伝わります。

 ・春先に向け、「聞こえの相談会」のニーズが高まります。

小さな差別化を2つ~3つと作っていきましょう(束ねれば、大きな強みに)!

                               代表取締役 天 野 晃 治

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