こんにちは。令和5年も師走を迎え、遅まきながら朝晩と急に冷え込みが厳しくなりましたね。顧客の需要(体感的に求めるもの)が変わってきており、店頭から「秋バテ対策」「冷え症・温め対策」「手指の荒れ対策」「お肌の乾燥対策」「冬に向けてのスキンケア対策」「カゼ対策」を発信していきましょう! さて、業界紙・じほうによると、上場主要20社の調剤関連事業の第2四半期決算は、20社中18社が売上増、14社が増益・黒字転換。但し内容を見ると、処方箋単価が1~3%下落した分を処方箋枚数増で補った構図。来春のトリプル改定や、数年後に迫った処方箋総枚数の減少を踏まえると、考えさせられるものがあります。 また、愛知県薬剤師会が実施した「健康サポート薬局に対するアンケート調査」では、非常に多くの会員薬局さんが【健康サポート機能の充実】に関心が高く、必要性も認識されてますが、そのハードルに対して一歩踏み出せていないのが現状。...3年後5年後の為に、自店を見つめ直し、「わざわざ、自店に来局してもらうメリットは何か?」を考えるタイミングに。
令和5年の締めの月。今月も『モノでなく、お客さん目線で考える!』という視点から3つシェアしたいと思います。 1つめは、業界誌ドラマガ11月号特集「かかりつけ再考」★「全ての薬局が薬局としての機能を持つ」とされた2025年は目前だが、現状は。。。 ★かかりつけ機能の発揮において、処方箋応需にとどまらずOTC医薬品等を含めた供給や、一元把握、地域住民の健康をサポートすることが、本来の健康サポート機能。 ★少子・超高齢社会において、誕生から終末期に至るライフステージ全てに関わっていく。...住民が健康な時から健康サポートで関わって、健康の維持・増進・早期対応に重要な役割を果たす「かかりつけ薬局」に。 どの業種店にも言えますが、似たり寄ったりの店舗が多いと、全体の需要が減速すると【客の争奪戦】になりがちです。 「調剤だけに依存したビジネスモデルでは厳しくなる!」との指摘が、より現実味を増してきています。
2つめは、「大手チェーンがやめたこと・出来ないことを」◆多くの業界でチェーンストアというビジネスモデルの拡大が続き、その過程で多くのことが標準化・効率化されました。 ◆ドラッグストアでは売場はセルフ化され、安価な日用品や食品の買物にはとても便利になりました(食品スーパーにとっては脅威)が、登録販売者が声を掛けたり相談に乗ってくれる店舗以外では「相談の風景」が減っています。 ◆かのユニクロ創業者・柳井会長は、著書の中で「行き過ぎた標準化・効率化が商売の楽しみ・買物の楽しみを奪ったことも事実」と言い、超大手チェーンであるにも関わらず、店頭スタッフには個店的な対応を求めています。 あるコンサルの方が「非効率の中にこそ、個人店の存在価値がある!」と言っておられましたが、大手チェーンがやめてしまったこと(面倒でやってないこと)は何でしょうか?【個店の発想】で目の前のお客さんに買物を楽しんでもらいましょう! ・調剤待ちの間のちょっとした会話、関わり合い、お節介。 ・季節的にちょっと気になることを聞きやすい・相談しやすい売場づくり・雰囲気づくり。
3つめは、美容インストラクターによる「リンクルクリーム」と「ハンドクリーム」の説明動画を作成(HPよりご覧下さい)★この季節に気になるのが「手指の荒れ」「お肌の乾燥」。数年前の20~39歳の女性の226人対象ハンドクリーム意識調査では、 ・ハンドクリームを選ぶ際に重視しているのは、「機能性」、次いで「価格」。 ・7割の女性が乾燥に悩んでおり、冬場の手のコンディションで気になるのは「カサつき」「ささくれ」「ひび・あかぎれ」 ・肌の衰えを感じる部分は、「顔」、次いで「手・指先」「首」「かかと」。 ★「しっかり手指になじんでべとつかない」「水に強い」「無臭・無着色」で薬局店頭の皆様にも人気の【薬用ハンドクリーム・ビアンセ】の説明動画の中では、効果的かつ大切さ【使い方】を説明しています。 ★お肌のターンオーバーは年齢と共に周期が長くなり、20代では28日ですが、30代では40~50日、40代では50~60日!、とも言われますので、丁寧なケア・継続的なケアが大切。 ★石崎淳子先生は、30年以上のキャリアを持ち、分かりやすい説明や温和な人柄で人気の美容家さんです。 せっかく来店・来局されたお客様・患者様が、お肌の乾燥の悩みを実感されている冬場。明るいお声がけ、ワンポイントアドバイスを添えた試し塗り・サンプル利用を。 代表取締役 天 野 晃 治 |