こんにちは。記録的な猛暑の8月でしたが9月も残暑が厳しくなりそうですので、熱中症・秋バテ対策が大切ですね。 さて、日本フードサービス協会によると、コロナ5類移行での花火大会・お祭りなどのイベント再開、インバウンドの回復、記録的な猛暑を追い風に、外食売上高が急回復しています。特にファーストフードはコロナ禍前(2019年)に比べても売上2桁増、ファミレスや喫茶もコロナ禍前の水準並みに回復。一方で居酒屋・パブ系は回復基調だが、2次会の減少・消失や、店舗数減少で売上はコロナ禍前の水準より3割近く低いまま。 これを見ても、全てが元に戻ることはないので、消費行動の変化に適応し、【選択肢】に入っていくことが肝要ですね。 ご連絡ですが、今月17日~18日の日本薬剤師会学術大会(和歌山)、10月8~9日の日本保険薬局協会(NPhA)学術総会(名古屋)に弊社はブース出展いたします。コロナ禍もあって約4年ぶりのブース出展ですので、色々な再会・ご縁を楽しみにしております。私もいる予定ですので、是非お立ち寄り下さい。
令和5年も9ヶ月め。今月も『モノでなく、お客さん目線で考える!』という視点から3つシェアしたいと思います。 1つめは、成城石井が先月「売場づくりを競う社内コンテスト」を初めて開催★制限時間内に菓子・麺類・ジャムなど60品目から棚に並べる商品を選び、それぞれの店舗・顧客層にあった陳列・展開を競った。また接客技術を競うコンテストも開催。 ★背景には、コロナ禍の巣ごもり特需がなくなり、好調だったグロサリー部門が一巡し、3月以降の既存店売上が苦戦する中で、【つい商品を手に取りたくなる売場づくり】と【欲しかった商品に出会う接客】がアフターコロナでの再成長のカギに。 ★この記事を読んで改めて感じましたのは、 1.購買の最終決定の7~8割は、店頭でなされること。購入商品を決めずに来店する顧客が多いこと。 2.消費行動が多様化し、ますます【価格で買うもの】と【価値(好き)で買うもの】に2分化されていること。 3.特に、「価値(好き)で買うもの」では、【楽しく買物をしたい!】こと。
2つめは、「複数のことを同時にやって、差別化を」◆「差別化の時代」と言われるので、とかく何かだけ深堀りしようと取り組んでも途中で挫折しがちなので、複数のことを同時にやっていくことが大切。 ◆消費者の立場から見れば、「いつもの定番品購入」「何かだけの購入」に終わらない様な売場作り。また顧客が飽きない様に、複数を同時に取り組む。 ◆「比較的簡単にやれること」と、「じっくり継続してやること」を同時に取り組む。...簡単にやれることだけでは、他社・他店に真似されやすい。 ◆そして、何にでも通じる話ですが、【P→D→C→次のAまで!】繰り返し繰り返し取り組むこと。その繰り返しが、外から見るだけでは分からない自社・自店の【強み・差別化】に繋がっていきます。 残暑厳しき折、お客さん・患者さんが試したり、購入して喜んでくれる商品は何でしょうか?
3つめは、「上がり続ける消費者の基準値」★最近、ますます【消費者の基準値(店舗に対して持つ、当たり前の要求レベル)】が上がり続けています。 ★業種店として、業態店として、以前はそれで良かった(評価された)としても、どのお店でもやる様になれば、消費者にとっては、もはや当たり前のことに。 ★そうした中にあって、他店とは違う独自の商品やサービスを手掛けていく。大手とは違う雰囲気・居心地の良さ・ちょっとした会話を心掛けていく。 ★「調剤薬局で物販をする意味・目的」は、 ・お薬を渡して終わりでなく、物販を介して患者さんとの会話が増え、店舗の居心地向上にも役立つ。 ・調剤100%依存による客数減・単価減を補うことが出来る。 ・高齢者の潜在ニーズが増えている聞こえの相談会の実施により、自店が提供できる強みが増える。 ・地域に認知してもらうことで、新規来店客も見込める。 代表取締役 天 野 晃 治 |