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今月のトピックス

令和4年9月1日付

  • 投稿日:2022年9月 1日

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こんにちは。今年も早や9月ですが、気象庁によると全国的に気温が高めで残暑が続くので熱中症・秋バテに注意ですね。また、政府がようやく、保健所や医療現場の負担になっていたコロナ感染者の発生届(全数把握)を全国一律に見直す方針を出しましたが、5類相当への見直し・療養期限短縮の方針も合わせて出して欲しいものです。                                                                           

 さて、コロナ禍も2年半。来春には出口を期待しつつも、「顧客消滅時代のマーケティング(小阪裕司氏)」を読み返すと、                                           ◆選別消費...コロナ禍で顧客は行くお店を選別した(絞った)。選ばれなくなった店は、「顧客消滅」が現実に。                                   ◆以前から進行していた変化がコロナで前倒しされたので、コロナ前の状況に戻ることはない。                                         ◆withコロナだからこそ、【心を楽しく、嬉しくしてくれるお店】【来たくなる場作り】が重要。                                          ◆人口減少社会に入っており、「何もしなければ、お客さんは減るものだ!」という原則を前提に考えるべき。                                    コロナ後、3年後・5年後を見据えていきましょう。

令和4年も9ヶ月め。今月も『モノでなく、お客さん目線で考える!』という視点から3つシェアしたいと思います。

1つめは、「自店ならではの、ちょっとした個性を!」

★「平均点のお店」は真面目にやっていても、顧客への印象度が低く、結果として再来店(リピート訪問)率も低い現実があります。逆に、繁盛しているお店(個人店)は平均点(どれも及第点)のお店にはない個性(№1メニュー、定番のロングセラー、店主の個性、スタッフの心遣い、お店の雰囲気)がある!、と言われます。

★何もかも平均点を狙うのではなく、他社・他店には負けない個性(強み)を2つ3つ作ることの大切さが分かります。但し、あまりマニアックな分かりづらいものでなく、お客さんにとって分かりやすいものがいい。

★私の自宅近くの果物店・八百文(名古屋市瑞穂区)は狭いお店ですが、フルーツの品揃え・味が抜群。元気印の女性主人はフルーツの匠として活躍し、地元テレビ・雑誌に何度も紹介され、人を楽しませるサービス精神も抜群!

今後ますます【再来店対策】が大切になりますが、再来店いただく為にも、①目の前のお客さんに会話を楽しんでもらい、②自信をもって商品を勧め、③気持ち良く帰ってもらう。

 2つめは、「自店の客数、単価、訪店頻度は?」

◆商売の原則は、【売上=①客数×②購入額×③リピート(訪店頻度)】。そして業種・業態によって年間の利用回数(頻度)や単価が自ずと決まってきます。

◆われわれの日常生活において、外食・ランチだと、コンビニ・ラーメン店・定食屋・喫茶店は月にどれだけ利用するでしょうか?、家族の記念日とかに行くちょっと高いお店には年間で何回ぐらいでしょうか?

◆床屋さんは毎月、美容院は年に6回ぐらいですね。近くのケーキ屋さん・パン屋さんはどうでしょうか?

◆ドラッグストアは以前はマンスリーストアだったのが今やウィークリーストアとなり、最近は調剤併設店が定番に。

では、調剤薬局はどうでしょうか?...「隣のクリニックさん次第の患者数(コロナやドラッグ併設店による目減りあり)」×「ほぼ固定した調剤単価」×「月1回の頻度」。この固定した公式のままで、今後もやっていけるでしょうか?

 3つめは、弱者の戦略「ランチェスター法則」の再々確認。

★弱者の戦い方の基本原則は、・相手(大企業、大手チェーン)の得意な土俵で戦わないこと。

              ・戦う土俵の軸をちょっとずらすこと。...既存の商品・サービスに満足していない潜在客が必ずいるので。

              ・接近戦(人と人との勝負、接客勝負、店舗の雰囲気勝負)に持ち込むこと。

★「どの地域で」「どういったお客様に」「どういった商品・サービスで」強みを作るのか?、エネルギーを投入するのか?

★新事業に取り組む場合は、現在の仕事・客層に関連する分野に取り組むこと。

★強み・違いを見える化したい場合は【√3倍の差】をつける。...√3倍(1.73205...倍)の見た目・陳列量・回数の差がつくと、人は圧倒的な差として受け止める傾向がある。

弊社の具体例ですと、【お任せ什器】1台と2台とでは、違いは明らかです。夏に展開中の【デスクワンD】【北海道黒豆茶】の山積みは、お客様・患者様に伝わりやすく、販売量も2~3割増になっています。

                               代表取締役 天 野 晃 治

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