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今月のトピックス

令和3年6月1日付

  • 投稿日:2021年6月 1日

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こんにちは。コロナ禍で2回めの夏を迎えますが、向こう3ヶ月(6~8月)の予報は平均気温・降水量ともに平年並みか高め。新型コロナウイルス対策のおかげで多くの感染症が減少している中で、RSウイルスが4月から急増しており、乳幼児がマスクを着用したり、他人との接触を避けたりすることが難しいことが背景に。                                       

 さて、コロナ禍になって1年5ヶ月めになりました。最新の4月分データでは、受診患者数は1回めの緊急事態宣言が出て患者数が激減した昨年4月に比べ9%増加(平均処方日数は6%減)で、全国的に影響が軽減しましたが、全体的には前々年比で92%の回復レベル。                                         

まだ暫く我慢の時が続きますが、出口(アフターコロナ)は来春ぐらいに見えてきてもいます。この間、「ただ守りを固めて何もしない」ということではなく、先を見据えて一つ一つ手を打っていきましょう!

令和3年6ヶ月めの今月も『モノでなく、お客さん目線で考える!』という視点から3つシェアしたいと思います。

1つめは、先月末の日経新聞「ソフトバンク、市販薬宅配開始」記事より

★自治体や企業向けの医療関連サービスアプリを通じて専属の医師に24時間健康相談が出来、6月からはオンライン診療にも対応。

★日本では医師会にオンライン診療に対するアレルギーが強いが、中国では政府が2015年にネット専門病院の開設を許可したことでオンライン診療が本格化。著名で人気の医師は料金が高額に設定されている。

★ソフトバンクはアプリ1つで完結する利点を訴え、提携するココカラファイン・卸・通販から一般薬を全国宅配。

★高齢化で膨らむ社会保険医療費を抑えるため、厚労省は未病対策を進める中で約6万軒ある調剤薬局に対し、2025年までに相談窓口としての役割を整備するよう求めているが、対応出来ない中小薬局が多い。

 2つめは、「規模でなく、一軒一軒の勝負の時代に」

◆先日、TV番組で「八百屋の若き3代目が作る本気のフルーツサンド」で行列店となった愛知県岡崎市の赤字経営だった小さなスーパーが紹介されました。

◆2年程前に、地元TVで紹介されフルーツサンドブームの火付け役となった同店は、移動・出張販売、カフェ店オープン、お取り寄せなどに乗り出して積極的。

◆単価の高いフルーツに付加価値をつけ、高単価ながらも、美味しさ・見た目・楽しさ満点で消費者に支持されて、大手スーパーに負けない商売・差別化になっている。

コロナ以前にも、「超高齢社会・人口減少社会に向かう中で、これからは規模(売上高・店舗数)の勝負ではなく、一軒一軒の勝負の時代になる!」と言われていたことが、コロナ禍の消費活動変容でその流れが強まっています。

 3つめは、「まず3回利用してもらうことの重要性③」

★新型コロナの影響で特に集客に苦戦している飲食店が、「うちは新型コロナ対策をしっかりやっているから・テイクアウトも始めたから!...と言うだけではお客さんは来てくれない」「やっぱり、楽しさがないと!」という指摘があります。

★経営上の一番のリスクは自店・自社のことを顧客から忘れられてしまうこと!...コロナ以前とは違う消費活動(近くで済ます、何ヶ所も行かない)が当たり前になっても、自店を最初に思い出してもらうことが重要。

★お客さんの再来店(リピート)率の上昇率は直線的でなく、2~3回め以降に急上昇する!

 ...初めて来たお客さんの再来店率は10%程度だが、2回来たお客さんは30%に上昇し、3回来たお客さんは50%に上昇。

 ...お店の外観・見た目の良さ・清潔さも大切ですが、もっと大切なのは【お店の雰囲気】であり、【居心地の良さ!】。

★ポイントは、「常連(リピーター)になってもらうには、まず3回来てもらう(買ってもらう)こと!」

 ...また来たくなる会話、次回購入につながるワンポイントアドバイス、プラスαの雑談・会話。

先月、初めて寄ったカレースープ店でテイクアウトメニューを見せてもらうと、「人気メニューは○○です」「○○をトッピングするお客様もいます」と笑顔で教えてくれ、帰り際に「わざわざ、有難うございました。お近くなんですか?」と。こういうひと言は大きいですね、是非リピートしようと思いました。

                               代表取締役 天 野 晃 治

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