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今月のトピックス

令和3年1月4日付

  • 投稿日:2021年1月 4日

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 令和3年を迎えました。昨年は新型コロナ一色でしたが、今年は実りある一年、そして先を見据えた行動の一年にしたいものですね。本年も何卒宜しくお願いいたします。                                     暖冬だった昨年1月と違い、今月は寒さが厳しい予報ですので、感染予防対策の基本徹底と共に、「体調管理」「寒さ対策」「体を温める習慣づけ」「乾燥肌対策」など、発信していきましょう。

 さて、新型コロナの影響で消費スタイルが変わり、地元の人が近隣消費に目を向けています。この傾向はコロナ後にも残りますので、この機会に今まで見過ごしてきた、地元資源の発掘に力を入れる年にしたいところですね。近隣に住んでいるのに、一度も自店を利用したことがない方【潜在客】に関心をもってもらい、訪店してもらう情報発信をやっていきましょう(店頭の手書きボード、店外POP、お知らせチラシ、お試しサンプルなど)。

2021年スタート月の今月も『モノでなく、お客さん目線で考える!』という視点から3つシェアしたいと思います。

1つめは、先月の朝日新聞夕刊の特集「現場へ!」での薬剤師特集(5日連続)より。

★「薬剤師は薬を出すだけが仕事」「薬局はパチンコの景品交換所と同じだ」と誤解されてきた。

★調剤薬局が患者の数を増やすビジネスになってしまい、薬剤師のあるべき姿からかけ離れていた。

★アンサング・シンデレラの作者の荒井ママレは、現場で話を聞き、薬剤師の仕事を丁寧に描いた。

★患者宅に行き続け、「こんなに患者から信頼されている薬剤師を初めて見た」と言われた女性薬剤師。独り暮らしの認知症患者の大量の残薬に気づき、薬の徹底管理・飲む態勢を整えた若手男性薬剤師の話。...など。

★「かかりつけの患者を100人つくれ」などと会社にノルマを課されて苦しむ薬剤師が少なからずおり、薬局経営者には節度が求められる。 

最後に、この連載の初老記者は「薬局は、ただ処方箋通りに薬をもらう場所だと思ってきた」ことを悔い改めますとコメント。【地域に溶け込む薬剤師】【何でも屋という気さくな医療人】が求められていますね。

 2つめは、「チラシの反応率」について。

◆一般的な新聞などに挟まれている折込みチラシの反応率は0.1%~0.2%の低さ。...それでも、例えば1万枚チラシをまいて0.1~0.2%(10~20人)反応してもらえれば、単価の高い商売なら十分効果が見込めるとも言えます。

◆では、不特定多数へのチラシではなく、いつもの顧客に対しての手配りチラシなら確率はどうでしょうか?...最低でも、10倍の1~2%の反応率はあるのではないでしょうか。

◆コロナ禍で大きく利用が増えた宅配・出前デリバリーにおいても、店やメニューを選ぶ時の情報源は、手配り・投函チラシ・DMが40%で、ネット・アプリ経由の22%の2倍だったとのこと。

情報洪水の時代にあって、面倒臭さもあり、手元にチラシがあったなら顧客はそれを利用しますし、信頼できるお店のものなら尚更です。こういう時代だからこそ、地道にお客さまへの情報発信の数をこなすことが大切ですね。

 3つめは、「調剤待ち時間に何を提供するか?」

★医療情報総合研究所によると、9月に調剤を受けた患者数は戻ってきてはいるが、前年同月比の▲7%減。今後も、「患者数は5~10%減、平均処方日数は従来の10%増で推移する」と予想。

★完全に元に戻ることは難しい状況が続き、調剤薬局の収益は軒並み厳しくなっています。だからこそ、

 ・目の前の患者さま・お客さま一人一人の【ご利用額(ご購入額)】を引き上げるためにはどうしたらいいのか?

 ・【来客頻度】を増やすためにはどうしたらいいのか?...処方箋がなくなるまで接点なしではなく。

★調剤薬局での物販の必要性の声が大きくなってきていますが、OTCを含めただ並べれば売れるわけではありません。一方で、取り組み方次第で、驚くような差が生まれているのも事実です!

「月10個ぐらい売れれば」との考え方が多かった【ハンドクリーム】を60個も(!)販売された事例、単価が高いので「月6個売れたら」の【リンクルクリーム】を先月24個(!)販売された調剤薬局さまの事例には、驚くと共に調剤薬局の今後の可能性を改めて強く感じています。

                               代表取締役 天 野 晃 治

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