新たな年(令和2年)を迎えました。本年も何卒宜しくお願いいたします。2年続けて暖冬になっていますが、年越し寒波の襲来や大きな気温のアップダウンがあり、この1~2か月は風邪・インフルエンザ対策、温め対策、冷え性対策、乾燥肌対策...などしっかり発信していきましょう。 さて、今年はどういう1年になるのでしょうか?12月26日の日経新聞の複眼「薬の無駄、どう省く」では、健保組合理事ら3名の有識者による薬局薬剤師への厳しい指摘・意見が掲載されていました。「0402通知」、「改正薬機法」、来たる調剤報酬改定で、薬局・調剤薬局経営を巡る事業環境の大きな変化が迫っており、3年後も5年後も患者さま・お客さま・地域住民に選ばれるコミュニティ薬局を目指して、今から出来ることを一つ一つやっていきましょう! 2020年スタート月の今月も『モノでなく、お客さん目線で考える!』という視点から3つシェアしたいと思います。1つめは、『最高の入浴法(都立大・早坂信哉教授著、大和書房)』より ★冷え性を改善する入浴法の主なポイントは、、、 ・毎日、40度のお湯に全身浴で10~15分入る。 ・就寝90分前に入浴する。...入浴後すぐの就寝では、体内温度が下がらないので体がほてって眠りにつきにくい。 ・体の芯から温まる入浴剤を利用する。 ★また、冷え性の方にとっての体質改善においては、上記の①入浴による血流増加に加え、②運動習慣をつけることによって(自分に合ったレベルで良いので)の血流増加。③体を内から温める食材をたっぷり摂る。 ★暖冬でも3つの冷え性に要注意!...①初冬の冷え性(体がまだ寒さに慣れていないので、ちょっとした寒気でも体調を崩す人が増える。)②暖冬でも寒暖差が非常に大きくなる。③春先の季節の変わり目の冷え。 弊社の【アミノ高麗紅参液】【薬用入浴剤オンセンス】をからめますと、より有効な冷え性対策となります。 2つめは、『アイテムを絞ったボリューム陳列の効果!』◆以前ご紹介した脳科学マーケティングの事例でよく引用されるコロンビア大学での実験。...ある高級食料品店でおススメのジャムを6種類に絞って大量に並べた場合、お客さんの30%が購入に至った。一方、バリエーション豊富に少しずつ24種類並べた場合は、購入に至ったお客さんはたったの3%だった。...という驚愕の10倍の差! ◆これはITの発展で情報洪水の時代となった結果、選択肢が多過ぎると何が正しい選択か分からなくなってしまうネット疲れにも通じますし、結果として何も購入しないことにもなってしまう。 ◆一方、良く売れているパン屋さんや人気の洋食屋さんでは、「人気上位品目10!」「パティシエのイチ押し!」「人気の定番ハンバーグ!」等でおススメをはっきり示すことで、お客さんは選びやすく購入後の満足度も高い。 先月、「薬用入浴剤を30缶、50缶も売られた調剤薬局さま!」では、10缶以上【ボリューム陳列】したことで、お客様・患者様に気づいてもらえ、売れている商品だと思ってもらえたとのことで、まとめ買いもありました。また、「リンクルクリームを16個も売られた調剤薬局さま!」では、受付横にも新たに6個積まれた結果、質問や売れ行きが格段に良くなったとのことでした。 3つめは、『調剤薬局でOTCが売れるか?』★医療保険財政圧迫に対して、軽症向けの市販類似薬の患者負担引き上げや、OTC活用への期待の声が上がっています。 ★「調剤薬局もOTCを揃える必要がある!」と言われ続けてきたわけですが、、、実際に調剤薬局でOTCが売れるのか?...最近、良く聞かれますが、OTCを少し並べておく程度ではOTCは売れません! また、健康サポート薬局取得でOTC48薬効を揃えられた調剤薬局さまでも、ほとんど売れていません。 ★理由は2つ!...①「どうせOTCを買うなら、ドラッグストアの方が豊富で安いから」。そして②「調剤薬局で処方箋以外のものを買うことに患者さんが慣れていないから(薬局側も慣れていない)」。 最近、弊社に「OTCを並べたいので」「健サポを取るので」という理由でのお問い合わせが多いですが、まずお話しするのが、弊社イチ押しの【お任せ什器】で、処方箋以外の会話のキッカケ作りをして、調剤薬局で物販を買うことに慣れてもらい、気軽に買ってもらいやすくする。その過程で、上記の【オンセンス】【リンクルクリーム】の様な購買シーンも生まれ、OTCも少しずつ売れていく様になります。 代表取締役 天 野 晃 治 |