こんにちは。気温がめっきりと下がってきましたね。今年の冬は寒さが厳しい予想ですので、"かぜ対策"、"体を温める習慣"、"体調管理"、"冬のスキンケア対策"をしっかり発信していきましょう。
さて、先月の第50回日本薬剤師会学術大会(東京)では、弊社ブースに1,000人超の先生方にお立ち寄りいただき、誠にありがとうございました。皆様大きな関心をもって弊社イチ押しの【お任せ什器】をご覧になられ、ご用意した【アミノ高麗紅参液】の試飲や、【ハンドクリーム】【ローション】のお試しも大変好評でした。
今月も『モノでなく、お客さん目線で考える!』という視点から3つシェアしたいと思います。
1つめは、先月の日経MJの記事「苦戦するカテゴリーキラー」より。
- 日本ではアメリカの後追いでこの20~30年、様々なカテゴリーキラー(家電、スポーツ用品、衣料品、ドラッグストア、玩具など)が次々と店舗網を広げてきた。
- そうした大型店の強みは安さと品揃えだったが、アマゾンに代表されるイーコマース(電子商取引)の拡大が脅威になってきている。...消費者が小売業に求めるものが品揃えと価格だけであるならば、これからも多くの小売業がイーコマースやコンビニに飲み込まれることになる(そのイーコマースも強みがないと体力勝負になるが...)。
- その一方で百貨店では化粧品の売上が伸びている。...女性は男性に比べて買い物時間が圧倒的に長く、早く安く買い物を済ませるだけでなく、「買い物を楽しみたい!」という思いが強い。
弊社でもスキンケア商品が10%伸びていますが、「ひと手間かける」「ひと言添える」「テスター体験してもらいながら、会話を楽しんでいただく」。...これがリアル店舗の強みですね!
2つめは、「小さなお店の強み」
- ある大学の教授が1,000名の消費者に「小さなお店の強みは何ですか?」というアンケート調査をしました。
答えの1位は何だったと思われますか?...ダントツの1位の答えは、「個性」だったそうです。 - 個性とは、お店が提供する商品やサービス、店主の技量・経験・センスということもありますが、消費者 が同じくらい重要視しているのが、
- 店の雰囲気・空気感。
- 店主や働いているスタッフの人たちの仕事に対する考え方。
- 気軽に世間話とかが出来る親しみやすさ、相談のしやすさ。
これは地域の相談薬局や調剤薬局にも通じる話ですね!「かかりつけ薬局・薬剤師」「健康サポート薬局」という制度や基準をとるためだけではなく、小さなお店の強みを発揮していくことが、これからの選択の時代にお客さま・患者に繰り返し利用され、地域住民の方に選んでいただける【コミュニティ薬局】につながると思います。
3つめは、「他業種の繁盛店に学ぶ」
- どんな業界にも大型店・チェーン店がありますが、そんな中で繁盛しているお店には多くの学びがあります。しかし、よく聞かれるのは、「うちの業種は違う(特殊)だから...」というリアクション。。。
- お客さまに「気になる!」「欲しい!」「試してみたい!」と思ってもらう意識を高める方法は、"人の購買心理"ですので業種・業態は全く関係ありません!...「業種が違うから、お客さんが考えることが変わる」なんてことはありませんね。
- お客さまが日頃から関心を持ち、解決したい悩みは何でしょうか?
そうした商品やサービスを扱っていることをお客さまは気づいているでしょうか?
結果は販促量(行動量)に比例しますので、ここで今一度、見直したいのは、①販促物の種類は十分か?...(例)POPだけ、チラシだけよりは...。②量はどうなのか?...(例)10枚渡すだけよりは、笑顔でひと声掛けて100枚手渡し。
【お知らせ】12月3日(日)の第50回東海薬剤師学術大会(ウインクあいち)に、"コミュニティ(健康サポート)薬局作りのお手伝い"としてブース出展。私も参加しますので、気軽にお立ち寄り下さい。
代表取締役 天野 晃治