こんにちは。4月はまだ身体が暑さに慣れていないのに、急に初夏並みに気温が上がったりで大変でしたね。こうした疲労蓄積に加え、冷え症や季節変わりのトラブル肌、年々増えているオーラルケアの情報発信が望まれます。
さて、先々週は長女が卒業して残り僅かとなった金城学院大学薬学部協力会会長のおつとめで、実務実習に出る5年生のホワイトコートセレモニーでした。これからお世話になる病院・薬局の先生方には、ご指導よろしくお願い致します。
今月も『モノでなく、お客さん目線で考える!』という視点から3つシェアしたいと思います。
1つめは、「コンビニ大手5社が平成37年までに全店に来店客が自ら会計するセルフレジを導入」のニュース
- これにより業務の効率化・省人化が図れるとのこと。これで思い出されるのが、1年前にオックスフォード大学のオズボーン准教授が発表して話題となった大胆な予測「10年後に食えなくなる仕事」。
- 単調な仕事・ルーティーン的な仕事・誰にでも出来る仕事はなくなる可能性が非常に高い!特に...、
- 供給過剰の業界
...コンビニ業界、コンビニより多い接骨院や美容院、歯科医院。そして薬局・調剤薬局の件数も医薬分業の拡大で58,000件と供給過剰の域に入ってきました。 - 技術革新に影響される業界...自動化によって激減した駅の改札員、料金所・駐車場の人員。ガソリンスタンドもセルフが急増。
- 消費者の購買行動の変化・多様化に影響される業界...アマゾン等の影響で品揃え勝負だけの書店は1/3が消滅。
品揃えと価格で勝負する大手に対し、中小・お客様の顔が見える個人店は、【商品】+【プラスαの会話・サービス!】が重要ですね!どの様なプラスαの言葉や雰囲気、キッカケや会話があると、お客様・患者様は喜ばれるでしょうか?
2つめは、「単純接触効果(ザイオンスの法則)」
- 【売上は接触頻度に比例する!】と言われますが、実際に、人は3回会うと、拒否反応が薄くなります。私達の日常を振り返ってみても、仕事などで始めて会った人とか、初めて入った店でも3回目となると何となく話しやすくなりますし、ちょっとした話をされても拒否反応が薄くなりますよね(もちろん、その先はお互い次第ですが...)。
- お客様には、常連客・いちげん客・潜在客があります。もちろん、常連客さまを大切にするわけですが、初めて利用いただいたお客様(いちげん客)に次回も利用していただく工夫が大切ですし、まだ一度も利用して頂いていない潜在客へのアプローチもとても大切です。その潜在客には、
①近所にいるのにお店の存在に気づいていない方、②お店の存在は気づいてい るけど利用したことがない方、そして③過去に接触があったがその時はご縁(購入)がなかった方、...があります。 - 単純接触効果を生むのが【キッカケ作り(集客策)】。...「来店するキッカケ」、「話すキッカケ」、「見る・さわるキッカケ」、「聞くキッカケ」、「思い出すキッカケ」...など。
人間の心理として、何度も行ったり、目にしたり、話したり、耳にしたりすると親近感が増しますし、信頼感も生まれます。また、何かだけでなく、【"複数!"の集客策】があれば、さらに確率が上がりますね!
3つめは、「POPの役割を考える」
- 先日の朝礼で、Kリーダーが【リンクルクリーム】を一日で5個(!)販売なさった調剤薬局さまの事例を紹介してくれました。そこで役立ったのは、店内の患者さま・お客さまに対してだけでなく、店外に対してもアピールする【デカPOP】。
- 実際に購入された方のコメントは、
・(店内向けPOPに対しては)...「こういう商品がここで買えるとは知らなかった」
・(店外向けPOPに対しては)...「前から気になっていたけれど、なかなかお店に入りづらくて... - 【POPの役割】は、
①お客さまに気づいていただくこと。興味を持ってもらうこと。
②お客さまの方からこちらに対して話しかけやすくすること。
③お店に対しての心理的なハードルを下げること。
④お客さまに次の行動をとっていただくためのキッカケ。
どの様なPOPや雰囲気があると、関心を持っていただけるでしょうか? 試してみたくなるでしょうか?
代表取締役 天野 晃治