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今月のトピックス

平成29年1月4日付

  • 投稿日:2017年1月 4日

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 新たな年を迎えました。本年も何卒宜しくお願い致します。

この冬は予報通り寒暖差が激しくなっていますね。またインフルエンザの流行に加えて、胃腸カゼ・ノロウイルス流行(感染性胃腸炎、食中毒)が急増しており、国立感染症研究所によるとノロウイルス流行は過去10年で患者が多かった2006年と2012年に次ぐ水準とのこと。店頭からしっかり情報発信と対策案内をしていきましょう。

 さて、医療費の高騰に歯止めがかからない中での「セルフメディケーション税制の1月施行」や「政府による薬価の毎年改定案」などが出てきて、色々な意味で大きな過渡期にあると感じます。3年後・5年後を見据えて、やるべきことを一つ一つ先送りせずにやっていきましょう!

  

 2017年スタート月の今月も『モノでなく、お客さん目線で考える!』という視点から3つシェアしたいと思います。

 1つめは、健康サポート薬局の申請開始を踏まえての日経新聞記事「多機能薬局で地域元気」より。

  • 薬を調剤して渡すだけの薬局から、地域に根ざし患者の健康維持を支援する存在へ。健康サポート薬局の届け出が10月始まった。
  • 制度の狙いは、薬局を地域の健康相談窓口を位置づけ、住民の予防意識を高めること。国民医療費が年間40兆円を超す中で、予防意識・セルフメディケーション意識を高めること。そして地域住民が処方箋を持たなくても来店できる本来の意味での薬局にしていくこと。
  • 厚労省では2025年までに全国58,000軒の調剤薬局のうち、10,000~15,000軒を健康サポート薬局にしたい考え。

現状では、ハードルの高さやメリットがないための現場での温度差があり申請件数がかなり少ないと聞いていますが、先日お会いした県薬剤師会会長はかなり危機感をお持ちでした。厚労省が健康サポート薬局ビジョンを打ち出した以上は「やれることから一つ一つ!」という前向きさ・行動力が求められますね。

 

 2つめは、「調剤薬局再編の動きが意味すること」

  • 先月、調剤薬局チェーン最大手クラスによる80~100店舗クラスの中堅調剤薬局買収が相次いで発表されました。ここ数年は大手・中堅による数店~10数店舗先の買収は数多くありましたが、今回新たな局面に入ったと言えます。
  • 一つは、4月の調剤報酬改定が調剤オンリーのビジネスモデルに厳しい現実を突きつけ始めたこと。そしてもう一つは、厚労省が打ち出した【かかりつけ】、そしてその先にある【健康サポート薬局】ビジョン。
  • ジェネリック医薬品が出てきた時も普及に時間がかかるとの声が大半でしたが、今や数量シェアは6割を超え、本年度中に70%以上にし平成30~32年度に80%以上にするとした閣議決定が現実味を帯びてきました。

健康サポート薬局ビジョンは進められるでしょうし、調剤薬局は最終的には規模の論理だけではなく、一件一件の問題、その地域住民・患者さんに選ばれるかどうかになっていくのは間違いありませんね!

 

 3つめは、「健康イベント開催による認知と想起」

  • 先月、会員であるNPO法人"健康な脳づくり"の第4回市民公開講座が名古屋市立大学病院大ホールでありました。200名以上が来場され【JPクッション】と【ミラクルグリップ】を使ったマルチタスク運動や認知症予防の話、呼吸法など盛り沢山の内容で、皆さん積極的に参加され楽しまれました。
  • 弊社では月10~15ヶ所で薬局様と店頭や地域の健康イベントで【ミラクルシリーズ体感会】を開催しています。また、その数倍の先で専門相談員派遣による【聞こえの相談会】を開催しています。
  • これらの健康イベントはこれからの"かかりつけ""健康サポート薬局"にとっても必要かつ大切になってきます。

但し、大事なことは年一回やって終わりとかではなく、定期的に開催することにより、地域住民から「あの薬局さんは色々とやっていて親しみと信頼感がある」と【認知】され、「この地域で、○○と言えば、あの薬局さん!」と【想起】されるまで続けることだと思います。


代表取締役 天野 晃治

※NHK名古屋放送「ほっとイブニング」で【ミラクルグリップ】が、7分30秒にわたり紹介(下記クリックから期間限定で)。www.nhk.or.jp/nagoya/websp/20160617_kaigononayami/

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