医薬品(OTC)・健康食品・スキンケア・管理医療機器等の販売 天野商事株式会社

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今月のトピックス

平成28年5月2日付

  • 投稿日:2016年5月 2日
 こんにちは。初夏の様な陽気になったり、雨で気温が下がったりと気温の落差で疲れがたまってきていますね。
 先日、金城学院大学薬学部のホワイトコートセレモニーでこれから実務実習に出る5年生の皆さんにお話してきました。22週間お世話になる病院・薬局の先生方・スタッフの皆さまには宜しくお願いいたします。
 さて、4月の調剤報酬改定における【かかりつけ薬剤師】算定に向けた試行錯誤が始まりました。目の前の患者さん・お客さん目線に立って、やれることから一つ一つやっていきましょう!

 今月も『モノでなく、お客さん目線で考える!』という視点から3つシェアしたいと思います。

 1つめは「狭小商圏で選ばれる存在へ」
  • 今回のかかりつけ薬剤師要件に「医療に関わる地域活動への取り組み」とあり、例えば、
    • "薬と健康の週間"での地域薬剤師会イベント
    • 地域の健康祭りでのお薬相談窓口
    • 認知症予防イベントの開催や協力・お手伝いなどが考えられます。
  • 少し前の薬局新聞に、「1ヶ月や2ヶ月に1度しか会わない薬剤師に、患者はどこまで信頼を寄せるだろうか?」 との手厳しい寄稿がありましたが、何の疑いもなくクリニックの隣の調剤薬局へ処方箋を持ち込む現状を厚労省は変えようとしています("門前"から、"かかりつけ"へ)。
  • 選ばれる存在に向けて、①顔の見える関係づくり。②健康相談をはじめ気軽に寄れ、親しみのあるお店づくり。③定期的にちょっとした健康イベントを開催する。
    ・・・など、心がけたいですね。

 2つめは、「個人消費は、ほとんどが右脳消費!」より。
  • 右脳・左脳という言葉をご存知だと思います。実は消費にも「右脳消費」と「左脳消費」の2種類ある。
    • 左脳消費は理論的・理屈的で
      「選択肢の中で一番性能が良いから」「妥当な条件だから」「こちらの方が安いから」「これは必要なものだから」
    • 右脳消費は感覚的・属人的で、
      「面白そうだから」「楽しそうだから」「あの人が使っているから」「自分にはこれが合ってるから」「私はこのお店が好き」
  • 成熟社会・似た様なモノが溢れ、世の中の消費はドンドン左脳消費から右脳消費に移っている。感覚的に、「これ気になる!」「これ欲しい!」と思っていただけるかが大切で、それ抜きで商品説明ばかりではお客さんは引いてしまう。
  • 右脳消費は五感で感じるもの。だからこそ、五感(目・口・鼻・耳・手)を使って感じてもらう。
    • キャッチコピー、手書きボード、POPで気にしてもらう。
    • 「1枚の絵は1万字に勝る!」がごとく、実物をみてもらう。
    • 試飲してもらう。
    • 実際に聞いてもらう。
    • つけてもらう、触ってもらう。
    • 参加してもらい、体感してもらう。
  • チェーン店、セルフ店では出来ないことがたくさんありますね!

 3つめは、「補聴器についての会話」より。
  • 先日、仮本社ビルの近く元気な初老夫婦が営む喫茶店で、以下の会話に遭遇しました。
    お客さん:「お医者さんから補聴器をつけた方がイイと言われたんだけど、つけると音が大き過ぎて困るの。」
    お店の奥さん:「そうそう、音が全部大きくなって困るわよね。聞きたい音だけ大きくなればイイのに。」
  • 「あっ、それって通販などで売っている全ての音を大きくとる集音器のことですよね!」・・・と思わず言いたくなりましたが、ここでのポイントは、【補聴器】に対して正しい情報を持っていない高齢者の方が多いということ(!)。
  • 弊社もこれまでに専門相談員派遣による"聞こえの相談会"を通じて今までに1,560台超のオーダー補聴器実績がありますが、昨日の会話をお聞きして、まだまだやるべきことは多いな!・・・と改めて感じました。

 最後にお知らせですが、【ミラクルグリップ】の記事が中日新聞に掲載されました。

代表取締役 天野晃治


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