こんにちは、天野です。成人の日が過ぎましたが、冷え込む日が続いていますね。インフルエンザ流行拡大にあっての治療薬の供給調整・制限(イナビル、ゾフルーザ、タミフル、タミフル後発薬)での今後が懸念されます(鎮咳薬の不足状態も)。
さて、少し暗い話ですが、昨年の国内企業倒産は11年ぶりに1万件を超えた(うち3/4が従業員5名以内の零細企業)とのことで、原材料の高騰・価格転嫁が困難の影響も大きい(ラーメン店、豆腐店など)。...今は多忙の調剤薬局においても、今後の経営見通しを立てていくことが大切ですね。
人口減少社会での顧客(リピーター)の確保へ、3~5年後に向けて、自社・自店の【強みの発見&強化】が必須になりますが、「では、自社・自店の強みは何なのか?」と聞かれると、なかなか難しい。
以前、あるコンサルの方が、自社・自店の強みを発見する糸口として話されていたのが、
★周りから「大変だね」「よくそんな事をやっているね」と言われること。
★必要だと信じ、継続的かつ自然にやっているので、外から言われるほどは大変でなくなってきていること。
■今日のテーマは『スパチュラ使っての試塗りで売数2~3倍!②』
調剤薬局を巡る事業環境が大きく変わってきて、今まで以上に物販・OTCに力を入れる薬局が増えていますが、患者さん任せだけにしていると「低単価品は良く売れるけど、他はボチボチ」になりがちです。
最低でもやっていただきたいのは、何度もおススメしている、①季節品の山積み展開。...目立つ場所に【入浴剤】【しょうが湯】を6~10缶積んでアピールすることで10~20個単位の追加が見込めます。
そして、もう一つ、この冬にやっていただきたいのが、②【ハンドクリーム】【リンクルクリーム】の試塗り!
★前回ご紹介しましたが、調剤が多忙な中でも、店頭でスパチュラを使って調剤待ちの患者さんにハンドクリームの使用感の良さを伝えてみえる薬局様では10~20単位の追加ベースになっていますし、まとめ買いも(!)。
★リンクルクリームについても、実感していただくことで「これで(2ヶ月分)6000円なら、お値打ちね」と言っていただけます。
この冬は、お肌の乾燥・保湿ケアにお悩みの方が非常に増えていますので、是非スパチュラ使っての試塗り、ひと言を添えての試供品手渡しをおすすめください!
令和7年1月15日(第1258号)