こんにちは、天野です。6月に入りカラッとした天気が続きますが、今年の夏も厳しい暑さになりそうです。
今週末9日(日)は愛知県薬剤師会の健サポ研修ABです(開局部会担当)。令和6年調剤報酬改定で地域支援体制加算に健サポ要件のOTC48薬効が追加された意味・背景を考える機会にもなれば、と考えてます。
◆薬局再編「最終章」へ。
◆アマゾン薬局、国内通信大手による調剤薬局オンラインサービス取り込み。
◆敷地内薬局たたきの強まり。大手調剤チェーンに逆風。
◆外部委託は中小薬局を潰すのか?、それとも対人業務シフトにより助けになるのか?
◆なじみのブランド薬が自己負担増に。...10月からは当面1095品目が追加負担に(ヒルドイドは3割負担だと1ヶ月分で自己負担額が1665円→2439円)。
■今日のテーマは『OTC48薬効追加の意味・背景・この先は➂?』
◆今回、地域支援体制加算がいきなりマイナス改定になったのは想定外。在宅の推進自体を国が旗を振ってきていたので。
◆これまでの改定では、報酬改定の内容に対しては(ジェネリック医薬品使用割合など)、優しく政策誘導し、徐々に条件を厳しくしていたが、今回はかなり厳しい見直し。
国が目指している薬局ビジョンの体制を整えず、現状のままでいる様では、、という厳しい受け止め方が多くなっており、こうなった背景・経緯・意味を考えないといけませんね。
よって、OTC48薬効についても、「間に合えばいい」「とにかく並べれば(備蓄すれば)」という意識で対応していると、上記と同じ様な厳しいことになりかねません。。。
今回いきなりこうした改定になった意味・背景を考え、これから5年先・10年先を見据えて【自店をどうしていくのか?】【患者さん・地域住民にとって、どういう存在になっていくのか?】を考えるタイミングが来ていると思います。
令和6年6月5日(第1225号)