こんにちは、天野です。過ごしやすい季節になっていますが、今年の夏は暖冬の後は冷夏ではなく(エルニーニョ現象が終息して)、平年を上回る暑さの見込み。体感として、また厳しい暑さに...。
さて今週、目についた日経新聞記事は「コンビニ大手(ファミマ、ローソン)が衣料品(下着、普段着)扱い店を拡大」。...国内アパレル販売は「ユニクロ1強」状態だが、全国に張り巡らした店舗網と便利性(タイムパフォーマンス)需要で対抗する。
どの業種店・業態店も、顧客争奪戦が激しくなっている中で、どんな【商品】【サービス】【特色】を、自社・自店のウリにしていくのか。
さて、先月の厚労省の「第4回薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会」では、、
◆健康サポートと認定薬局要件を再整理する必要性を強調
◆届出と認定が目的になってしまって、患者が主体的に選ぶ制度になっていないという厳しい指摘。
◆健サポは、日頃の健康が中心。...本来は全ての薬局が提供すべき機能。
■今日のテーマは『地域支援体制加算にOTC48薬効追加の経緯⑥』
2024年調剤報酬改定で、地域支援体制加算に健サポ要件のOTC48薬効が追加されたことで、特に4月以降は弊社への問い合わせが急増しています。期限も限られていることから「とにかく早く」というお声も多く、中には「とにかく揃えればいい」「空箱・カード対応希望」という残念な考え方の薬局さまも。
愛知県薬剤師会理事会でもお話ししましたが、、【今回の意味!】を考えたいですね。...開局部会としても、健サポ研修会に加えて、OTC医薬品の研修会を増やしていく予定です。
今回は、あくまでも、今後に向けての始まり。...単なる48薬効の設置だけに終わらずに、
★物販を介して患者さんとの会話、売場の充実、かかりつけ化を見据える。
★調剤100%依存による患者数減少・単価減少を補う。
★高齢者の潜在ニーズが増えている「聞こえの相談会の開催」をしていく。
★物販が売れていくことで、OTCも徐々に売れていく様になりますし、新規来店客も見込める様に。
令和6年5月16日(第1222号)