こんにちは、天野です。連休中の激しい気温差で喉をやられました。皆様もご自愛ください。
今朝の日経新聞には「ヒルドイド自己負担額に不安の声 ~不適切処方、患者にしわ寄せ~」記事。...美容目的での処方で医療費の無駄遣い批判を受け、厚労省が10月から患者の窓口負担額引き上げに対して。
病院嫌いだった作家の五木寛之氏は、著書「大河の一滴」の中で、最近よく耳にする【セルフケアの大切さ】を書いていますが、薬を必要とする患者が不利益を被らない為に一人一人の倫理観も問われますね。
さて、2024年調剤報酬改定では、地域支援体制加算に健サポ要件のOTC48薬効が追加され、4月以降、弊社へのお問い合わせは急増しています。
また今回は、地域支援体制加算、連携強化加算、在宅薬学総合体制加算の施設基準として「薬剤師会会員・非会員を問わず、地域の薬局が果たす医薬品提供体制情報を、薬剤師会・地域の行政機関を通じ、地域住民や医療関係者に発信する」とされています。
地域における休日・夜間や在宅の対応薬局をリスト化して周知することも「薬剤師会の会員・非会員を問わず」となっており、薬剤師会の役割が問われてもいます。
■今日のテーマは『地域支援体制加算にOTC48薬効追加の経緯⑤』
連休中にとても良いな!、と思った話を2つ。1つめは、中部地方の外食大手の物語コーポレーションが200店舗展開する焼き肉店で、接遇のスペシャリスト「おせっかいマスター」の育成に力を入れている記事。
せっかくの外食の機会に、美味しく楽しく食べていただくために、お客さんの様子をよく観察し、【肉の焼き方】【お客さんへのすすめ方】【声掛け】等、おせっかい行動を起こすことを奨励。
2つめは、86歳の母の誕生日プレゼントを買いに、中高年女性向け衣料品専門店に行きましたら、「〇〇さん、わざわざありがとうございます」「この前の趣味の会はいかがでしたか?」「これが似合うかなと取り置きしておきました」などの会話が飛び交い、スタッフさんも笑顔、中高年のお客さん達も笑顔で、買物を楽しんでいました^^
調剤薬局で物販・OTC医薬品販売をする意味・目的は、、
★お薬を渡して終わりでなく、物販を介して患者さんとの会話が増えること。
★調剤100%依存による患者数減少・単価減少を補うことができる。リピート購入も期待できること。
★地域住民の方に認知してもらうことで、新規来店客も見込めること。
令和6年5月8日(第1221号)