こんにちは、天野です。昼間は本当に暖かくなりましたが、朝晩はまだ肌寒いので体調管理にお気をつけください。
さて、帝国データバンクが今週に発表した医療機関の休廃業動向調査によりますと、2023年度の病院・診療所・歯科医院の休廃業件数は10年前の2倍強の709件だったとのこと。
要因は経営者の高齢化や後継者不足で他の業界・業種と似た傾向ですが、診療所は全国で10万5千ケ所もあり、競争が激化していることも背景に。
身近なかかりつけ医がなくなるのは患者さんにとっても大変。...高齢者が増え、近所の【10分商圏(歩きで10分、自転車で10分)】内に、気軽に色々と相談できる「かかりつけ(医、薬局)」があることは心強いです。
かかりつけ薬局・薬剤師という点においては、、先の【改正薬機法】、そして今回の地域支援体制加算に健サポの届出要件であった【OTC48薬効が追加】されたことは、これからの道筋を示された!、とも言えるのではないでしょうか(来年には処方箋総枚数がピークを迎えるというタイミングで)。
■今日のテーマは『地域支援体制加算にOTC48薬効追加の経緯②』
今回、OTC48薬効に関して、弊社にもお問い合わせ・アクセスが非常に増えていますが、、弊社としましても、時間的・人的な制限があり、今回を機会に、かかりつけ機能を強化していくために、OTC薬・物販に力を入れていこうと考えておられる薬局様への対応が先になることはご理解いただきたいところです。
今回は、あくまでも、今後に向けての始まりであり、単なる48薬効の設置・備蓄で終わりでなく、、
★患者さん・地域住民の【急なニーズへの対応】
★処方箋だけに終わらない【会話のキッカケ作り】【関係づくり】
★そして、これからの経営面で重要となる患者さんの【リピート訪店率】の向上、【ご購入額】の向上。
われわれ弱者(小規模事業者、中小企業)は、デジタル化・効率化の時代にあって、少し手間がかかってもアナログ的な対応(物販を利用した声掛け・会話、手作り的な温かい売場・雰囲気づくり)によって、小規模でも【選ばれる存在】になっていくことが肝要!、と考えます。
令和6年4月19日(第1218号)