こんにちは、天野です。週末は初夏と思うぐらい気温が上がりましたね。...前々回に書きました様に、春先は体調管理と共に、セルフケアが大切な季節。...環境が変わったり、仕事内容や業界のルール・事業環境が変わったり、人間関係とかも色々とある中で...。
「メンタルを強くしよう!」と言っても、強靭なメンタルを持っているのはごく一部の人。...そんな時に、「誰にだって心配事はある。でも、何歳になっても心配事の総量は決まっている。」という言葉は一助になりますね^^
さて、週末に愛知県薬剤師会理事会があり、今回のOTC48薬効(地域支援体制加算に追加)について少し話させていただきました。
◆弊社にもお問い合わせやアクセスが非常に増えており、地域によってが期限までの設置が、既にタイトに。
◆今回を機会にOTC薬・物販に積極的に取り組んでいこうという薬局様がある一方で、とにかく48薬効だけを揃えれば(備蓄すれば)いいという考え方も。
◆弊社としては、後者の薬局さまとはお取引は難しいこと(時間的にも、人的にも、経費的にも。追加納品も大変)。...今回の改定の経緯と意味を考えたいですね!
■今日のテーマは『地域支援体制加算にOTC48薬効追加の経緯!』
上記に続きますが、今回のOTC48薬効追加の経緯としましては、、
★健康サポー薬局制度が始まって7年たつが、昨年9月末時点の届出数は全保険薬局の5%に過ぎないこと。...それに対して今回は、やるべき理由が示されたこと。
★この20~30年でドラッグストア業界が巨大になり、価格対抗できない一般薬局はOTC薬販売から保険調剤にシフトした。この間に、薬粧卸の再編が進み、また一般薬局と取引していた中小の直販チェーンも減り、個別取引・継続取引が難しくなったこと。
★今回の改定で、一般薬取り扱いの卸関係者からは期待の声がある一方で、「納品しても販売されずに、返品・廃棄につながるのではないか」との懸念の声も聞かれます。
今回は、あくまでも、今後に向けての始まりであり、単なる48薬効の設置・備蓄に終わらず、【患者さん・地域住民の急なニーズへの対応】、【患者さんとの新たな会話のキッカケ作り】、【患者さんのリピート訪店率の向上】につながることを期待しています!
令和6年4月15日(第1217号)