こんにちは、天野です。相変わらず気温差が大きい今年の三寒四温ですね。
帝国データバンクニュースによると、コロナが明けて社会経済活動が正常に戻って10ヶ月。原材料・エネルギー価格の高騰・ゼロゼロ融資の返済等で飲食店の倒産リスクが急増しているとのこと。
また、英国発祥の自然派化粧品「ザ・ボディショップ」経営破綻ニュースにも驚きました。日本の事業(88店舗)は従来通りとのことですが、「事業環境変化への適応」の大切さ・大変さを改めて感じます。
さて昨日、10年ぶりの日本薬剤師会会長選で、ここ愛知県薬剤師会の岩月会長が当選されました(私も愛知県薬剤師会常務理事の一人として喜ばしい限りです)。
但し、薬局薬剤師・調剤薬局経営を巡る環境は明らかに潮目が変わっており、人口減少の影響・医療財政の問題は大きく、令和6年度調剤報酬改定にも反映されています。
今後はますます、大手チェーンにおいても、規模追求オンリーでなく店舗ごとの採算性重視になっていくと思われますし、1店1店の勝負・人の勝負の時代になっていく。
■今日のテーマは【地域支援体制加算に、OTC48薬効が追加!⑪】
上記に続きますが、令和6年度調剤報酬改定は前回に続き、大手チェーンにとって厳しくなっています。その一方で、地域支援体制加算に踏み込み、ずっと求められてきた【かかりつけ機能】を強く後押しする内容に。
弊社へも、OTC48薬効のお問い合わせが非常に増えていますが、物販をやらずにOTC48薬効を揃えるだけ・備蓄するだけでは売れませんし(追加対応も大変!)、患者さんとの関係性も変わりません。
★物販であれ、OTCであれ、まずは【しっかりと陳列】し、しっかりと【POPで情報発信】すること。
★バラバラに並べてあるだけ(1個ずつ陳列してあるだけ)では、お客さん(患者さん)は気づきませんし、関心を示しません。
★定番陳列だけ(いつも同じ)では、新鮮味がありません。...狭い店舗であってもシーズンにあった【目立つ陳列・品揃え】が欲しいです。
「本屋では、本は売れない」「売れてるミュージシャンは、CDショップで売っていない」。なぞなぞ問答みたいですが、、結局差がつくのは【会話のキャッチボール】【体験】【共感】そして【楽しさ】は不可欠!...という真実です。
令和6年3月11日(第1208号)