こんにちは、天野です。２月半ばなのに４月上旬並みの気温になっていますね。スギ花粉の飛散も早そうですが、大きな気温差による体調不良・鼻風邪も増えていますね。ご自愛ください。

日経流通新聞の食品スーパー・バイヤー調査によりますと、日用品で市場拡大の期待が大きいのは、①大人用おむつ、②ペットフード、➂歯磨き・デンタルリンス、④日焼け止め。値上げで消費者の低価格志向が強まりそうな食品は、①豆腐・納豆、②牛乳・乳飲料、➂即席めん、④水、⑤ハム・ソーセージ類。

さて、前々回（第１１９９号）、マネジメントの神様・ピータードラッカー博士の書籍から少し紹介しましたが、、【変化は、常にノンカスタマー（自社・自店の顧客ではない人たち）から始まる！】という有名な言葉があります。

◆大きな変化は外からやって来る（社内や自社の顧客から起こるのではなく）。

◆もはや自らの製品・サービスを中心に置くのではなく、顧客にとっての価値・メリットを中心に置くべき。

◆自社・自店の強みは？...他社・他店には、かろうじてしか出来ないことで、自社・自店では普通に出来ることは？

■今日のテーマは『地域支援体制加算に、OTC４８薬効が追加！④』

上記に続きますが、大きな変化で言えば、①に【人口減少（＝客数・患者さんが減る、売上が減る、処方箋の争奪戦になる）】。それに加えて、②【法律・ルールの変更】。即ち、調剤報酬改定であり、今回の地域支援体制加算に、OTC４８薬効が追加。

そして、最後に、➂【技術革新】の影響が今後、われわれのビジネスにどう影響してくるのか...。

先月、三重県薬剤師会のセルフメディケーション研修会の講師をさせていただいた（ハイブリッドで１５０名の先生方が参加）際に、若い先生から「過疎がとても進んでいる地区なので、将来に対して漠然とした不安感があるのですが...」とご質問がありました。

私がお答えしたのは「都市であれば、逆に家賃もコストも高くなっています」「地域密着で色々とおやりなので、今の強みを磨いていかれれば、選択肢には必ず入っていられると思います」「私も試行錯誤を繰り返しています」。

今回、地域支援体制加算にOTC４８薬効が追加され、弊社へのお問い合わせが増えていますが、大事なことは「今回、必要だから」「点数ありき」の対応だけに留まらず、３年・５年スパンで自社・自店の在り方を考えていくことだと考えます。

令和６年２月１５日（第１２０１号）