こんにちは、天野です。明日ぐらいまで4月並みの気温ですが、その後は冬に逆戻りの予報。鼻風邪、花粉症、寒暖差アレルギー、寒暖差疲労にご注意ください。
今年の花粉飛散量は、多くの地域で例年並みか多めの予測で、スギ花粉飛散は例年より早めの見込みです。OTC薬による基本対策としては、
◆第1世代の抗ヒスタミン薬+塩酸プソイドエフェドリン...効果が高いが眠気も強い(自動車運転は×)。弊社ですと、ビエンリック。
◆セチリジン塩酸塩...少し眠くなる(自動車は×)。
◆第2世代の抗ヒスタミン薬としてはエピナスチン塩酸塩(アレジオン、自動車運転は△)。
◆花粉症の薬は殆どが車の運転が注意喚起されていますが、同じく第2世代のフェキソフェナジン塩酸塩(アレグラ)とロラタジン(クラリチン)は効果は少し弱いが自動車運転は〇。...対象の方に応じてのアドバイスが求められますね(小青竜湯なども)。
■今日のテーマは『地域支援体制加算に、OTC48薬効が追加!⑤』
週末に愛知県薬剤師会の地域職域会長協議会があり、開局部会長として、「来年度は健サポ研修の回数を増やすこと」「セルフメディケーションに関する研修会をやっていくこと」をお話ししました。
今回、地域支援体制加算に健サポ要件のOTC48薬効群が追加されましたが、行政の後追いでなく、先を見据えて対応していくことが結果的に点数につながったり、地域における自店のプレゼンス向上につながると考えていくことが肝要です。
★「若い人はネット購入ばかりなので、物販やOTC薬を並べても売れない」との声もありますが、そもそも自店のメイン顧客層はどうなのか?...自店を利用する目の前の中高年の患者さんは求めているのは何なのか?
★「ドラッグストアへ行ってしまう」との声に対しては、ドラッグストアと違う品揃え、患者さんとの距離感の近さを生かしてのアドバイス。
★ドラッグストアも、昔のマンスリー(月1回利用)ストア→ウイークリーストア→今では競争激化でデイリーストアになってきました(進化した)。ここ30年、ビジネスモデルが固定していた調剤薬局も、環境変化に適応していかないといけませんね!
令和6年2月19日(第1202回)