こんにちは、天野です。週末は季節外れの暖かさでしたが、今週半ば~週末にかけて気温のアップダウンが激しそうですので、ご注意ください。
年の瀬が迫り、帝国データバンクによる企業における「今年の漢字」アンケート調査では、変化や変革を表す「変」が1位。2位は「耐」、3位は「忍」、4位は「高」で、原価高騰や物価高騰などに耐える1年だった状況が反映された漢字に。
さて、先日の日本チェーンドラッグストア協会の政策セミナーでは、認定NPO法人ささえあい医療人権センター・山口理事長から、、
◆薬局ですら期待が薄い中、生活者がドラッグストアに期待しているのは、便利性・品揃え・安さであって、ドラッグの薬剤師や登録販売者に期待をもっていない。
◆ドラッグストアが健康的な生活を支援する拠点を目指すには、まずは、いかにして生活者・患者が何でも話せる関係性を作ることが出来るか。...と、厳しい指摘や要請が。
これは、保険薬局・調剤薬局にとっても、手厳しい指摘ですね...。
■今日のテーマは、『何でも気軽に相談できる調剤薬局に!』
上記に続きますが、では、薬局・薬局薬剤師に期待されることは何でしょうか?、薬局においては、何を通じて何でも相談できる関係性を作ることが出来るのでしょうか?
前々回に「アマゾンは、IT企業ではなく、小売業!」と紹介しましたが、消費者目線に立った小売業という視点だからこそ、利用しやすさ・買いやすさにこだわり、リコメンデーション機能等を充実させてきた。
薬局は、もともとは、ちょっとした健康のことなら何でも相談できる街の健康相談店でした。また、あのお医者さん・歯医者さんは評判いいよ、と言ったことも教えてくれる存在でした。
「調剤薬局は、医療機関である」と考えると、処方箋対応だけに終わってしまいます。
「医療機関の一部ではあるが、気軽に相談できる薬屋・小売業でもある!」と考えれば、、やれることは色々と出てくるのではないでしょうか?
差別化の時代と言われますが、【選ばれる薬局像】【繰り返し利用したい薬局像】は、身近なところにあります。
令和5年12月11日(第1185号)