こんにちは、天野です。11月に入ったのに、昼間は季節外れの体感気温ですが、朝晩は肌寒くなり来週ぐらいから最高気温も低めになりそうですので、体調管理にご注意ください。
さて本日は、卸勤務薬剤師会東海ブロックの研修会がありました。講演は「薬剤師の業務向上に向けた臨床研究の重要性(名古屋市立大学大学院・鈴木匡教授)」と、「薬剤師・薬局を取り巻く環境の変化を踏まえて(日本薬剤師会・山本信夫会長)」。山本会長の講演では、、
◆薬剤師の業務は、地域住民への医薬品の供給(調剤のみならず、OTC薬を含めた)にある。
◆平成の30年間の医薬分業の進展に伴い、調剤専門薬局とドラッグストアに分かれ、調剤薬局は処方箋がないと入店出来ない敷居の高い所になってしまった。
◆罹患してからではなくその前から関わり続ける関係を。
◆健康サポート機能とは、薬局がそもそも持っていなければいけない機能。
◆地域包括ケアを踏まえて、薬局・薬剤師は色々な連携をもっていくことが重要。
■今日のテーマは、『季節変わりの需要に応える会話と物販を!』
上記に続きますが、昨年の愛知県薬剤師会「薬局の機能強化」講演会でお話しさせていただいた時に、、横一線でやってこれた調剤薬局業界が、大きな【パラダイムシフト】を迎えていること。そして、【ライフタイムバリュー(生涯顧客価値)】という概念で、調剤の単価減を補う【リピート訪店】【+αの購入】をしてもらう考え方をお伝えしました。
★調剤薬局においても、調剤報酬が減っていく中で、【物販】の必要性が高まり、弊社へのお問合せが増えていますが、物販商品を並べるだけでは安いもの(のど飴など)しか売れません。
★OTC薬を棚に並べておくだけでは売れません。
★スペースが限られる調剤薬局だからこそ、物販売上を上げるには、①【お任せ什器】+【目立つ山積み陳列、受付横陳列】。
★そして、②【店頭スタッフさん・薬剤師さんとの処方箋以外の会話】...季節変わりに高まっている顧客・患者さんの需要(冷え性、疲労の蓄積、手指の荒れ、お肌の乾燥など)にマッチしたコミュニケーションをとっていきましょう!
令和5年11月2日(第1175号)