こんにちは、天野です。週末は結構ヒンヤリしましたね。今週は23日(祝)迄は、穏やかな日になりますが、週末は再び冷え込みそう。体調管理が大変ですね!
土曜日は愛知県薬剤師会の地域職域会長会議があり、開局部会長として、健康サポート薬局に対するアンケート結果(愛知県)についてお話ししました。
くわしい数字は書きませんが、多くの会員薬局さんが【健康サポート機能の充実】には関心が高く、必要性も認識していますが、そのハードルに対して一歩踏み出せていないのが現状。
やれることから取り組み、一つ一つ積み重ねていくことの延長線に、患者さん・地域からの評価があると思います。
さて、今日の日経流通新聞の一面は、「ドラッグストアのスーパー化が止まらない」記事。...ドラッグチェーンが食品と調剤に力を入れていますが、総売上高に占める食品の売上は3割近くに。オーバーストアとなっても積極出店が続くドラッグストア業態にとって食品の低価格販売は不可欠になりましたが、食品の比率が上がるにつれて販管費も上がっている(光熱費や冷蔵・冷凍ケースの設備投資など)。
■今日のテーマは、『大手チェーンがやめた・出来ないことを!②』
前々回・前回に続きますが、、多くの業界でチェーンストアというビジネスモデルの拡大が続き、その過程で多くのことが標準化・効率化されました。売場はセルフ化され、安価な日用品や食品の買物にはとても便利(食品スーパーにとっては脅威)ですが、登録販売者がちょっとした会話・相談に乗ってくれる店舗以外では、「相談しての買物の風景」は減っています。
昔ながらの相談薬局さんが年々減ってきている中で、、
★患者さん・地域住民の日常の健康をサポートする立場の調剤薬局では、そうしたケアはどれだけされているのでしょうか?
★日薬の山本会長が講演の度に言われる「医薬分業の進展に伴い忘れてきてしまったもの」をそのままにしてしまって、これからの調剤薬局経営は成り立つのでしょうか?
★高齢者人口が増え続け、人口減少社会が始まっても維持されていた処方箋総枚数が数年後に減り始めたら?
これからは、「大手が手が回らないこと」「やめたこと・出来ないこと」「ちょっと面倒なこと」を、買い手・消費者目線に立って泥臭くやっていくことが大切です。体温が感じられる接客・患者さん対応をして、物販を楽しんでもらいましょう^^!
令和5年11月20日(第1180号)