こんにちは、天野です。土曜日に、母校・名城大学薬学部の環境科学(旧機器分析学)教室で、約40年前にお世話になった原田健一教授(当時は助手)の退官記念式典に出席。100名の方が参加され、何十年ぶりに再会した研究員の先生方と、とても懐かいひと時でした。
さて、一昨日~昨日と、日本薬局学会NPhA学術総会(名古屋)があり、先月の日本薬剤師会学術大会(和歌山)に続き、4年ぶりにブース出展しました。少し疲れが残っていますが、多くの先生方・旧知の先生方にお会いできて良かったです^^
当日の厚労省保険局医療課薬剤管理官の安川孝志氏の講演(来春の改定を前にした)では、
◆薬局に求められる機能としては、調剤だけでなく、地域医療における医薬品の供給のみならず、セルフケア視点によるOTC医薬品の提供、健康づくりに関する内容などがある。
◆オンライン服薬指導や薬の配送などによって、薬局に行かなくても薬の入手は可能になってくる。...その中で、「医薬品の供給拠点とは何か?」「来局するメリットは何か?」を考えていかなければ、地域の中での薬局の在り方が色々な形で変化が生じてしまうのではないか、、と危機感も示した。
■今日のテーマは、『わざわざ来局してもらうメリットを作る!』
上記の「わざわざ来局してもらうメリットは何か?」は、日々の調剤業務の中で、深く考えてこなかったことと思われますが、今後の3年5年を考えると...、どうでしょうか?
業種にかかわらず、自店の在り方を考える場合に最も大切なことは、【お客様(消費者)目線】で考え、「①誰に来てもらいたいのか(利用してもらいたいのか)?」、「②どんな目的(用途)で利用してもらう(繰り返し利用してもらう)のか?」
★自店は、目の前の患者さんに、何を提供できているでしょうか?、どんな【体験】【消費体験】を提供できているでしょうか?
★地域住民の方にとっては、自店はどの様な存在でしょうか?
★調剤薬局が物販・OTCに取り組んでいくことは、患者さんと処方箋だけでない【関係構築】【接点拡大】につながります。また、自店の敷居が低くなり、地域住民の方も入店しやすくなります【関わりが出来る】。
季節の変わり目は、【物販を伸ばすチャンス!】、【患者さんとの新たな会話・キッカケ作りのチャンス!】です。
令和5年10月10日(第1169号)
会話を