こんにちは、天野です。9月に入り、朝晩は秋の訪れを感じる様になりましたが、昼間は残暑がとても厳しく、秋バテにも注意したいところですね。「読書の秋」で、週末に半日ほど読書三昧しましたが、最近とても気になるのが本屋さんの厳しい事業環境。
◆アマゾンなどの影響、電子書籍の浸透、本離れが重なり、書店数はこの20年で半減(1万1,000店に)。
◆こうした逆風下にあって、「ネットで何でも手に入る現代において、リアル店舗の価値は、人人との触れ合い!」と考えて、コラボ書店が増えてきている記事(今朝の日経流通新聞の一面)。
◆「本×カフェ、ギャラリー」「本×農業高校(チーズなど乳製品の販売)」「本×青果販売」「本×コンビニ」
◆一定の集客力があるうちに、本業と相乗効果のあるコラボ先を探したり、取り組みをすることが大切。
特集の最後に、「チャレンジするリスクより、チャレンジせずに書店がなくなっていくリスクの方が大きい!」とのコメントは、どの業種店にも当てはまる指摘ですね!
■今日のテーマは、『調剤薬局で物販に取り組む意味と目的!』
上記に続きますが、「リアル店舗の価値は、人と人との触れ合い」「場を作ることで、来店が増えて、新しいお客さんにも来てもらえる」という視点は、これからの調剤薬局経営にとっても必須ですね!
先週、敷地内薬局を巡る入札妨害で大手調剤薬局チェーンの逮捕事件が起こり、規制緩和の弊害に非難の声が強まっています。歪んだ資本の論理と一線を画して、上記の様な【選ばれる理由】を作っていかないと。
記録的な猛暑にあって、弊社お取引薬局様で良く売れている事例ですと、、
★【山積み展開】している「デスクワンドリンク」「北海道黒豆茶」。
★【夏バテ対策】として、店頭での試飲やチラシ配布をしている保険薬局・調剤薬局様での「アミノ高麗紅参液」
★そして、同じくチラシ配布による【聞こえの相談会】を経ての「オーダーメイド補聴器」のご成約は、春以降は高水準が続いています。
【調剤薬局で物販・OTCに取り組んでいく意味と目的】を考え、【自店をどういう薬局にしていくのか?】という視点が、求められますね。
令和5年9月4日(第1159号)