こんにちは、天野です。3連休も9月とは思えぬ暑さが続きましたね。
17~18日に開催されました日本薬剤師会学術大会(和歌山)に行ってきました。
4年ぶりのブース出展でしたが、とても多くの方にお立ち寄りいただき、再会でき、新たなご縁をいただきました。また今後に向けての課題を話し合う機会にもなりました。...やはり、リアルは良いですね^^
狭間研至先生とは、調剤薬局の機能強化において【物販・OTC薬】への取り組みが重要な中で、そうした社内・店内の風土づくりが必須ですね、との話になりました。
今後、人口減少社会で処方箋総枚数が減っていく中で、患者さん・地域住民に必要とされるコミュニティ薬局(=健サポ機能を有する薬局)になっていく風土づくり、場づくりは「キーワード」ですね!
■今日のテーマは、『学術大会のOTC医薬品分科会にて!』
学術大会2日めにありました分科会「OTC医薬品と薬剤師、OTC医薬品はどうなっていくのか」は、和歌山城ホール・小ホールが満員になるほどで、関心の高まりを感じました。
最初の基調講演は、日本OTC医薬品協会・磯部理事長による「OTC医薬品の現状と課題、薬局でOTC医薬品を扱っていくために」。
★薬局の4割が赤字の現状だが、日本の薬剤費のGDP比率は世界で2番目に高く、今後は財政面でもさらに厳しくなる。
★現在、OTC医薬品の大半はドラッグストアで売られているが、上記の面からもOTC医薬品を売っていくこと・セルフメディケーション推進は必須。
★コロナ禍で調剤薬局でも解熱鎮痛薬、鎮咳薬、目薬は売れたので、薬剤師にとっても入口になるのではないか。
★「小規模薬局でOTCの品揃えが厳しいのであれば、20品目ほどの厳選(OTCフォーミュラリー)でも良いのではないか」と言われ、思いがけず弊社・天野商事の名前を出していただけました。
愛知県薬剤師会の開局部会長としても、近々に迫った大きな課題でもあります。...調剤薬局で物販・OTCを買うこと(売ること)に慣れていただくことが、コミュニティ薬局への一歩でもあります。
令和5年9月19日(第1163号)