こんにちは、天野です。9月も1/3が過ぎましたが、秋らしさがようやくですね。
さて、原材料高・エネルギー高の影響が相変わらずです。弊社も出来る限り価格変更せずにやっておりますが、最低限の値上げをお願いするアイテムも出てきています。...7月に帝国データバンクが行った「価格転嫁に関する実態調査」では、価格が上がった分を販売価格に転嫁できた転嫁率は全体で4割強とのこと。
少し前には豆腐製造業者の倒産が目につきましたが、ここにきて増えているのは中小運輸業者の倒産。
また、コロナ禍で手軽な持ち帰り総菜としてブームになり店舗数が急増した「唐揚げ店」の閉店・倒産が増加しています。...「ブームは怖い!」ということですし、「値上げが難しい商売は厳しい!」ということでもあります。
われわれ薬局・調剤薬局業界はどうでしょうか?
今週末17~18日の日本薬剤師会学術大会(和歌山)に、弊社はコロナ禍もあって約4年ぶりにブース出展。私もおりますので、是非、お立ち寄りください。
■今日のテーマは、『2025年に処方箋総枚数減少の現実!』
上記に続きますが、日本は既に人口減少が始まっていますが、高齢者人口の増加で処方箋枚数は維持されていました。その「処方箋総枚数」が、2025年に減少に転じます【あと2年で】!
「処方箋枚数の減少」に加えて、「厳しい保険財政にあっての見直し議論」が水面下でなされています。...見たくない現実・将来予測かも知れませんが、そこをしっかり見る者・健全な危機感を持つ者が生き残っていける!、と思います。
★自店の処方箋単価はどうなるのか?
★調剤100%依存のビジネスモデルでやっていけるのか?
★逆に、調剤以外の売上・収益がどの程度必要になるのか?
★何があると、他店に比べて優位に立てるか(患者さんが利用しやすいか)(居心地がいいか)(また来たいと思うか)?
調剤薬局で【物販・OTC薬に取り組む意味と目的】を考え、見える化していきましょう!
令和5年9月11日(第1161号)