こんにちは、天野です。8月も第2週に入り、お盆休み前で忙しくなってきていますね。
さて、今朝の日経新聞にOTC薬市場の記事が1ページ分。
◆コロナ禍を経てOTC薬市場は回復基調に(インバウンドも)。
◆2022年6月~2023年5月で伸び率が大きかったのは、①検査薬、②口腔用薬、➂鎮咳去痰薬、④総合感冒薬、⑤強心剤、⑥酔い止め、⑦ビタミン剤、⑧鼻炎薬、⑨整腸薬。
◆販売金額上位は、①ドリンク剤、②総合感冒薬、➂皮膚用薬、④解熱鎮痛剤、⑤外用鎮痛剤、⑥目薬、⑦ミニドリンク剤。
街の個人相談薬局が減り、現状のOTC薬販売はドラッグストアが主になっていますが、調剤チェーン大手の日本調剤がセルフメディケーションの推進を目的に6月からPBでOTC薬14品目の販売を開始しました(小包装で全て550円の低価格)。
■今日のテーマは、『消費者の基準値は上がり続けているので!』
前回(第1151号)に続きますが、「調剤薬局には、OTC薬が置かれていない」「のど飴程度しか置かれていない」との消費者の認識があります。一部にはOTC薬を置いてある調剤薬局がありますが、7(~8)割は、0品目~数品目しか置いていない現状。。。
「OTC薬を並べても売れないので」「患者さんから聞かれないから」「物販経験がないから」などの理由が聞かれますが、消費者目線・患者さん目線とは到底言えません。
【消費者の基準値(店舗に対して持つ、当たり前の要求レベル)は、上がり続けている!】というシンプルかつ厳しい現実があります。
★業種店として以前はそれで良かったとしても、どのお店でもやっていることは、消費者にとっては、もはや当たり前の基準に。
★その中で、大手・他店とはちょっと違う独自の商品やサービスを手掛けていく。
★大手・他店とは違う雰囲気・居心地の良さ・ちょっとした会話を心掛ける。
やれない理由・やらない理由を飛び越えていきましょう!...こうしたことの繰り返しがお客さん・患者さん・地域住民の自店への印象を変えていきますから^^
令和5年8月7日(第1152号)