こんにちは、天野です。とにかく暑い、暑い、ですね(今週も真夏日が続きます)。
昨日の大河ドラマ「どうする家康」は本能寺の変。築山殿の描き方に続き、従来の本能寺の変とは全く違う脚本で、賛否両論が(歴史好きな私も!)。真実が不明な日本史上の大事件トップ10。
さて、先週末に開催された日本コミュニティファーマシー協会のフォーラム(昨年は私も参加しました)での、神戸市立医療センター中央市民病院・院長補佐による講演で、ロボット化・デジタル化の導入で、薬剤師の調剤業務時間が劇的に低下し、病棟業務・外来業務はじめ多様な業務拡大に振り分けることは出来たとのこと。
大病院だけでの話・経費があるチェーンだけでの話とは言い切れないことと思いますが、いかがでしょうか?
近い将来、処方箋対応だけに依存した調剤薬局経営は厳しくなっていくことが明白な中で、調剤薬局においても、調剤業務以外の業務拡大が待ったなしです。...経営資源が限られる中で、何を始めるのか?、何をもって他店・ドラッグストアの調剤併設店と差別化するのか?
■今日のテーマは、『ビジネスは変化対応業。調剤薬局は?』
昨日、チェーンのスーパーに行ったら、小型店ですがセルフレジが導入されて、お客さんが黙々とレジ清算。一方で、自宅近くのスーパー(サポーレ)では、鮮魚コーナー・お肉売場の人や顔見知りのレジの人と楽しそうに言葉を交わす高齢者がとても多い。
どちらが正解か分かりませんが、ビジネスは「変化対応業」。...市場の変化、お客様の消費行動の変化などに的確に対応していかないと、いづれ成り立たなくなります。
ドラッグストアやコンビニで会話して買物したい人はいませんが、調剤薬局は違います。「待たされず早くしてくれればいい」という患者さんばかりでもありません。
【自店はどういう方向性でいくのか?】、【患者さん・地域住民にとっての自店の位置付けは?】を決めていかないといけませんね。
先日の愛知県薬剤師会の健康サポート薬局研修でも、「色々な相談に乗れる薬局でありたい」「敷居の低い薬局にしたい」「コロナ禍で自粛していた健康相談を再開させたい」などの声が上がりました。
酷暑が続く中、せっかく来局してくれたお客さま・患者さま目線で考えたいですね。
令和5年7月24日(第1148号)