こんにちは、天野です。先週末の台風2号及び前線の影響による記録的豪雨、被害にあわれた方には心よりお見舞い申し上げます。義弟が土曜日に大阪から新幹線で名古屋に来ましたが、新大阪駅も名古屋駅も人で溢れかえっていたとのこと。今年の夏も長時間の集中豪雨、線状降水帯による大雨の影響が気になりますね。
さて、少し前ですが、5月13日放送のNHKテレビ「探検ファクトリー」で、ここ愛知県のナカモ味噌が紹介。
「つけてみそ、かけてみそ」でお馴染みのナカモ。...名古屋の家庭には必ずある(!?)卓上みそだれを作る老舗みそ工場!、として紹介されましたが、会長さん・社長さんをよく存じ上げており、とても嬉しいことでした^^。
事業の継続・発展には、「伝統の継承」が大切ですが、、過去の遺産だけに頼っていては行き詰まります。「強みを生かした革新」「新たな発信を継続すること」が不可欠であることを、改めて実感しました。
■今日のテーマは、『買ってもらえれば分かるのに...、ではなく!』
帝国データバンクの「食品主要195社の価格改定動向調査」によりますと、6月に3,575品目の食品が値上げを予定(うち調味料・カップ麺が6割)、7月も3,485品目が値上げを予定。また、小林製薬が使い捨てカイロなど37品目を8月から値上げ(引き上げ率は10~35%)のニュースも。
原料高・資源高による値上げは少なくとも秋まで続く見込みとのことですが、消費者の値上げ疲れ・生活防衛志向による「買い控え」「選択消費」が起こっています。
★こういった背景がありますので、低価格品は【山積み陳列】で目立たせれば売れていきますが、、中価格・高価格品はPOPだけ・大量陳列だけで購入してもらうことがより難しくなっています。
★消費者目線からしますと、「気にはなるけど、中味が分からない」「ちょっと高いな」「本当にいいの?」
★そういう時に、店頭側としては「買ってもらえれば分かるのに...」「使ってもらえば分るのに...」ではなく、お客さんが動きやすい様に「私も飲んでるんですよ」「一度、お試しください」というアプローチが欲しい。
特に、中高価格品では、顧客は買物に失敗したくないので、【お試し】【見知っている人からのおススメ】【専門家からの有効的な使い方・アドバイス】があると、嬉しいです。
令和5年6月5日(第1134号)