こんにちは、天野です。今日はとても爽やかな陽気ですが、真夏日になったり冷え込んだりと、気温差が大きくて体がついていきませんね。
さて、引き続き資源高・原料高の影響が広がっています。今朝の日経流通新聞には、食品スーパー各社が値上げラッシュやコスト高で苦戦する中で増収増益を続けるヤオコーの記事が。
◆毎月「厳選100品目」で安値を打ち出している。冷凍食品・アイスクリーム売場も子育て世帯に向けて安値で。
◆その一方で、自社製造・店内製造による総菜売場が充実。鮮度や臨場感を演出し、お手頃価格で来店客を誘う。
◆会長談として、「価格を下げるだけなら誰でもできる。問題はどの様に利益を生み出すかだ」、「製造業と違って、小売業の成長は結局は1店1店が競合に勝てるかどうか。その積み重ねしかない」。
■今日のテーマは、『物販を買うことに慣れてもらうメリット!』
この「小売業は1店1店の勝負!」という言葉は、業種に関わらず、大手だけでなく、中小や個人店にも通じますね。
出店攻勢を強めるドラッグストア業界においても、2022年度の総売上額は前年5,8%増でしたが、店舗数が4,3%増になっており(18,600店)、一店舗当たりでは微増で競争は更に激化。
★今までは横並びのビジネスモデルでしたが、今後の「処方箋総枚数の減少」「単価(調剤報酬)の減少」では、よりシビアな現実味が増してきます。
★処方箋枚数減少の一因であるドラッグチェーンの調剤併設店がますます増えてきています。
★処方箋対応という単独サービスで、単価と訪店頻度がほぼ固定していたことが、今後を考えるとどうなのか。
今後は、他店と同じであることがリスクになってきますので、【他店とは違う売り方、商品、サービス】に取り組んでいきましょう!...調剤薬局で「物販を買うことに慣れてもらう」ことは、患者さんにとっても、その調剤薬局を利用する理由・メリットになります^^。
令和5年5月24日(第1131号)