こんにちは、天野です。ゴールデンウイーク明けの月曜日(新型コロナも第5類に移行しました)。各地の観光地はコロナ前に迫る賑わいだったようですし、こちらの名古屋駅・栄地区も凄い人出でした。
こうした動きが全体にも繋がって欲しいものですが、物価高の影響も加わり【選択消費】の流れが強まっており、顧客の「選択肢」に入ること、「購入頻度・利用頻度」を維持・アップしてもらうことが大切に。
今朝の日経流通新聞には、オンライン服薬指導を利用できるサービスを導入するドラッグチェーン・調剤薬局チェーンが増えている記事。
今後のオンライン薬局サービスの利用件数の伸びペースはまだ不透明ですが、今後のデジタルを活用した利便性向上の流れは止まらないでしょうし、規制緩和の面からも。
上記にある様に、薬局(薬剤師)も、顧客(患者さん)・地域住民の「選択肢(リスト)」に入り続けるには、どういう差別化をしていったらいいのでしょうか?
普通の「調剤専門薬局」とはちょっと違う【何か】を。
■今日のテーマは、『試供品でのピークエンドの法則!』
今日は【ピークエンドの法則】について。人は自分自身の過去の経験を「そのピーク時にどうだったか」「どう終わったか」で判定する傾向がある。「終わり良ければ総て良し」感覚や感情(楽しい、嬉しい)。
例えば、高校生活で「文化祭の楽しい記憶」「クラブ活動で活躍した記憶」が【ピーク】として、「志望大学に合格できた記憶」が【エンド】として残っていれば、全体的には良い高校生活の思い出になる(嫌なこと、悔しいことが色々あっても)。
店舗での消費行動でも【ピークエンドの法則】があります!...最後に期待を超える買物、楽しい会話、嬉しいアドバイス、悩みの解消が出来た!...など。
★ポスターを見て「リンクルクリーム」が気になった方に、試供品をお渡しし「今夜、入浴後にたっぷりとお使いください」「気になる部分には入れ込んであげるイメージで」等のアドバイスをして帰っていただく。
★夏は簡単なスキンケアで済ませたいという方には【オールインワン】で水分を入れてあげた後に、【リンクルクリーム】、そして日焼け止めで最低限のスキンケアを。
いつも同じ処方箋だけの患者さんでも、「知って良かった」「試せて良かった」「買って良かった」というのは、大きな【ピークエンドの法則】ですし、【リピーター訪問、リピート購入】にもつながります!
令和5年5月8日(第1126号)