こんにちは、天野です。3月並みだった気温が明日はグンと下がる予報で、アップダウンが激しいですね。
さて、原材料高・原油高の影響で値上げのニュースが相次いでいます。帝国データバンクの調査によると、コスト上昇分を多少なりとも価格転嫁できている企業は7割だが、価格転嫁率は4割にとどまるとのこと。価格転嫁は、得意先・消費者の理解を得ねばならず、悩ましい問題ですが、お互い利益が出なくなってしまっては本末転倒。。。
さて、前々回からご紹介している理央周(りおう めぐる)先生の新刊「売れない問題 解決の公式」が、丸善・丸の内本店(東京)の週間ランキング6位に。
★PDCAサイクルを回し続ける上で、デジタル社会がいかに進もうと、「売り手目線でなく、買い手目線」で考え、「どうやって気づいてもらい、関心を持ってもらい、買ってもらうか」を考え、【顧客とのコミュニケーション】の一連の流れを組み立てることは、業種にかかわらず大切!
★顧客へのコミュニケーション・発信は店頭でどれだけなされているのか?...キャッチコピーやPOP、店前ボードでの【伝え方】、消費者が触れられる【店頭陳列】。
■今日のテーマは、『信頼できる人・専門の人からのひと言!』
上記に続きますが、「顧客は自社・自店が思うほど、自社・自店のことを知らない!」という指摘は、的を得ています。
「得意先は、自社の取り組みを知っているはず」「消費者は、自店の強み・おススメ商品・サービスを知っているはず」と思いがちですが、本当にそうなのか?、信頼してリピーターになってくれるのか?
★ネット全盛時代になり、情報量が多すぎて、経験値が少ない人・行動範囲が狭い人は、自分では「何がいいのか」「どこがいいのか」判断できなくなった。
★商品や外食店情報はSNS上のクチコミ、フォローが多いインフルエンサーさんの話、を信頼する。
★信頼できる人・専門の人の「これがいい!」「あのお店がいい!」「こう使うといい!」といった【ひと押し】があると有難いと思っている。
リアル店舗においても、同じことが言えますね!...実際に使っている人の話、気になっていることに対応する商品をピンポイントで分かりやすく説明してもらえるなら、顧客も消費行動を起こしやすいです。
令和5年2月9日(第1102号)