こんにちは、天野です。寒さが緩み、春に向けて気温が上がってきていますね(一日の気温差が大きく、花粉飛散量は非常に多め)。
先週末の愛知県薬剤師会理事会では、来年度の事業計画案を立てる中で、「患者さん・地域住民からの薬局・薬剤師の評価はどうなのか?」、「ただの処方箋対応だけでないものが提供できているのか?」と。
さて、ドラッグストアが存在感を強めており、大型店新設届け出件数は、2022年には全体の45%を占めた。
コロナ禍で落ちたOTC薬も、かぜ薬・トローチ、解熱鎮痛薬、旅行需要復活での乗り物酔いなどもコロナ前の水準近くに。また、ドラッグストアは調剤併設店を増やし、来店頻度や単価アップに余念がありません。
患者さんとの距離感が近い調剤薬局でも、調剤待ち時間を生かした物販・OTC販売への取り組み、処方箋を渡して終わりでない患者さんとの接点拡大を意識的にやっていきたいところ!...愛知県薬剤師会作成の【おくすり手帳】は、「日頃お飲みになっているOTC薬、健康食品」欄を広げますが、これも、患者さんお一人お一人の把握や会話をより深めていくのが目的です。
■今日のテーマは、『高単価品の新規・リピート客を増やすには!』
先日、久しぶりに家内と映画に行き、雑貨店~書店~北海道展と回りましたが、「もう少し分かりやすいといいのに」、「書いておいてくれれば...」、「先に言ってくれれば...」、ということが重なりました。
しかし、これは、われわれも陥りやすいことで、、以前から陳列している商品・提供しているサービスなので、「お客さんは知っているはずだ」「分かっているはずだ」という【売り手目線の思い込み】。
商品が売れない時、売上が落ちた時には、どうしても売り手目線で理由を考え、売り方ばかりを考えがち。...その商品の実績や市場性が十分あるのに売上が落ちた時の理由は、シンプルに、、
①その商品の存在に気づいていないから。②その商品の価値が伝わっていないから(知らないから)。③その商品・サービスのことを忘れてしまったから(以前、購入したことがあったり、以前は関心があったが)。
特に、単価の高いものでは、新規客とリピート購入客を増やすための【季節ごとのワンポイントアドバイス】【フォローのひと言】【定期的な発信、語り直し】の有無が圧倒的な差になって表れてきます!
令和5年2月28日(第1107号)