こんにちは、天野です。大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が、頼朝急死後は集団合議制においてドロドロとした御家人の権力闘争・粛清の連鎖になってきましたね。...「合議制システムは、古今うまく運んだ試しがない」との歴史の真実。
さて、昨日は愛知県薬剤師会の健康サポート薬局研修A。4月に引き続き、まとめ【どんな健康サポート薬局を目指すか】を担当しました。
今回も、冒頭に参考事例として、弊社が提供している①お任せ什器、②OTC48薬効、③健康イベント(聞こえの相談会、認知症予防)を紹介しましたが、、
6万軒ある調剤薬局(ドラッグストア調剤併設店を除くと5万軒)。今後の人口減少・報酬改定で1万軒は減るのではないか(!)、と言われていますが、、何によって「選ばれる調剤薬局になるか?」「5年後も10年後も継続的にやっていける調剤薬局になるか?」ですね!
■今日のテーマは、『自店の処方箋客数、単価、訪店頻度は?』
商売の基本原則は、「売上=①客数 × ②購入額 × ③リピート(訪店頻度)」。...そして、業種・業態によって、年間の利用回数(頻度)や単価が自ずと決まってきます!
われわれの日常生活において、外食・昼食だと、コンビニ、ラーメン店、ランチ店、喫茶店、ファミレスは年間どれだけ利用するでしょうか?...家族の記念日に行くイタリアンとかちょっと高い焼肉店は年間で何回ぐらいでしょうか?
床屋さんは毎月、美容室は年に6回ぐらいですね。近くのケーキ屋さんや饅頭屋さんはどうでしょうか?
ドラッグストアは、以前はマンスリーストア(月に1回まとめ買い)でしたが、飲料・アルコール、冷凍食品、弁当と扱い品目を増やし、ウイークリーストア(週一回)に業態を進化させました。ここ数年は調剤併設店を一気に増やし、調剤薬局の脅威にもなってきています。
では、調剤薬局はどうでしょうか!?
「隣のクリニックさん次第の患者数(コロナや、ドラッグ調剤併設店による目減りあり)」×「ほぼ固定した調剤単価」×「月1回の頻度」。...この固定した公式のままで、今後もやっていけるでしょうか?
コロナ後、5年後を見据えて、本業(調剤)の補完となり、単価と頻度が上がるメニュー・取組みを常に考えていきましょう!
令和4年8月22日(第1054号)