こんにちは、天野です。週末土曜日は、愛知県薬剤師会館に行く前に「伊藤たかえ」事務所開所式へ。家内の金城学院バトン部の後輩で、6年前の参院院議員初当選の時から応援しています。
この6年間に走り回り、成立に関わったのは「子ども子育て」「ヤングケアラー支援」「生理政策」など多数。男性社会の政治の世界で、今まで見過ごされてきた問題を顕在化させたパワーには頭が下がります。
さて週末に、大手ジェネリックメーカーの日医工が私的整理(事業再生ADR)検討とのニュースが流れました。相次ぐ不祥事でジェネリック医薬品の供給不足が長期化する中で、更なる混乱が危惧されます。
先々月には、1,000店舗を有する大手調剤薬局チェーンのクラフトが事業再生ADRを申請して大変驚きました。
他業界から羨ましがられた調剤薬局業界・ジェネリック医薬品業界がこうなるとは、、「規模の追求」が正解ではないこと。そして、「事業環境変化に適応していく」ことの大切さを改めて考えさせられますね!
■今日のテーマは、『処方箋客数・単価が維持されていないなら!』
上記に続きますが、国内完結型の仕事をしている以上は、国内の人口減少問題は厳しい現実です。ある専門家の方が、「市場シェア(規模)よりも、顧客シェアに注力すべし!」と言っておられました。
即ち、一人一人の顧客に【①何度も来店・利用してもらうこと】、そして【②ご利用額をトータルで増やしてもらうこと】。
★単一のメニューだけでは、決まった訪店頻度になることを意識する。
⇒1回利用したら、次はいつ来店するのか?...例えば、ケーキ屋さんならどうなのか?、単品のラーメン屋さんは?
⇒調剤薬局の場合は、月1回の訪店ですし、知らないうちにやめてしまったり、他店へ流れる恐れも。。。
★単一のメニューだけでは、決まった支払額であることを意識する。
⇒どんなメニュー・サービス・物販商品があったら、ご利用額をトータルで増やすことが出来るか?
以前の様な処方箋客数や単価が維持されているでしょうか?、今後はどうでしょう?......答えが「ノー」ならば、思考を変え、自店を巡る環境変化に適応していきましょう!
令和4年5月16日(第1027号)