こんにちは、天野です。一日の寒暖差が本当に激しい三寒四温になっていますね、桜の開花は早めでしょうか。
さて、来る21日(祝)の愛知県薬剤師会「薬局の機能強化に関する研修会」では3本の講演があり、私は最後に、【OTC・物販販売の現場から(コロナ禍での変化を踏まえて)】で40分ほど講演します。
当日は、「3年後5年後を見据えた取り組み」を事例と共にお話しする予定ですが、これからの変化の時代に、保険薬局・調剤薬局は患者さん・地域にとってどういう存在になっていくべきでしょうか?
今朝の日経新聞の「小売り・外食業界の主戦場の変遷」記事では、、
◆商店街の時代⇒ショッピングセンター・郊外チェーンの時代⇒コンビニ・ドラッグストア・駅ナカの時代⇒ウェブサイトの時代⇒コロナ禍でオンライン宅配への変遷。
◆小売業や外食業は近年、「マス市場を狙うか、ニッチを狙うか?」「すぐ消費か、ゆったり消費か?」という選択を迫られる様になってきている。
■今日のテーマは、『愛知県薬剤師会研修会でお話しすること!』
「ゆったり消費」ということでは、例えば、蔦屋書店では、最近は人が集まるコミュニティゾーンづくりに軸足を置いており、イオンモール名古屋則武にできた蔦屋書店は、「子供と行きたい書店」をコンセプトに本屋や雑貨、知育玩具などを展開。店内併設のスタバでゆっくりくつろげ、楽しめます。
調剤依存だけでは今後の経営や他店との差別化が厳しくなる調剤薬局においても、、
★調剤をしてもらうだけでなく、調剤以外の会話や相談ができる(しやすい)薬局は繰り返し利用したい。
★調剤だけでなく、ドラッグストアとは違った専門性の高いサプリやスキンケア商品が買えると便利。
★高齢化に伴い、相談が増えている補聴器についても、専門相談員派遣による相談会は患者さんにとっても地域住民にとっても潜在ニーズが高い。
こんどの愛知県薬剤師会研修会の講演では、コミュニティに根づいた薬局として、【調剤薬局が物販に取り組む意味と、メリット】を【先月の薬局新聞に掲載された事例】と共にお話しします。
令和4年3月17日(第1011号)