こんにちは、天野です。相変わらず、一日ごとの気温差、朝晩の寒暖差が激しいですね。２ヶ月半続いた「まん延防止」が全面解除されましたが、コロナ禍の確実な出口に向けての社会経済活動の両立になってもらいたいものです。

さて、調剤薬局チェーン大手のクラフト（さくら薬局の名称でグループで１，０００店舗）が「事業再生ADR申請」のニュースが流れました。

積極的なM＆Aによる借入金の急拡大（有利子負債が１，０００憶円に膨張）による自転車操業がコロナ禍の調剤報酬減で行き詰った。今後は金融機関など債権者の協力を得ながら事業再生していくとのこと。

調剤薬局業界の再編が大手を中心にスピードを増している中で、【むやみな規模の拡大は、必ずしも解決策にはならない！】ことが改めて示されたと思います。

調剤薬局チェーンも、地域ごとの・一軒一軒ごとの強み・収益力がないと、成り立たなくなってきた証左でしょうか。

■今日のテーマは、『物販により会話が増え、本業を補完する！』

３日前の２１日（祝）に愛知県薬剤師会研修会で講演しましたが、ちょうどその翌日に【弊社のお任せ什器】を設置させていただいた調剤薬局の管理薬剤師の先生が、研修会にWEB参加されていたこと、面識のある後輩（名城大学薬学部の）であることが分かりました。

お礼メッセージを送ったところ、「わざわざありがとうございます。ZOOM研修会では、質疑応答以外お顔が見えず残念でした」「すごく狭いお店ですが、患者さんのお役に立てれば嬉しいです。」と返信をいただきました＾＾。

調剤薬局で物販をする意味・目的は、、

★お薬を渡して終わりでなく、物販を介して患者さんとの新たな会話が増え、店舗の居心地向上にも役立つ。

★調剤依存による客数減・単価減を補うことが出来る。　

★高齢者の潜在ニーズが増えている聞こえの相談会の実施により、薬局が提供できる強みが増える。

★地域に認知してもらうことで新規来店客も見込める。

誰か（薬剤師さん、事務員さん）だけが担当ではなく、店舗の皆様全員で取り組んでいく事が、自店の強みになりますし、本業（調剤）の補完にもつながります！

　

令和４年３月２４日（第１０１３号）