こんにちは、天野です。昨日(日曜日)は冷え込みましたね。先週末に金融機関の方と話しましたが、銀行のビジネスモデルが劇的に変わってきていることを改めて実感します。われわれの業界はどうでしょうか、、、?
そんな週明け発売の週刊ダイヤモンドの特集は、「薬剤師、薬局、大淘汰」。
◆薬局6万店を襲う淘汰のメス
◆薬剤師31万人に迫る淘汰の荒波
◆薬学部「淘汰危険度ランキング」
この数年、ビジネス専門誌に定期的にこうした特集がされる様になりましたが、医薬分業の国策に乗って横一線でやってこられた調剤薬局業界が、報酬改定から、処方箋争奪競争・再編の時代に入り、今後さらに拍車がかかってくることは明白です。
■今日のテーマは、『物販で、つながりを作る・深める!②』
年始の今月、数回にわたって【ニッチ戦略】【自店の強み作り】について書いていますが、ニッチ戦略とは、競合他社・他店と戦うことではなく、戦わなくても良いお店独自の魅力を作ること・磨いていくこと。
今後、片道10分商圏(徒歩、自転車、車で)内で、「患者さん・地域住民に選ばれ、単発ではなく、繰り返し利用してもらえる薬局」になるために、【顧客とのつながりを作る】ことがますます重要になります!
特に、ようやく日本にも導入予定のリフィル処方は、顧客・患者さんに更なる選択肢を与えることに。
ドラッグストアの調剤併設店がどんどん増え、ドラッグストアによる調剤額シェアは15%超に(2021年度)。調剤待ちの間に買物が出来る便利性は脅威でもあります。
では、調剤薬局で物販に取り組む目的は何でしょうか?
★物販をすることで、お薬を渡して終わりにならず、商品を介した患者さんとの会話が生まれます・増えます。
★手狭な店舗であっても、待合の椅子から全ての商品が見え、手に取れる陳列を工夫することで、消費行動や処方箋以外の会話が生まれます。
★寒い今ですと、ハンドクリームや入浴剤、乾燥肌対策のスキンケア商品を多めに陳列することで、お客さんが関心を持ったり、購入刺激を受けます(1~2個並べる程度では、残り物の様に見えて売れません!)
★そして、もう一つのキモは、店頭の「居心地の良さ」「スタッフさん雰囲気の良さ」にあります!
令和4年1月24日(第996号)