こんにちは、天野です。冬至が過ぎ、年末にかけて一気に気温が下がりそうですね。
さて、ホームセンター最大手カインズによる東急ハンズ買収のニュースには驚きました。国内市場が成熟から縮小に向かう中で、業界の再編・業界を超えた再編が今後も起きるのでしょうね。。。
さて、2022年度の診療報酬改定において、リフィル処方が導入される方向になりましたが、狭間研至先生が「処方箋の反復利用が薬局経営にもたらす影響」について話されていました。
特に、患者さんの【薬局選びの基準が変わる】のは間違いないところですし、6年前の「患者のための薬局ビジョン」での【対物から対人へ】【門前から、かかりつけ・地域へ】がいよいよ現実味をもって迫ってくる、、と言えます。
患者さん・地域住民の日常生活圏内にあっての、専門性だけでない敷居の低い、コミュニティ薬局が選ばれる様になっていくのは、消費者心理からも想像がつきますね。
■今日のテーマは、『年の瀬に事業環境の転換期を考える!』
今日、銀行の方が来社されて、【銀行も収益が上がらなくなり、再編の時代です】との話になりました。ひと昔前には考えられなかったことですが、長らく確立されてきた銀行の収益モデルが大きく変わったことが最近の相次ぐ買収・合併に。
今後は、金融機関もそれぞれの強み(規模、サービスメニュー、地域密着)を表に打ち出していくことになるのでしょうか。
事業環境が大転換を迎えるのは、①人口減少、②法律・制度の変更、③技術革新が起こる時。と言われますが、まさに!、、、ですね。
思わぬ長期化となったコロナ禍も来年は最終年度(出口)となりそうですが、この間に色々な問題・課題が表面化してきました。
医薬分業のもと、長らく守られてきた調剤薬局のビジネスモデルも大きな転換期を迎えています。上記のリフィル処方についても、何年も前から言われ続けてきたこと。
年の瀬の慌ただしい時ではありますが、【自社・自店を巡る事業環境の変化】、そして【5年後10年後】を考えて、顧客や地域における自店の存在価値を高めることを考えたいですね。
令和3年12月23日(第988号)