こんにちは、天野です。令和3年も師走に入りましたね。少しずつ確実に戻ってきている社会経済活動ですが、このコロナ禍の間に、事業環境の変化が4〜5年前倒しに進んでいることも見逃せません。
総務省は一昨日、経済活動の主な担い手である生産年齢人口(15〜64歳)が5年前から13、9%減ったと公表。人口減少社会では、一人一人の能力を高め、同時に規制緩和で生産性を高めるしかないことが浮き彫りになりました。
◆ビジネスモデルが大きな転換を迫られるのは、①人口減少、②技術革新、③制度・法律が変わる時、、、。
◆技術革新によるコストダウン・生産性向上が求められることは不可避とは言え、機械・AIによって追いまくられる働き方は、心身ともに消耗するので違和感があります。
◆医薬分業については、国の大きな制度設計の上に乗っかってやってこれたわけですが、さらなる調剤報酬改定・枚数制限撤廃・データヘルス改革などが徐々に進展していくことが容易に想像できます。
3年後5年後に向けて備えていくこと、そして顧客にとっての独自性を磨いていくが肝要ですね。
■今日のテーマは、『自社・自店の存在価値を再定義・発信する!②』
上記に続きますが、前回(第981号)でご紹介した日経新聞の「御社の存在価値は何ですか?」に対して、【自社・自店の存在価値を再定義すること】。
そして、【顧客・地域に対して発信していくこと】。
★届け出件数が2,600件を超えた健康サポート薬局。また8月に始まった認定薬局制度についても、大手チェーン薬局を中心に申請件数が増えています。
★届け出の条件のハードルが高いなどの理由がありますが、自店の将来を考えた時に、今の延長だけでいいのでしょうか。
★薬剤師としてだけでなく、薬局全体として、顧客・地域住民にとって【どういう存在】を目指していくか?
愛知県薬剤師会の「健康サポート薬局・研修会A」のまとめ(目指す健康サポート薬局の姿)を3回担当させていただきましたが、、、
【普段の健康に幅広く応じる薬局】【繰り返し繰り返し利用したくなる薬局】【地域住民にとって敷居の低い薬局】という存在に向けて、何に取り組んでいくのか。
ドラッグストア(調剤併設店)とは違う薬局らしさ・魅力を磨いていきましょう。
令和3年12月2日(第982号)