こんにちは、天野です。11月も終わりを迎え、朝晩は冷え込みが本当に強くなりましたね。
昨日(日)は、第54回・東海薬剤師学術大会(ウインクあいち)のお手伝いでした。2年ぶりのリアル開催は特別講演とポスター展示が中心で、弊社も毎年参加していた企業ブースはまだでしたが、こうした流れが続く様になって欲しいですね。
さて、昨日の特別講演で関心が高かったのは、「次期調剤報酬改定について」と、「時代変化に対応する、これからの薬剤師の役割」。
◆医薬分業率が7割を超え、患者は保険薬局を利用する機会が格段に増えているにもかかわらず、薬局薬剤師への期待が高まらないのはなぜなのか。
◆その原因は、薬局薬剤師がどんな専門性を持ち、何ができるのか・何が提供できるのかの「役割」と「存在意義」が理解されていないから。
◆改正薬機法を受け、これまで以上に患者さん目線に立って、危機感を持って薬剤師の役割を見える化することが必要!......など、耳が痛い指摘がありましたが、【これからの薬局像・薬剤師像】を考える機会に。
■今日のテーマは、『自社・自店の存在価値を再定義・発信する!』
上記にも関連しますが、、今朝の日経新聞の一面は、「御社の存在意義は何ですか!?」
国内完結型の業界にとっては、4年後に迫った「2025年問題(団塊の世代が75歳以上の後期高齢者になる)」、その10年後に迫る「2035年問題(総人口の1/3が高齢者になる)」は、【決まっている将来(人口減少・少子超高齢社会)!】。
★5年後10年後を見据えて、「自社・自店の存在意義」をどう定義するのか?...【再定義】。
★その存在価値の為に、何に取り組むのか(集中するのか)?...【真の意味での他社他店との差別化】。
★他社他店との違い(おススメする商品・サービスによるメリット・共感してもらう価値)を、どうお客さま・地域住民の方に伝えていくのか?...【発信・見える化】。
大手との体力消耗戦に陥らず、悲観論に振り回されず、自社・自店ならではの強みを試行錯誤しながら構築していきましょう!
令和3年11月29日(第981号)