こんにちは、天野です。11月に入りました(今年もあと2ヶ月)。昨日は、愛知県薬剤師会の【健康サポート薬局研修会AとB】があり、研修会Aのまとめ「私たちの目指す健康サポート薬局の姿」の講師と、Bの閉会挨拶をさせていただきました。
健康サポートの取得件数は、6月末時点でまだ2608件ですが、地域連携薬局と共に、健康サポート薬局基準を満たしていくことは【地域に根差した健康のハブ的存在】【選ばれる薬局】になっていくには重要。
さて、コロンビア大学のシーナ・アイエンガー教授は、ベストセラー「選択の科学」で、20年以上の実験と研究で選択の力を証明していますが、その一つが、単純接触効果【ザイオンス効果】。
★同じ人やモノに接する機会が増えれば増えるほど、その人やモノに好印象を持つようになる心理現象。
★最初は気に留めなかったテレビCMを何度も見ているうちに、好感を抱くようになる。
★顧客との接触回数を増やすことで好印象を持ってもらえる。...実験によると、接触回数のピークは10回で、10回の接触のうちに顧客との関係づくりをすると良いとのこと(もちろん、その顧客に関心をもつ姿勢があってこそ!)。
■今日のテーマは、『仕組みで狙って売る+単純接触効果!』
上記の【単純接触効果(ザイオンス効果)】は、われわれの消費行動においてもよく見られますね。
実際、店頭においても、目立った陳列がしてあったり、POPや手書きボードがあると足をとめたりしますし、1回めでは反応しなくても、何度も目にするうちに、関心を持ったり、購入したり、試したりすることはよくあります。
先月、「仕組みで売る!」「狙って売る!」という考え方に基づいての【薬用入浴剤オンセンスの山積み陳列】を何回かご紹介しました。
★山積み陳列により目立つと共に、おススメ感が出せる。
★こうしたことを定期的にやると、お客さんは飽きない。
★一定期間やることにより、リピート購入にも繋がりやすい。
今日の朝礼で、M君担当先で10缶以上山積みしてある調剤薬局さまで、1ケース(10缶)買いのお客様がいらっしゃった!...とのビックリ事例報告がありました。
令和3年11月1日(第973号)